気仙沼市では気仙沼プラザホテルの堺丈明支配人から震災当時の状況の説明を受けました。
当地は地震そのものの被害に加え、津波・火災・地盤沈下によって大きな被害を受けました。
市内に本社を置く1061社のうち、717社(68%)が津波によって浸水。8571人が職を奪われた。
「被災した人々は1年の終わり、始まりは3・11からと考える人が多い」と話す。
津波は計7回到達し、ホテルの1F部分の浸水まで5分間だったといいます。甚大な被害だったが、それでも気仙沼の入り口の大島に波が当たり、津波の勢いが弱くなった。観光地・松島もだが、地形によって被害は大きく変わる状況という。市内は停電、信号も壊れ、避難する車でパニック状態になった。
たくさんの方々が亡くなった体育館では波で押し上げられた天井の棒にぶら下がっていた人たちも、力尽きて次々に波にさらわれていきましたが、幸い3人の方が助かったといいます。
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