大阪四不動霊場


大阪の四不動さんは、東・西・南・北
   
     幸(四合わせ)の不動さんであります

大阪四不動霊場は、大阪市内・東西南北に有り、地下鉄・環状線で気軽にお参り出来る霊場です。
巡拝時間は、約3時間〜4時間でゆっくりお参りできます。
毎月、28日「大阪四不動奉賛会」巡拝されております。




大阪東方不動尊  させん堂不動寺 無動尊

縁起

当寺は真言宗勧修寺宮門跡の末寺である。豊臣秀吉が大阪城を築城した時、生玉神社を現在の場所に移した為、古くから其の地にあつた不動堂は取り毀しの悪運に会った。
慶長7年、前播州大主の「九竜院殿元公大居士」が大施主になり、僧の宗亮が東成群木戸村に不動寺を建立し、再び不動明王の法灯を点じたが、その後度々水害に見舞われたので、宝暦9年5月28日現在の場所に移転した。
江戸時代には広く信者を集め、参詣者の列も途絶えることが中ツタが、明治維新の際、廃仏毀釈の難に遇い、往時の賑わいは殆ど其の面影を失った。
語呂合わせの洒落(他口)が好きだった昔の人がよく用いた言葉に、江戸では「恐れ入谷の鬼子母神」大阪では「ドッコイそうはさせん堂不動さん」があり、古くから数々の霊験あらたかなので有名である。

護摩厳修日  毎月28日

住所 536−0021  大阪府大阪市城東区諏訪2−13−5  電話06−6961−6905

交通 1.市バス諏訪神社前下車北へ徒歩5分
    2.JR片町線放出駅下車徒歩約10分
    3.地下鉄中央線深江駅下車徒歩約20分




大阪南方不動尊  夕陽丘 太平寺  北山不動尊

縁起

太平寺はその昔、真言宗に属し龍翔寺と称したが、寛文年間、加賀の国「大乗寺」の僧が荒れた伽藍を復興して曹洞宗とし護国山太平寺と改称した。
元禄の頃、当時海内随一の名医北山寿安は、その生存中大名や富有な商人達の治療と共に貧者の治療と救済にも力を盡した。
併し自己のなきあと貧者の困窮するのを憂えて等身の不動尊を刻み、元禄14年3月3日、萬民の心願成就を祈念して其の石像の下に生きながら定に入り、同月15日その鉦の音が途絶えたと伝えられている。
以後、霊験あらたかなお不動さんとして参詣者の線香の煙が絶えることなく、「攝津名所絵図」や「攝津名所図絵大成」等にもその名を留めている。
後世、講談や浪曲で有名な藪井玄意は北山寿安をモデルにしたものである。

護摩厳修日  毎月21日


住所 543−0075 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町1−1  電話06−6779−9133

交通 地下鉄谷町線四天王寺前(夕陽丘)駅下車北西出口すぐ



大阪西方不動尊  築港高野山 釋迦院  一願不動明王


縁起

真言宗の祖師弘法大師は、桓武天皇の勅命により、延暦23年5月12日御年31才で真言密教研究のため、遣唐大使藤原葛野麻呂等一行と攝津の國難波津(大阪)から乗船、唐へ留学されました。
当築港高野山釋迦院は、日本文化の母である弘法大師の偉大な高思と御遺徳を偲んで「弘法大師入唐求法解纜の御遺跡」を顕彰し伽藍を建立、弘法大師の法灯を高揚し鎮護国家済世利人市民信仰の道場として明治43年、7,500坪を大阪市より借地、河内国弘川寺塔中の釋迦院の寺号を移し創建され境内には四国八十八ケ所霊場・西国・坂東・秩父百観音霊場の他多数の諸堂あり、東の四天王寺、西の築港高野山と言われ由緒深い大伽藍の寺でありました。
然し昭和20年6月1日の大阪大空襲のため全焼、終戦後は天保山運河高野堀(高野山に因んで名付ける)拡張の為現在の地へ移り、境内地も以前の15分の1に縮小され現在に至つております。

護摩厳修日  毎月21日 午後1時半 (日護摩毎朝8時)

柴灯大護摩  毎年1月28日 午前11時 厄除け善哉接待有ります。
                                                           

                           
                                      
住所 552−0021 大阪府大阪市港区築港1−13−3   電話06−6571−5710

交通 地下鉄中央線大阪港駅下車E番出口徒歩約3分




大阪北方不動尊    福島了徳院 大聖不動明王


縁起

如意山、了徳院は、東寺真言宗、準別格本山の寺格を有し、江戸時代伏見宮家御祈願所として、御紋「桔梗に十六菊花」をお許し賜つております。俗に福島(旧浦江)の聖天さんとして、多数の信仰を集めておりました。
高田屋嘉兵衛、水野南北、当山を信心のこと、安政年間の霊験記に誌されております。
又、元禄年間、俳聖芭蕉翁、当山の「かきつばたの花」をめでて、「かきつばた、語るも、旅のひとり哉」の句を詠み、句碑が境内に現存しております。
当山の大聖不動明尊は「陽気の発するところ、金石亦透る。精神一到、何ごとか成らざん」即ち、至誠通天、熱誠不動尊として霊験あらたかなりと信仰を集めてきました。
しかし、寺院創建時の旧記等往昔の洪水で流失、その後大東亜戦争で全焼々失し、詳しくは判明し難いが、往昔の七堂伽藍復元されつつ有ります。

護摩厳修日  毎月28日

毎年4月 第一日曜日 大阪三郷講中により、「柴灯大護摩」厳修されます。

住所 553−0002   大阪府大阪市福島区鷺洲2−14−1   電話06−6451−7193

交通 1.環状線・福島駅下車聖天通り商店街東約200m
    2.市バス福島西通り下車徒歩約7分


  

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