▽美延議長の政治的な中立に反する行動を批判 |
美延議長は自らの政治資金パーティーで市立高校吹奏楽部が参加、演奏したことが発覚し、「教育の政治的中立に反する」などと問題視された。柳本市議はこの問題について「大阪維新の会は、政治的な中立を一番訴えていた政党の議長自身が違反した」と維新の会と美延議長の行動を批判しました。
柳本市議は自民市議団を代表する自民幹事長として「本議会がストップし市民生活にご迷惑をお掛けしました」と謝意を表明。そして美延議長が同日、「深く反省し、おわび申し上げる」と陳謝したことを受け、議会会期末(12月13日)翌日付に辞職することを全会一致で許可したことを参加者らに説明しました。 |
▽西成の地域的課題の配慮が大切 |
次に柳本市議は自身の選挙区である西成区の現状について言及しました。この中で柳本市議は「橋下市長は西成特区を設け、3小学校の統廃合して小中一貫校制度を平成26年度から始まることを表明しています。私自身、一貫校制度を反対するものでないが、小学校が過少校になったのは地域的課題がある。全市から児童を募集すると言っているが、地元の事情を十分に考慮、配慮して学校行政を進めてもらいたい」と注文をつけた。
そして、大阪維新の会代表としての橋下市長が「平成27年4月から大阪都構想を実現し、大阪市がなくなるとしているのに西成区内の小中一貫校の児童を全市から募集するというのは矛盾している」と指摘した。 |
▽クイズ形式で〝大阪検定〟
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このあと、柳本市議は自家製のパネルを使って参加者らにクイズ形式で楽しく「大阪市内の有名なお菓子屋さんは?」「大阪市内の本社がないスポーツ企業は?」「大阪出身でない有名なスポーツ選手は?」「大阪の公園でかって競馬場として使われていた公園は?」など大阪ゆかりの質問がなされ、参加者らは
楽しみながら柳本市議のオリジナル版「大阪検定」を受け、大阪への親しみをさらに深めていた。
それらの「大阪検定」問題を投げかけることで、柳本市議は「大阪に対しては外からの目線が大切」とし、「大阪の〝モノ作り〟と〝地域コミニティー〟の大切さ、大阪のよさをみつめていくことが大切」と強調しました。
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▽二重行政でなく、府市の住み分け
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そして二重行政の象徴として「府立と市立の中央体育館が批判されていたが、府立と市立ではプロボクシングやアマチュアスポーツと住み分けができ、現実には二重行政ではなかった。府と大阪市の二重行政の指摘も府市を解体することでなく、しっかりと府市が連携し調整すれば、都市問題、二重行政は解決できる。橋下市長が唱える「都構想」は夢物語」との見解を表明しました。そして最後に「橋下さんの言動に惑わされることなく、限られた財政の中で地元のために何がいいのか、皆さまは厳しい眼差しで議会を、議員を見つめてください」と結んだ。
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▽参加者から活発な意見も
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このあとの質疑応答では参加者から学力試験の公表、教育委員のあり方、橋下市長が提唱している「公設民営化の学校」の実現などについて質問がなされ、「大阪の子どもを実験台にしてはならない」などの意見も出ました
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