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2017年8月31日開催

医療法人「博悠会」名取病院、横松理事長「健康寿命について」で講演
「健康と経済が2大基礎」と強調


荒木幹男市政報告会は8月31日、西淀川区大和田2丁目の市立西淀川区民会館(エルモ西淀川)で医療法人「博悠会」名取病院理事長、横松秀明氏を招いて演題「健康寿命について」で講演し、健康で長生きするためには「普段からのライフプランを家族やかかりつけ医と話し合い、健康と経済が2大基礎です」と述べると、参加者らは熱心に聞き入っていた。


荒木市議、「高齢社会をどのように迎えるか」
 講演に先立って荒木幹男市議は「まだまだ、日本国中、厳しい経済状況が続いているが、高齢化社会を迎え、私たちはどう向き合えばいいのか。行政としても精一杯頑張りたいが、本日の講演を通して、参加者全員で考えましょう」と述べた。

横松氏が理事長を務める博悠会グループは「名取病院」を中心に「なとりクリニック」「介護老人保健施設 セレーナーなとり」「配食サービス なとりデリカ便」「住宅型有料老人ホーム クローバー」「グループホーム さくらんぼ中島」「グループホーム さくらんぼ」で構成。
横松氏は「健康寿命」について「自分らしさがある心理状態で健康上の問題がなく、日常生活を継続的に送れる期間」と紹介。そして、「健康寿命について」考えるとき、「ファイナンシャルプランやライフプランが必要」とした上で、その理由として「長寿」「ライフスタイルの多様化」「経済的に余裕ができたこと」「情報の過多→優先順位づけの必要性」を挙げた。

PPK(ピンピンコロリ)は夢か?
 横松氏は「多くの日本人がPPK(ピンピンコロリ)で亡くなりたいというが、何歳まで生きたいかと聞くと、平均寿命まで生きたいという回答が多い」と紹介。PPK(ピンピンコロリ)を理想とするためには、「現実的には平均寿命を引き上げ、健康寿命を押し上げるしかない」と解説した。

『無病息災より一病息災の時代』
 そして平均寿命を引き上げるために横松氏は「4大死因(①悪性新生物②心疾患③肺炎④脳血管疾患)の予防と治療が大切。未病の段階でのコントロールが健康寿命の押し上げの重要ポイント。予防があるものは予防し、予防ができなくても早期発見が大切」と強調した。  最後に横松氏は「医者にかかったことがないという『無病息災』より、『一病息災の時代』として意識、関心を高め、〝患者力をアップ〟して信頼できるかかりつけ医とのコミニュケーションが大切に」と結んだ。

「健康で長生きするためには、普段からのライフプランを家族やかかりつけ医と相談することが大切なことが分かった」と講演の感想を述べる荒木市議 「〝患者力をアップ〟し、信頼できるかかりつけ医とのコミニュケーションを大切に」と話す横松理事長 横松理事長(右)と荒木市議

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