釣果で楽しむ
食卓

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「旬な釣魚の料理塾」から企画を刷新、「釣果で楽しむ家庭の食卓」が新しく始まった。数少ない?釣果を、家庭で楽しむためのヒントになれば。
さて、今回はシーズンに突入したグレ釣り。ところが強烈な寒波の襲来で予定通り?釣果は散々。33cmのグレ1尾とカワハギが3尾だった。帰りの車中、どう料理しようか考えながら眠気も吹っ飛ぶというもの。  取材/編集部<しま>
2005年12月中・三重県二木島のグレ釣り
釣果:口太グレ33cm1尾、カワハギ18〜25cm3尾
料理:グレサラダ、グレのバター焼き、カワハギの刺身、カワハギの煮付け
釣行翌日、さっそく下ごしらえから。グレはウロコを取り、頭を落として三枚に下ろす。
カワハギはアゴの下の皮一枚を残し、口先を切る(A)。残した皮をゆっくり引っ張ると(B)、片面の皮が剥がれる。裏面もきれいに剥ぎ取ることができる。後は肝を潰さないように取り出す。25cmは刺身にするので頭を落として肝を取り出し身は三枚に下ろしておく。
残り2尾は煮付けにするので頭を落とさず内蔵を取り出す。

がまかつ釣〜るBOOKより

釣果によるグレサラダ、グレのバター焼き、カワハギの刺身、カワハギの煮付け

カワハギの刺身
 材料:カワハギ1尾、カワハギの肝、大葉数枚

 ガーゼを使って肝を裏ごしする(E)。三枚に下ろしたカワハギの身を刺身に。大葉を敷いた皿に盛りつけ完成。醤油と肝を和え刺身につけて食す。
グレのバター焼き
材料:グレ片身、ミニトマト数個、バター適量、塩、胡椒少々

 三枚に下ろしたグレの中骨を皮を切ってしまわないように取り除き、適当な大きさにカット。塩胡椒で下味を付ける。フライパンにバターを入れて温め、グレの切り身を乗せて焼く。ミニトマトを添えて飾り付け完成。
カワハギの煮付け
材料:カワハギ2尾と残りの頭、大根とニンジンの薄切り数枚、水50cc、酒30cc、醤油20cc、砂糖大さじ3杯、粉末の出し汁のもと少々、みりんと塩を少々

 鍋に出し汁の材料を入れ、一煮立ちさせる。煮立てばカワハギを入れる。最後に湯がいた大根とニンジンを入れて煮付ければ完成。
グレサラダ
材料:グレ片身、タマネギ4分の1個、大葉数枚、刻みネギ適量
 
三枚に下ろしたグレを、皮を残したまま節取りし中骨を取り除く。串に刺し炙る(C)。串がなければ網でもOKだが焼きすぎないように。皮側をしっかり、身をサッと炙れば氷水につける。(D)。皿に大葉を敷き、スライスしてさらしておいたタマネギを敷き詰める。水気をしっかり取って薄切りにしたグレの身を並べる。上から刻みネギを好みでかぶせて完成。小皿に取り、好みでポン酢やドレッシングをかけて食す。