釣果で楽しむ
食卓

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がまかつ釣〜るBOOKより

 アオリイカが釣れ出したという話を聞き淡路島へ。都志や由良でしゃくりにしゃくったが思いのほか反応が鈍かった。移動また移動で島内を走り回り、何とか5ハイだけ確保することができた。小イカの姿もほとんど見えず、すれ違うエギンガーは誰もが首をかしげる、絶不調の日だったようだ。それでも、家族3人で楽しむには5ハイあればまずまず。4品を作り、夕食でしっかり味わうことができた。
2006年8月下旬・淡路島の波止でアオリイカ狙いのエギング
釣果:アオリイカ胴長12〜15cm5ハイ
料理:アオリイカの刺身、天ぷら、黄金焼き、ゲソの塩焼き
 下ごしらえはまずきれいに洗って墨を落とす。最初の包丁は縦に入れ(@)、指で胴体を開く(A)。目の部分を持って内臓を引き出し(B)、水洗いする。胴の部分の皮を横から剥がす。(C)。えんぺらも同じように指で剥がすことができる。頭は縦に包丁を入れ(D)、目と口を取り除く。これで胴の身とえんぺら、ゲソに分かれ、下ごしらえ終了。
 ●アオリイカの天ぷら
 材料:アオリイカの胴2ハイ分レモン4分の1個、小麦粉適量、卵1個、塩少々、水適量
 小麦粉に卵を落として溶き、塩を少し入れて味を調える。水を少しずつ足し、ドロッとするぐらいの硬さの衣を作る。半分に切った身に小麦粉を振ってはたき、衣を付けてサラダ油で揚げる。身が薄い小型はあまり長く揚げなくてよい。カットしたレモンを添えて盛り付ける。
 ●ゲソの塩焼き
 材料:ゲソ5ハイ分、えんぺら5ハイ分、レモン4分の1個、塩少々、胡椒少々
 フライパンにサラダ油を少しだけ落とし、ゲソとえんぺらを焼く。フライパンに入れると同時に塩と胡椒を振って味を付ける。盛りつけはレモンを添えればOKだ。
 ●アオリイカの黄金焼き
 材料:アオリイカの胴1ハイ分卵黄1個分、塩少々、胡椒少々、大葉数枚
 身の外側に飾り包丁を入れ、胴を縦に切って半分にする。飾り包丁を入れた側に塩と胡椒を軽く振り、溶いた卵黄をはけやスプーンで塗る。卵を塗っていない側から焼く。裏返して軽く火を通し、再び卵の面を上にする。もう1度卵黄を塗り、さっと炙る。大葉を敷き、皿に盛れば出来上がり。
釣果によるアオリイカの刺身、天ぷら、黄金焼き、ゲソの塩焼き
アオリイカの刺身 材料:アオリイカの胴2ハイ分
、                    大葉数枚

 胴を縦に切って半分にし、1cmぐらいの幅で切る。皿に大葉を敷き、盛り付ければ完成