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2016年1月28日開催

「リニア市民ネット・大阪」代表、春日直樹さん
「リニア中央新幹線について」をテーマに講演

荒木市議「国民が主役でリニア新幹線の是非を議論することは大切」
 荒木幹男市政報告会は1月28日、西淀川区大和田2丁目の市立西淀川区民会館(エルモ西淀川)でゲストに「リニア市民ネット・大阪」代表、春日直樹さん=藤井寺市=を招いて開かれた。春日さんは2027年に東京(品川)―名古屋間が開通し、45年には大阪まで延伸予定の「リニア中央新幹線について」をテーマに講演し、「リニアは国家的な巨大事業。失敗は許されない。今こそ、リニア賛成側の情報だけでなく本格的な工事が始まる前にリニア新幹線の是非を国民的な議論に」と呼び掛けた。

春日さんは元府立高等学校教諭(社会科地理)。2015年2月に「リニア市民ネット・大阪」を立ち上げ代表に就任。
リニア新幹線については、「南アルプス山中に25キロに及ぶトンネル掘削が行われるため地下水脈の破断や水質汚染など深刻な環境破壊につながる」と警鐘を鳴らした上で、具体的に「トンネル掘削で発生する5万700万立方メートルの残度の処分場所と方法の問題」▽「リニア新幹線は全国鉄道新幹線建設整備計画にある中央新幹線と別事業のJR東海の単独事業」▽「リニアモーターは在来の回転モーターではなく、超伝導磁石を使った高速運転。制御方法の判断ミスが重大事故になる」―などの問題点を指摘。春日さんは「リニア中央新幹線は『夢の超特急』ではありません。さまざまな視点からリニア中央新幹線問題を考えないといけない」と結んだ。

荒木幹男市議は「リニア中央新幹線が東京~名古屋、そして大阪まで延伸した場合の試算をリニア中央新幹線全線同時開業推進協議会が試算しています。国民が主役でリニア新幹線の是非を議論することは大切です」と話していた。

春日さんの講演に聞き入る大阪文経塾のメンバー
「さまざまな視点からリニア中央新幹線問題を考えてみる必要がある」
と話す春日さん

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