< 西淀川区青少年育成推進会議レポート >
 昨今、引ったくりなどの軽犯罪が多発し、街頭犯罪の6割が少年であり非行が低年齢化している。市では平成10年に青少年育成推進会議が創られ青少年の犯罪予防に取り組む。警察では軽犯罪の初犯は少年が多く平成20年から臨床心理士などのカウンセラーにより14歳未満の少年を親の承諾を得て少年サポートセンターで面倒を見るなど犯罪を減少さす努力をしている。すでに西淀川区では4人のサポートを行った。
 各団体の発表によると挨拶運動の奨励・巡視巡回による見守り・スポーツ活動・野外活動・文化活動などで青少年を指導しているが、核家族化により地域のふれあいが疎遠になりリーダーに成る人が不足している。ジュニアリーダーで終わっていたのをシニア(中・高・大学生)へと繫げるように平成19年4月にシニアリーダーを立ち上げ人材確保を推進。
 「西淀川区は被害者も加害者も出さない」を合言葉に、地域、住民の協力を願う。
少年院の教育:規範意識の教育。規則、ルールを守ることを教え、向上心を植え付け自己改善に取り組む。家族の絆は重く、愛情の裏返しでしがらみ・束縛にもなる。現に殺人事件の犯人は48%約半分が家族である。高学歴化の時代の背景には、親が子供を成績で評価し勉強が出来ればよい子であると家族関係、家族の形が変化している。そこには家族のぬくもりが無く団欒が無い。子供は時代が変わっても温かい家庭、愛情を親に求めている。
 平成21年2月25日    於:西淀川区民ホール