釣果で楽しむ
食卓

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明石海峡の乗合船は潮回りによって狙いを変える。大潮回りならメバル、小潮回りならガシラがメインだ。釣行当日は小潮回りでガシラが主役。ところが潮の動きがおかしく苦戦。何とか9尾確保することができた。メバルも少し狙ったがこちらは1尾とさみしい釣果だった。だが家族3人なら十分。釣行当日の夕食にガシラ6尾とメバル1尾で魚づくし。残りのガシラ3尾は翌日にいただいた。
                                     取材/編集部
2006年2月下旬・兵庫県須磨から明石海峡へ出船し根魚釣り
釣果:ガシラ16〜23cm9尾、メバル22cm1尾@
料理:ガシラの煮付け、唐揚げ、刺身、メバルの塩焼き
 下ごしらえはウロコを取り(A)、腹を裂いて内臓を出す(B)だけ。刺身にする分だけ三枚に下ろすが、それ以外は簡単、楽チンなのがうれしい。とはいっても特にガシラはけっこうウロコが細かく、ヒレの周辺などは取り残しやすい。包丁でていねいに取り除くこと。終われば煮付けや塩焼き用には飾り包丁を入れておく。(C)これで皮がはじけてむけず、きれいに仕上がる。

がまかつ釣〜るBOOKより

釣果によるガシラの煮付け、ガシラの唐揚げ、ガシラの刺身、メバルの塩焼き

 ●ガシラの煮付け
 材料:ガシラ2尾、水150cc、酒150cc、砂糖大さじ3杯、薄口醤油大さじ1杯、濃口醤油大さじ半杯、粉末の出汁のもと少々、生姜少々
 水、酒、砂糖、薄口醤油、濃口醤油。粉末の出汁のもとを鍋でまぜる。一度煮立たせガシラと生姜を入れる(D)。アルミホイルで作った落としぶたをしてある程度煮る(6)。落としぶたを取り、出汁をガシラに何度かかける。もう一度落としぶたをして煮立たせば終了。
 ●メバルの塩焼き
 材料:メバル1尾、レモン1切れ
 メバルの体全体に軽く塩を振り、ヒレは焦げないように化粧塩をする。後は焼くだけ(F)。何度も裏返さず、片面をじっくり焼き上げること。レモンを添えれば完成。
 ●ガシラの唐揚げ
 材料:ガシラ2尾、キャベツ少々、片栗粉適量、潮少々、胡椒少々

 ガシラに軽く塩と胡椒をふり下味を付ける。全体に片栗粉を軽く付ける。サラダ油で揚げればOK(8)。千切りにしたキャベツと盛りつけ、レモンを添える。

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 ●ガシラの刺身
 材料:ガシラ2尾、大根少々
 大根を千切りにして水にさらしておく。三枚に下ろしたガシラの皮を取り、中骨も取って節取りする。薄切りにして大根の千切りと盛りつける。