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2018年3月9日開催

医薬品業界などで組織する「東日本大震災支援の会」が支援パーティー開催
子どもたちの進学を応援
荒木市議、来るべき南海トラフなどの大災害に備え
「減災」「自助」「共助」の精神を大切に


関西地区の医薬品業界などで組織する「第7回東日本大震災支援の会パーティー」(中岡篤俊代表世話人)が9日、大阪市淀川区新北野1丁目の「プラザ オオサカホテル(十三プラザ)」で開かれ、参加者らは震災復興に向けて今後もさらに協力していくことを確認した。来賓で呼ばれた荒木市議は「来るべき南海トラフなどの大災害に備え『減災』『自助』『共助』の精神を大切にしましょう」と参加者らに呼び掛けた。


荒木市議「震災で絆を感じた」
 荒木市議は「平成23年3月11日に東日本大震災が発生したあと、私の事務所におばあちゃんに連れられた小さいな子どもが小遣いの100円玉を「被災地の人たちのために使ってください」と持参した思い出話しを披露し、「小さい子どもから絆を感じた」と述べ、さらに「3・11の震災の前日に両親に感謝の手紙を書いていた子どもが翌日の大震災の津波で亡くなった」という秘話も紹介し「今後も支援の輪が広がっていくことを願っています」と話した。
そして荒木市議は今後、30年以内に70~80%の確立で発生するという南海トラフ大震災に言及。「いったん南海トラフ大震災が起これば淀川は決壊し、5~10分で津波が押し寄せてくることが予想されている。来る大震災に備え、減災、自らを助ける自助、共に助け合う共助の精神が大切」と呼び掛けた。

被災の子どもへの大学や専門学校進学支援、不十分
 中岡代表世話人は「大震災から7年目を迎えますが、復興までにはまだまだの現状です。特に教育面では高校までは援助がありますが、大学や専門学校進学のための支援は十分でない。震災遺児の子どもは1698人います。その子どもたちを応援することで、逆に頑張る元気を持ちたい。今回も趣旨に賛同していただき、ご寄付をお願いし、集まった義捐金は震災遺児の進学を支援している公益財団法人『みちのく未来基金』にご寄付させていただきます」と述べた。
このあと、中岡代表世話人がパーティー会場の各テーブルを回って参加者一人一人にカンパを呼び掛け、10万3493円の義援金が集まった。また、漫才や琉球舞踊なども披露され会場は盛り上がった。
最後に参加者全員で記念写真に収まり、支援の輪をより一層、広げることを誓った。
『みちのく未来基金』はロート製薬、カルビー、カゴメ、エバラ食品工業の4社の呼びかけで設立。以来、総額33億円の支援金が集まり、6年間で638人の進学支援を行った。

荒木市議とがっちりと握手を交わす
中岡代表世話人(右)
参加者全員で記念写真に収まり、
支援の輪をより一層、広げることを誓った
「小さい子どもから絆を感じた。今後も支援の輪が広がっていくことを願っています」と話す荒木市議

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