釣果で楽しむ
食卓

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がまかつ釣〜るBOOKより

 大阪湾で好期を迎えたタチウオ、神戸沖や淡路沖などで好調に釣れていた。取材日はアタリはあるものの、なかなか鈎掛かりしなかった。食いが渋いというより、活性が高すぎて一撃でエサのイワシを取られるような状態。それでも何とか合わせるタイミングを見つけ、7尾キープ。型は80cm台が中心で、1尾だけ110cmの大型がまじった。幅にして指5本強。申し分なしのサイズだ。                  取材/編集部

2007年10月下旬・大阪湾神戸沖でタチウオ釣り
釣果:タチウオ70〜110cm7尾
料理:タチウオの刺し身、塩焼き、煮付け、天ぷら
タチウオの塩焼き
材料:タチウオ数切れ
レモン4分の1カット、塩適量

 カットした身全体に塩を振りかけ、こんがり焼き上げる(E)。レモンを添えて出来上がり。
 タチウオは銀色に輝く皮が傷つくと、味は変わらなくても見た目が悪くなる。それを防ぐため、クーラーには氷と海水を入れ、塩氷で持ち帰った(@)。下ごしらえは簡単。表面を水洗いした後、頭を落とす(A)。次に適当な大きさにカットし(B)、内臓を指で引抜いて取り出し、水洗いする。卵を持っていれば内臓を取り出すときに、慎重に引き抜こう。これで下ごしらえ完了。
タチウオの刺し身
材料:タチウオ数切れ、大葉数枚、キャベツ少々
 切り身を三枚に下ろす(C)。出刃包丁で下ろしづらければ、刺し身包丁や小型のナイフなどを使うとやりやすい。下ろし終えれば皮をはぐ(D)。タチウオの皮は切れやすいので焦らずていねいに。下ろし終えれば、中骨があれば取り除き、適当な大きさに切る。千切りにしたキャベツと大葉とで盛り付ければ完成。.
タチウオの天ぷら
材料:タチウオ数切れ、大葉数枚、キャベツ少々、レモン4分の1カット、天ぷら粉少々
 カットした身に大葉を巻き、天ぷら粉を軽く振りかける(G)。水で溶いた天ぷら粉を付け、 170〜 180度の油で揚げる(H)。千切りにしたキャベツと大葉とで盛り付ける。食べるときは天つゆに付けても塩を振りかけてもOK。
タチウオの煮付け
材料:タチウオ数切れ、刻みショウガ、醤油、味醂、砂糖、塩、粉末の出汁の元少々。
 鍋で水、醤油、味醂、砂糖、塩、粉末の出汁の元を溶く。一煮立ちさせ、カットした身と刻みショウガを入れる(F)。落としブタをし、時々出汁をかけて煮付ける。皿に盛れば終了。今回は卵もあったので、一緒に煮付けた。
釣果によるタチウオの刺し身、塩焼き、煮付け、天ぷら