< 大野下水処理場の「観梅」 >
 毎年「梅」の時期に公開される施設の見学に行ってみよう!
 雨水・家庭排水などの汚水が透明になっていく過程が施設を見学しながら詳しく説明して貰える。運がよければ記念品(汚泥で出来た透水レンガや花の苗木)も貰える。
 大野下水処理場では西淀川区全域・淀川区の殆ど・東淀川区の一部地域の汚水や雨水約28万トンの処理をしている。抽水所からくみ上げられた汚水が沈砂池(ごみを取り除く)・沈殿池(汚泥を濃縮)・12槽ある反応槽では微生物が汚濁物を吸収分解する(まだ黒い色で異臭がすごい、硫化水素発生注意)を経て3次処理槽沈澄池(煙草のフィルターみたいな処を通る)で水が透明になっている。このあと急速ろ過・塩素処理をして川に放流したり、大野では園内の植木の散水などにも使用している。
※下水処理後の汚泥は、焼却などして埋め立て・建築資材に有効利用している。
 監視室では24時間、園内の様子や降雨レーダーで雨の観測もしている。(雨の状況はインターネットやFAXで情報提供しています。)
 30~40分の見学を終え展示室で職員手作りのかわいいミニチュアで汚水・雨水の処理の流れを実験したり、微生物が汚泥を食べているのを画面で見るのも楽しい。また、梅の園庭では記念写真撮影もしてもらえ、天気の良い日は緋毛氈の縁台で観梅しながら弁当を戴くのも良いかも。
 私達が、日頃出している家庭排水や雨水がどれくらいあり、どのように処理されているかを知り環境保全に努めるよう機会があれば施設見学してみよう。
 幼・小児連れの若夫婦から年配の男女ひとりの方や2・3人グループなど幅広い見学者でにぎわっている。梅は開花時期がそれぞれ違うのでいつでもどれかが咲いている。
平成21年3月1日観梅
24時間の<監視室>
大野下水処理場に咲く梅「観梅」