活動報告トップページ>市政報告 4月
2016年4月開催

ゲストに元・外務省女性参画推進室初代室長、松川るいさんが講演
大阪を〝世界都市にプロデュース〟
〝女性が輝く社会を日本にも世界にも作る〟


荒木幹男市政報告会はさきごろ、西淀川区大和田2丁目の市立西淀川区民会館(エルモ西淀川)でゲストに元・外務省女性参画推進室初代室長、松川るいさんを招いて行われた。荒木幹男市議は「23年間、外交の世界で仕事をしてきた松川るいさんから、日本の今後の舵取り、女性も男性も働くことが楽しいくなる社会づくりを学びましょう」と呼び掛けた。
松川さんは四天王寺中学・高校卒業後、東京大学法学部に進み、在学中に外務公務員Ⅰ種合格。1993年に外務省に入省した。 そして1997年ジョージタウン大学で国際関係大学院修士号を取得した。


最後に決めるのは「政治」
 松川さんは、国際宇宙ステーション、みなみまぐろ国際裁判、ASEAN協力や日中韓協力、日タイ、日フィリピンほか、タイ・フィリピンなどASEAN諸国とのEPA交渉に携わった経験などを披露。さらに「ジューネーヴの軍縮代表部で核軍縮インテリジェンス部門で国際情勢の分析に取り組んできました。また、2011年~2013年、日中韓政府がソウルに設立した日中韓三国協力事務局の初代次長に就任しました」と前置きした上で、松川さんは「そして痛感したのは、23年間外交の世界で仕事をする中で『責任をもって判断し、最後に決めるのは政治であり、政治がしっかりしていないといけない』」と政治の重要性を強調した。

子育て、人生が楽しくなる社会づくりに
 また、松川さんは2914年~2016年は、安倍政権が掲げる〝女性が輝く社会を日本にも世界にも作る〟ために新設された女性参画推進室の初代室長に就任。松川さんは室長として日本政府主催の世界女性会議WAW!(World Assembly for Women)で日本の女性分野の取り組みを世界に発信し、国際的ネットワークを作るものとして高く評価された。  松川さんは「外務省在職中の経験を生かして、大阪を世界都市にプロデュースしたい。大阪は、文化、歴史、技術など非常に高い技術を持っています。大阪という都市自体を独自のブランドとして、世界に発信したい」と力強く語った。

より豊かで多様なイノペーションを創出できる国に
 そして松川さんは日本の最大の課題として「少子化による人口減少」を挙げ、「子育て真っ最中の母親として、女性も男性も働くことが楽しくなる、子育てが楽しくなる、人生が楽しくなる。また、一人一人が自分の可能性を自由に追求しポテンシャルを発揮することができる、そんな社会をつくりたい。そうすれば、日本はより豊かで多様なイノペーション(新しい活用法)を創出できる国になります。日本は成熟した先進民主主義国として新しい一歩を踏み出す時にきています」と述べた。

「最後に決めるのは政治であり、
政治がしっかりしていないといけない」と話す松川るいさん
講演を終えて記念撮影におさまる荒木市議と松川るいさん

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