マルカ(屋号)寸法の測り方 |
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(これで完璧あなたも畳屋さん)
部屋の寸法は設計図では普通 正4角形になっていますが柱や鉄骨を組立てる時のミスや材木の水分量による
膨らみや反りにより正4角形にはなっていません そこで採寸が必要になりますが近年ではレーザー寸取り機や
十字定規などが出てきましたので採寸は大変簡単になりました
しかし当畳店では大変貧乏なので当畳店伝来の糸と縁引きと寸法差しによる方法をつかっています
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辺AB=ACの2等辺三角形です 辺BCを2等分(BD=CD)するところに その線が交わるところをDとすると ADCは直角になります カネテが出ると畳ができます |
六畳間の場合
l まずE点からF点に糸を張ります。畳の幅が決まります
l EFの線にAGの線がD点で直角に交われば畳は作れます
l D点にレーザー寸取機・十字定規を置くと簡単ですが
l EF線上にBからC(赤線)に幅差しを置きます
l A点からD点に向けて糸で垂線(直角に交わる線)を探ります
l 幅差しの5寸ごとの基準メモリを目視で、だいたいD点に合わせ
l D点からだいたい1尺地点B・CにAから糸を引き、Dを探ります
ピンク矢印のようにAB・ACと交互に振りながら
まず糸をABに振ります、次にC点に振りますと基準メモリより
大きくなったり、小さくなったりしますので、幅差しをEF間に張ってある
糸に沿って左右に動かします(たとえばC点で2分大きいと反対方向に
1分動かします、目視を最大限に活用してください)
l ABとACの長さが一緒でB点とC点がD点から1尺の基準メモリ
と交われば、D点基準メモリ上でA点からの糸は直角になります
l
最後に、糸をだいたいG点に張り、基準点Dが通るように
赤い矢印のように左右にG点を動かします
注意すること
EF上の糸と幅差しは並行になるように(沿うように)気を付けてください
そうでなければ畳にシミズが出来ます
慣れるまで何度か失敗して敷き込むとシミズがでますよ
寸法を測って寸取完了