平成30年11月分


11月28日(水) 本山御正忌御満座に楽僧として出仕。ことしの坂東曲は
  よくそろっていた。ただ音の高さは結願双調といわれるのに、そこまでは
  あがらなかった。いろいろな要因があったのだろうが、ちょっと寂しい。

11月26日(月) 夜 地域の会合。トップの連長さんはちょっと体調がよろしく
  なさそうだったが、議事をしっかりと進行されていた。こういう役職は
  誰にでも勤まるということでもなく、どうしても同じ人に負担がかかってしまう
  のだが、もう少し地域の仕事を減らしていかないと役職の成り手がいなくなる。

11月24日(土) 組内最後の報恩講。寄せていただいたら4名の方がご都合で
  欠席ということで内陣の出仕は3人。御代前は1人だったので3人分の声を
  出さないとと、昨日の続きでほぼフルボリューム。しかし外陣とちがって内陣は
  向かい側の声が聞こえにくいので、ちょっとブレーキを踏みつつになったが、
  報恩講らしいお勤めにはなったと思う。

11月23日(金) 報恩講の助音の今年最後の参勤。本山クラスの高い声は
  出せないが、末寺で心地よく聞いていただける高さと音量は出せているかなと
  勝手に思っている。昨年は体調を崩しておられた坊守さんがだいぶ元に戻られて
  おられたのがなによりうれしかった。

11月22日(木) 本山御正忌に出仕。今日は主管が当たっていたので緊張したが
  なんとか大きなミスはなくできた。ご門首のお身体の調子がお悪く、途中からご出仕
  になられたが、ご高齢になられて大きな法要に出られるのは大変だ。後堂出仕
  という形をとられてもよかったのでは。

11月21日(水) 本山御正忌に楽僧として出仕。初日の句淘は異常に高かった。
  始めが高かったので、これで最後の方の音の上がるところはどうなるのかと思ったら
  案の定、ほとんどの人が裏声になって、女性コーラスのように聞こえた。まあ
  本山だからそれもよしなんだろう。夜 親鸞交流館での公開講演会「命に寄り添う」
  という講題で関学の先生がお話されたが、御自身神経のご病気で全身まひという
  症状になられた経験から、御病気の方に寄り添うとはどういうことかというお話をされた。
  ご自身がクリスチャンで話の合間に「主のおたすけ」やら「天国」やらご本山の横で
  教会で牧師さんのお話を聞いているような気分になった。

11月19日(月) 毎年自坊の報恩講に楽僧として来ていただいているお寺に、楽僧
  として参勤。出仕するとき、楽器を温める電熱のコンロだけ持って出て肝心の楽器を
  持って出るのを忘れた。すぐにとりに戻ったので事なきを得たが、こんな失態をするとは
  自分でも情けない。すぐ年齢のせいにしてしまうが、気を引き締めないといけないのも事実。

11月18日(日) 青草人の会。歎異抄第七章「念仏者は無碍の一道なり。」のところ。
  無碍の一道を、清沢師の「我 他力の救済を念ずるとき 我 世に処する道開け」
  という教えといただき、「わが信念」とか師の信仰の確かさをたどりつつ、曇鸞大師の
  「無碍」は生死即涅槃というお教えから明らかにされる仏教の根本課題の解決を
  この一行の教えにすべてが込められているという話に。

11月17日(土) 朝 子育てサロン。最近いつも来ていただく1歳十か月のお子さん
  とご両親、それから2歳のお嬢さんとお母さんが来ていただいた。小さい子供さんは
  ひと月の間に大きく成長されている。子供は世の宝というがまさにその通りで、地域
  あるいは国全体で守り育てていかないといけない。

11月16日(金) 夜 楽の練習。笙のリードの洗いをお願いしてあったのができて
  いて、信じられないほど軽く音が出た。ありがたいことだ。練習では伽陀の附物の
  練習で十二淘の「直入」をしていただいたが、ある程度の高さで、この淘の多い
  伽陀を3回声を出したら、最後は声がへばってしまった。もう本山に助音で参勤
  するのは無理だ。

11月10日(土) 夜 地域の方々との宴会。地元で以前は老舗の和菓子屋さん
  だったところが居酒屋になり、そこが会場。この地域も次第に古くからのお店が
  居酒屋さんやイタ飯屋に変わっていく。時代の流れと言えばそれまでだが、
  その移り変わりがどんどん加速しているように思える。 

11月 5 日(月) 東京に行くのに新幹線に乗ったが、月曜日は本数が少ない
  ようで、いつも自由席で行くのだが、新大阪からでもかなり混んでいて、京都
  や名古屋から乗った方は立っておられる人もあった。東海道新幹線は本数が
  多いが曜日によっては気を付けないと。

11月 4 日(日) 阪神高速の堺線が工事で通行止め。この日堺の方に行く
  予定だったので、湾岸線回りで向かったが、時間的にはいつもとそんなに
  かわらなかった。ナビゲーションが教えてくれるので助かる。ときどきおかしな
  道を行くときもあるが、初めて行く道の場合は心強い。

11月 3 日(土) 報恩講の助音のお手伝い。いつも午後のお勤めのあと、
  坊守さま手作りの御馳走をご講師の先生といただくのが楽しみ。今回は
  講師の先生が葬儀があるということでいったんお帰りになって、私とご住職
  でいただいた。なにか悪いような気もしたが遠慮なく頂戴した。

11月 2 日(金) 夜 楽の練習。ちょっと「七」の音が出にくいと言っていたら、
  同じ楽器の方が、リード(舌)を洗ってあげましょうと言っていただいた。ありがたい
  ことだ。御正忌前の忙しい時にそういう風に言っていただけるとうれしいことだ。
  もう細かい作業は自分ではとても無理で業者に出そうかと思っていたところで
  親切なお申し出に感謝。