うなぎの生息
日本から南に2000キロ離れた、マリアナ諸島付近そこで生まれた
幼生、レプトケファレス(1.2〜6ミリで柳の葉のような薄い体を している)
は海流に流され約6ヶ月かけて日本・アジア諸国の沿岸
までやってきます。
うなぎはマリアナ諸島で産卵しているのは解っていますが正確な産卵場所、
移動する深さなどまだまだ解明されていません。レプトケファレスが沿岸の
川に上るようになると、体長も
5〜6cmぐらいになり、シラスうなぎと
呼ばれます。
それを捕獲し、全国各地の養殖業者が池に入れ育てます。
シラス→黒仔(ビリ→養中)→養太となり、体長も24〜25cm
重さも150〜160gになります。
通常のうなぎ屋さんは、一年越しの体長30〜40cm重さ200〜250gの
うなぎを使っています。
うなぎの栄養価 
      うなぎはきわめて栄養価が高くバランスに富んだ食品です
ビタミンA…視覚障害・ニキビ・肌荒れの予防に効果。
ビタミンB…不足すると脚気・脳貧血・立ち眩みの症状 食欲減退 
      消化不良を起こしやすく、神経の働きも鈍らせ疲労感を強め、
      記憶力の低下を招きます。また、炭水化物の代謝をスムーズ
      に体調を整えます。

ビタミンB2…発育に欠かせない栄養素です。
ビタミンE…細胞の老化を防ぎ、ホルモンのバランスをコントロール
       します。 美容効果も期待できます。
ビタミンD…うなぎの肝に多く含まれています。カルシウムとリンの
       吸収を良くします。  
ビタミンB12…神経疾患・糖尿病の治療薬に使われています。
ビタミンB6…不足すると皮膚炎。貧血・無視派になりやすい
カルシウム…歯や骨を丈夫にします。
…増血作用があります。貧血になったり、疲れやすく、
   忘れっぽくなれば鉄分の不足です。
亜鉛…不足すると味覚障害・前立腺肥大(男性)の原因になります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)…脳の働きを良くする栄養素で常になくては
                  なりません。
EPA(エイコサペンタエン酸)…脳梗塞、心筋梗塞といった血管の予防に
                   非常に効力があります。コレステロール、
                   中性脂肪を減らす働きがあります。
      DHA・EPA常温では固まらない性質を持っているため
         血管の流れを良くしいろいろな病気の予防をします。
         
うなぎは上記のように栄養素の固まりです。
土 用 丑 
暦の中で、一年に4回土用があります。夏の土用の期間(約18日間)
に12支の日があります。その丑の日を土用丑と云います。
そもそもこの習慣は、江戸時代 江戸のうなぎ屋さんの頼みで
かの 平賀源内が「本日土用の丑の日 夏バテ予防にはうなぎ」と
達筆で大書きし店頭に掲げたところ大評判になり、他の店も真似をし
それが伝承され、現在も引き継がれているとの事です。
土用丑には、いろいろ諸説もあります。
うなぎ屋さんのつぶやき 
うなぎのお刺身とかあらいを食べられたことがありますか?
うなぎの生は渋くて、いがくて口の中がしびれます。
うなぎ の血液の中に、イクシオトキシン云う物質が含まれているからです。

最近、よく うなぎに山椒といわれていますが、昔から関西地方は そのような習慣がありませんでした。今はテレビとか新聞でグルメ情報 が、いっぱい入ってきます。全国の味が入り乱れているようです。
私も料理界に入ってもう40年たちます。遊んだとき、一生懸命仕事に
 
打ち込んだとき いろいろですが 

一度 誰が食べても美味しいと云われるような
うなぎ料理を作ろうと頑張りました。そして悩みました。

丁度、タバコがきれて自動販売機に買いに行ったとき、煙を吸うだけの
タバコにもこんなに沢山の嗜好が有るんだと感じたのです。
まして、
食べ物になると、素材、仕事、地方、季節、環境それぞれ違った中に
気の遠くなるような嗜好が有るんだと身にしみて感じました。それ以降
自分で精一杯努力して 料理して 美味しい、まずい はお客様にお任せ
しょうと思っております。

これからも最高級の素材を探し出来るだけ多くのお客様に喜んでもらえる
よう努力していきます。

お近くにお越しの折りは ぜひご賞味にお立ち寄りください。
このホームページを作るにあたり、いろいろな方のホームページを
参考に使わせていただきました。ここに厚く御礼申し上げます。