中華民国(台湾)建国百周年を迎える祝賀会が7日、北区梅田2丁目のザ・リッツ・カールトン大阪で開かれ、関西地区の台湾華僑や荒木幹男大阪市会議員(前議長)ら政財界、友好団体関係者らが参加してさらなる発展を誓った。
建国記念日は清朝を倒した辛亥革命(1911年)を記念して台湾駐大阪経済文化弁事処と中華民国留日大阪中華総会が共催催した。
祝賀パーティーであいさつに立った黄諸侯・処長は「100数年前、国父孫文先生は日本の明治維新の影響を受け、中国の地で自由・民主・繁栄の国づくりの夢を抱きました。多くの日本の友人と日本の華僑が孫文先生の革命のために支援をし、革命が成功し中華民国が誕生しました」と日台間の歴史交流の深さに言及した。
そして、日本で起こった東日本大震災の被害に言及し、「戦後最大の国難といわれていますが、逆境の中にこそ夢があり、努力すれば必ず明るい未来が開けます。日本、台湾、ともに手をたずさえてがんばりましょう」とエールの言葉を送った。
このあと来賓の祝辞やお祝いの歌、獅子舞が披露され、会場は大いに盛り上がった。
参加した自民党大阪市議会日台友好議員連盟の荒木幹男市会議員は「台湾は自由と民主主義を守る日本のパートーナー。3月の東日本大震災では台湾からはいち早く多額の義捐金を日本の被災地に送っていただきました。日本と台湾の友情の絆は何より強い」と笑顔で話していた。
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