永坂石(土+隶)
弘化2年名古屋生まれ。本名周二。医師の家柄で石隶も 東京へ出て医師となった。森春濤に漢詩を習い、漢詩人 として一家を成した。書家としても名を馳せ、その書風は 「石?流」とも称せられる。老後には名古屋へ帰り、文人 として詩書画を楽しんだ。大正13年歿、80歳。