11月27日 大阪市議会 計画消防委員会質疑報告
個室ビデオ店事故対策プロジェクトチームについて
Q1
 プロジェクトチームの進渉状況について(高橋建築企画担当課長) 平松市長が10月1日におきた個室ビデオ店の放火事件を受け、10月7日に設けられた、柏木副市長をリーダーとして関係5局の局長級で構成されたプロジェクトチームの進渉状況について。
A1
 消防局において、「特別査察隊」を11月1日発足し、査察体制を強化するとともに、建築基準法上のチェックを行い、旅館業法上の無許可営業施設への指導強化などについて検討を進めている。
Q2
 プロジェクトチームの今後の進め方について(高橋建築企画担当課長)
 個室ビデオ店の防火上の安全性を高めるためには、「特殊建築物」とし定められるよう国へ働きかけることができないかと考え、この点も含めて、プロジェクトチームとして、今後どのような検討を進めていくのかについて。
A2
 個室ビデオ店を特殊建築物として定められれば、確認申請によるチェックができることとなり、安全性を高めるひとつの方法になると認識しており、現行法令で対応ができないものについて基準強化が必要であるとの結論が出た段階で、法令改正の必要な事項については国へと働きかけていきたい。
要望
 大阪市だけでなく全国的にも個室ビデオ店等の防火上の危険性が指摘されており、早急な対策が求められているので、建物所有者や管理者の自主的な防火意識の醸成を図る施策についても、プロジェクトチームで検討を進めていくことを強く要望する。
市営住宅附帯駐車場の管理運営費交付の廃止について
Q1
 管理運営費の問題点について
 どのような問題点があり、これまで附帯駐車場の日常管理を実施してきた、使用者の組織であるカークラブに対する管理運営費の交付を今年度で廃止する判断に至ったのかについて。
A1
 管理運営費の使途のうち、本来の目的である日常管理経費として使用されている金額は半分程度で、残りの大半は自治会等への寄付・協力金として使用されており、今日的視点に立った場合、管理運営費の交付の必要性や公平性、透明性の観点から、市民の理解が十分に得られるものとは言い難いものであると考え、カークラブに対する管理運営費は廃止することとした。
Q2
 管理運営費の廃止についての十分な説明と周知私の知る限り、まじめに駐車場の日常管理に携わっている方々が多く、そうした方々の活動が否定されることはあってはならない。したがって、管理運営費の廃止趣旨等の説明についてはカークラブや利用者等に十分に尽くすとともに、公社が日常管理業務をきっちりこなしていくことを周知されるよう努められたい。
A2
 消防署では、「母と子の防災教室」・「消防署開放デー」など、家族、親子を対象の行事を行っている。
また、防災センターでは、青少年向けのイベントを行っている。(昨年8月、日帰りで「親子チャレンジ」のイベントを開催し、親子で消火・救助・水難救助などの体験、研修を行った)