釣果で楽しむ
食卓

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がまかつ釣〜るBOOKより

 春告げ魚、メバル。この時期の大阪湾では乗合船の最大のターゲットだ。釣行当日は午後3時出船で8時過ぎまでの釣り、淡路島沖から神戸空港を探った。取材当日は食いが渋く、すっかり暗くなってからようやくアタリが出だし、メバルは小型を除き8尾の釣果。翌日に3尾とガシラを1尾を使って和風を意識して4品を作った。残りはさらに翌日においしくいただいた。      取材/編集部

2007年3月上旬・大阪府泉佐野から大阪湾へ出船しメバル釣り
釣果:メバル20〜24cm8尾、ガシラ18cm1尾
料理:メバルの刺身、メバルの煮付け、メバルの大葉包み揚げ、ガシラの味噌汁

 下ごしらえはメバルガシラともウロコを取り、腹を裂いて内臓を出す。刺身と大葉包み揚げ用は三枚に下ろす。片身の背側から包丁を入れ(@)、腹骨を断つところまで切る。次は腹側から背骨まで切り(A)、最後に尾ビレの付け根を切り離す。(B)と片身が取れる。裏側も同様にすればOK。下ろせれば腹骨を取り除く(C)。包み揚げ用は中骨を抜き取り(D)、皮を取る(E)。刺身用は皮を取り、中骨を取り除いて節取りしておく。煮付け用は腹を出した後、飾り包丁を入れておく。味噌汁用は半分に切る。
釣果によるメバルの刺身、メバルの煮付け、
 メバルの大葉包み揚げ、ガシラの味噌汁
メバルの刺身
材料:メバル1尾、大根少々、めじそ少々、大葉数枚
 節取りしたメバルの身を薄く切る。大根のケンと大葉、めじそと盛り付け完成。
●メバルの大葉包み揚げ
材料:メバル1尾、大葉数枚、レモン少々、塩、胡椒、天ぷら粉
 皮を取ったメバルの身を大葉で包める程度の適当な大きさに切る。塩、胡椒で身に下味をつける。大葉で巻いて爪楊枝で止める(F)。天ぷら粉を表面に付け、水で溶いた天ぷら粉にくぐらせて油で揚げる(G)。レモンを添えて出来上がり。レモンでなく天つゆで食べてもおいしい。
●メバルの煮付け
材料:メバル1尾、水100cc、酒50cc、砂糖大さじ2杯、薄口醤油大さじ1杯。濃口醤油大さじ半杯、粉末の出汁のもと少々、生姜少々
 粉末の出汁のもと少々、生姜少々、水、砂糖、薄口醤油、濃口醤油、を鍋でまぜる。一度煮立たせメバルと生姜を入れる。小さい鍋で煮るときは尾ビレをアルミホイルで包むとひっつかなくてよい。アルミホイルで作った落としぶたをする。ある程度煮れば出汁をかけて再び落としぶたをし、煮立たせればOK.針生姜と盛りつける。
ガシラの味噌汁
材料:ガシラ1尾、合わせ味噌適量、水適量、粉末の出汁のもと少々、木の芽少々
 水と合わせ味噌を鍋で溶き、粉末の出汁のもとを加える。一度煮立たせ,半分に切ったガシラを入れる。煮立たせれば終了。木の芽を添えて盛りつける。