Q 大阪維新の会は大阪市域を8~9に分割して公選首長を置くことで、「区ごとに地域に応じた予算を編成し、区長を競わせることで住民サービスが向上する」と主張していますが。 |
荒木 |
確かに一見すると地域主権的な発想に見えるが、その本質は企業経営やマーケティングの論理に近い。橋下知事の競争至上主義の考えが如実に反映された施策と言える。 |
Q 橋下知事は大阪市制のもとでは、区が自由に使えるお金は数千万円しかないが、大阪都になれば二百億円使えると宣伝していましたが。 |
荒木 |
とんでもない詭弁。大阪市民として多くの財源が市内24区に使われていることを意図的に隠している。仮に独立して「特別区」になったとしても固定的な経費は「自由」にはなりません。仮に都制に移行すると、都区では権限が縮小され財政的には厳しい状況に置かれ、住民サービスの低下は免れない。区民税法人税分などさまざまな税が都に吸い上げられる |