▽〝かっこいいワークウェア〟で地域産業の活性化に貢献 |
市政報告会は自民党西淀川区市政対策委員長の荒木ゆうこさんが司会を務め、西淀川幹友会の北田勝也会長のあいさつ続いて、安黒代表が「ワークウェア業界の今後の展望」の演題で講演し、「ユニフォーム業界は5000億円規模のニッチなマーケット。作業服は多岐にわたるが私どもは作業服専門店で売っていない〝制服〟、それぞれの職業がもつ『かっこういい』をキーワードに当社独自の事業展開を行っている」と述べ、具体的に①スタッフ全員が女性②ワクワク感を大事にしている③小売なのに商談管理している―3点を紹介し、「価格勝負になるオープンな市場とは違うフィールドで勝負しています。そしてアグロワークスは、ワークウェアを通して地域産業、地域社会の活性化に貢献することをミッションとしています」と締めくくった。出店のオープニング式典に出席した荒木市議は「西淀川区は技術力をもった工場が多い。かっこいいワークウェアを着て働くことで活性化につながります」と笑顔で応じていた。
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▽維新の〝改革の実態〟を批判 |
市政報告会では荒木市議が「私は2年前に自民市議として5人で『市民とつながる・くらしが第一』(略称・自民市民)という会派を立ち上げ、経済の活性化に力を入れています。土木業者、物販販売業界に仕事が回る図式をつくりあげるように頑張っています。暮らしをしっかりと守っていくことが大事、暮らしは政治から生まれる。政治は暮らしをつくっていく。この精神でがんばっています。経済をしっかりと立て直し税収を上げ、福祉予算としても回さなければならない」と述べた。
そして大阪維新の行政にも言及し、「地元の小学校が閉校になり、小中の民間校長も今では残っているのは2人だけ。身を切る改革といっているが、実情は財政赤字はまったく変わっていない。維新政治の検証が行われていない。有権者の皆様は錯覚しないでいただきたい」とこれまでの維新政治の〝改革の実態〟を批判。
荒木市議は第7代大阪市長を務めて市民目線で御堂筋、地下鉄、大阪港の開港、大阪市中央卸売市場、公設住宅、橋梁・上下水道の整備をし「大大阪時代」を実現し、〝大阪の父〟と呼ばれた関一氏を紹介。「関一は未来を見据えた本物の政治家」と高く評価した。
また、後援会長の野中勝哉氏から荒木市議の長女で自民党西淀川区市政対策委員長の荒木ゆうこさんが紹介され、「父からバトンをつなげるように頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつの言葉を述べた。
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▽夢洲、物流基地の拠点に |
荒木市議は市政報告を終えたあと、大阪府と大阪市が大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)に建設誘致を進めるカジノを含む総合型リゾート施設(IR)にも言及し、「人工島・夢洲(ゆめしま)の地盤の問題が浮上している。これまでも大阪湾の埋め立て地である夢洲は液状化や土壌汚染、地盤沈下の問題が指摘されてきた。大阪市はすでに土地改良工事費で790億円という巨額の支出を決めているが、これ以上膨張することはないのか。安全性に問題はないのか、将来を展望すればリスクが多い」として、IRの誘致ではなく、「夢洲は物流基地として大阪・関西の海運輸送の拠点にしたらいいのではないか」と提言している。
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