木の豆知識

ヒノキ科に属する日本特産の常緑高木
樹高30〜40m胸高直径1〜2mになる。
分布は北は福島県から南は九州の屋久島にわたり、中部地方の木曽・飛騨方面、静岡県、紀伊半島、高知県等の山地にはりっぱな天然林がみられ、特に木曽地方では秋田のスギ林、青森のヒバ林と共に日本三大美林と呼ばれる。
材質が緻密で狂いを生ずることが少なく中庸のかたさを持ち、加工しやすく耐久性が強く色調、光沢、芳香とあいまって建築材として最も賞用され、特に木曽地方は古来良質の材を出すので知られ尾州物として特に高価である。
伊勢神宮の20年毎の造堂には古来特に、木曽からの良質の材を選定して用いている。神社建築にはなくてはならないものである。
世界大百科事典より

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