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2018年5月24日開催

市立泉尾北小学校長 小田村直昌さん
「教育現場の実態」で講演
「心・体・学力」の3点を強調


荒木幹男市政報告会は5月24日、西淀川区大和田2丁目の市立西淀川区民会館(エルモ西淀川)でゲストに大阪市立泉尾北小学校長、小田村直昌さん(60)を迎えて、テーマ「教育現場の実態~民間人校長からみて~」で講演し、「戦後の教育は偏向教育、中立でない」と憂慮を表明した上で、「心、体、学力の3点を重視した教育を推進すべき」と自論を述べた。


教育現場と戦後教育を批判
 小田村校長は三菱東京UFJ銀行に29年間、勤務。その間、アメリカ駐在を含め、現場の営業畑、支店長、部長を歴任。平成24年に公募民間校長として大阪府大東市立三箇小学校に3年間勤務。3年間の任期終了後、大阪市民間人校長に公募、採用された。同27年4月に市立関目東小学校に赴任、30年4月から現職。吉田松陰の妹「寿」と夫「小田村伊之助」の玄孫(やしゃご)。東京都出身。
引き続いて登壇した小田村校長は「銀行員時代から教育の実態に興味がありました。大阪市の公募校長に採用され就任したが、1年目は大変だった。学校現場は大変、閉鎖的で学校現場の先生方は民間校長の私の話を聞いてくれなかった」と学校現場の閉鎖性を指摘した。
そして小田村校長は「6年間皆勤の卒業生に皆勤賞をだした。そして運動会では選抜リレーが行われていない。リレーの選抜、順位付けは差別ではなく、区別。その違いを先生自身が認識できていない。国旗の掲揚も校舎の屋上にあげたまま。国歌を歌う機会がない。学校現場では『ほうれんそう(報告・連絡・相談)』の機能ができていない。職員会議で国旗を掲揚するように言ったが、紛糾した。校長のトップダウンが許されない現状に驚いた。生徒に国旗を揚げるように教育したが、日本国の国旗を揚げるという日本国民として当たり前のことができていない」と校長のリーダーシップが発揮できない教育現場と戦後教育を批判した。

崇高さを念頭に子ども指導
 さらに小田村校長は「日本文化、日本の作法を教えていないから児童の行儀が悪い」と指摘し、「道徳教育がやっと教科になったが、日本人としての『心の教育』が大切。そして日本人は大和民族。日本という国についての家族観、家族の大切さを学ぶことが大切。さらに大阪の子どもの体力と学力の向上」を挙げ、「校長としては先生を育てる、保護者を教育する、の2点が大事。崇高さを念頭に子どもを指導し、教えることが大切」と述べた。
荒木幹男市議は「大阪市では福祉と教育に予算配分をしている。国を正しい方向に進めるためには心の教育が大切」と締めくくった。

講演を前に握手する
小田村校長(右)と荒木市議
「崇高さを念頭に子どもを指導し、教えることが大切」
と講演する小田村校長
「大阪市では福祉と教育に予算配分をしている」と話す荒木市議

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