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≪西淀川幹友会総会≫

2025年6月4日開催
市民の暮らし第1に
〝地方の声〟を政府与党に 荒木幹男氏


  荒木幹男氏(前市会議員)と自民党西淀川区政策対策委員長、荒木優子氏の政治活動の支援と西淀川区のさらなる発展と会員相互の社会的地位向上と親睦(ぼく)をはかる西淀川幹友会(北田勝也会長)の総会が6月4日、大阪市淀川区新北野1丁目のホテルプラザオーサカで、来賓に前自民党衆院議員、柳本顕氏、愛仁会カーム尼崎健診プラザ施設長、松森良信氏(医師)らを招いて開かれた。参加者らは荒木氏の講演を通して物価高騰の対策、大阪経済の活性化による中小零細企業の従業員らの賃金アップ、教育・給食の無償化など市民の暮らしと直結する身近な政治課題について意見交換を行った。

「市民の皆様がしっかり安心して暮らせる生活を」
を話す荒木氏

▽名称を「西淀川幹優(かんゆう)会」に改定
 総会では自民党西淀川区政策対策委員長、荒木優子氏が司会を担当し、北田会長の開会のあいさつに続いて、西淀川幹友会の名称を幹友会の「友」を荒木優子氏の「優」に変更して「西淀川幹優(かんゆう)会」にする会則改定を参加者の全会一致で承認した。
 このあと、来賓の尼崎健診プラザ施設長、松森氏が「消化器ガンの現況とその予防」の演題で講演。松森氏は主要死因別死亡率の年次推移(1899年~2017年)の解説の中で、「昭和56年に悪性腫瘍が日本人の死因の第1位となった。現在は胃がん、肝がんは減少し、大腸がん、膵(すい)がんは増加、食道がんは横ばい。健診を受けて、がんの早期発見、早期治療、治癒を図る2次予防から、原因が判明し、1次予防が可能となった」とがん対策の現況を紹介した。最後に胃がん、肝がん、大腸がん、膵がんの各部位ごとの対策を紹介し、検診の大切さを強調した。

▽インフレ対策に救急融資を
 総会の後、第2部では来賓の柳本顕氏のあいさつのあと、荒木氏が登壇。  荒木氏は「大阪は万博が始まって活気にあふれている。大阪は景気がよくインフレ状況に入っている」としながらも「ただ、インフレにはいいインフレと悪いインフレがある。今の大阪は悪いインフレ。仕事がくるが安い。だから工賃が上がらない。そのため従業員の給料はあがらないという悪いインフレが続いている」と指摘した。
 その原因について荒木氏は「失われた30年ということがいわれます。消費税が大きな要因となっている。平成元年に竹下内閣のとき消費税3%の導入があった。それから5%、8%、10%となった。竹下さんが導入したときはバブルの末期だった。それで消費税3%の導入は非常に購買力が落ちた。こういったことで逆の立場で悪くなった。パブルのときは銀行からもどんどんお金がでた。株を買ったり土地や建物を購入したりと経済がどんどん膨れ上がってきた。それが平成3年ごろにパンクしてしまった。今度は返済していかないといけない。なかなか消費まで手が回らないという状況があった。今、消費税は10%となり、日々の暮らしがきゅうきゅうとした状況となっている。この状況をしっかりと把握しながら経済、消費税との関係をしっかりと考えていかないといけない。消費税で毎年33兆円前後の金額があがってくる。しかし、33兆円をだすためにあげるんではなくて、財務省ではいろんな統計があるが日本の場合、個人資産は5600兆円ほどある。国と企業を合わすと9600兆円ほどのお金がある。これらのお金をうまく活用して、中小零細企業を優先的救っていかなければならないと私は思っています」と市民の暮らしと零細企業の現況を解説した。

▽西淀川のものづくり企業を支援
 さらに荒木氏は「コロナ禍で国は令和2年から5年の間に77兆円を使っています。ワクチン接種、飲食店への援助などお金をつぎこみました。一般の企業には3千万を上限にゼロゼロ融資という形で返済期限を設けない融資を実施した。そして金利も設けなかった。やっと今、コロナ前の現状に戻りつつある。その前には安倍総理が国民1人あたり10万円の給付をだし、13兆円使っている。4年間のコロナ対策で90兆円のお金がでた」とコロナ禍の国の対策を紹介した。
 そして、「今回のインフレは中小企業が非常にしんどい状況で、私は政府が25兆円から30兆円ほどの緊急の財政融資を出動することが非常に大事だと思う。中小零細企業で働く皆様の賃金アップにスポットをあてたい。今、地方議員から声をあげていくことが大切だと思っています。中小零細企業を守るためにはコロナ対策と同じような予算措置が必要です。財政の緊急出動をすることで西淀川のものづくり企業を支援していきたい」と力を込めた。

▽地方議員の声を中央へ
 総会の後、第2部では来賓の柳本顕氏のあいさつのあと、荒木氏が登壇。  続いて荒木氏は「小泉総理の時代に大店法(大規模小売店舗立地法)ができわれわれのまわりに大手スーパーがやってきた。そのことで個人店がかなりダメージを受けた。それに非正規雇用もどんどんやっていこうということで進んでいった。大店法、非正規雇用、パートという話を聞くと結果的に経済的弱者の皆様がダメージを受けた。改善のためには地方からどんどん声をあげていきたい」と地元の声を聴く地方議員の役割を強調した。
 高校の無償化については「反対はしていませんが、所得制限を設けないところが非常にひっかかる。お金のあるかたは適宜、お金を出していただく。給食の無償化も所得制限を設けないということですが、所得のあるかたは応分の負担をしていただきたい」と自らの考えを表明した。
 最後に「地方議員が支える代議士、国会議員は間違いのない人物ですので、来るべき参院選は、地方議員が責任をもって押す候補者をみていただいて投票行動を起こしていただきたい。私は、『自由民主党・市民とつながる・くらしが第一』という市会の会派に所属していましたが、落選したので現在は4名です。生活の中、地域から起こる問題に取り組み、市民の皆様がしっかり安心して暮らせる生活を私とともに自民党西淀川区政策対策委員長、荒木優子が頑張っています。私ともどもよろしくお願いします」と支援を呼び掛けた。
 このあと、荒木幹男後援会会長、野中勝哉氏のあいさつ、南田千鶴氏(オーショーガール)の歌謡ショーも披露され会場は和やか雰囲気に包まれた。

「消化器ガンの現況とその予防」の演題で講演する
愛仁会カーム尼崎健診プラザ施設長、松森氏
懇親会で記念撮影に収まる荒木氏と優子氏
来賓の挨拶をする前自民党衆院議員、柳本氏
懇親会で娘の優子氏とデュエットする荒木氏
南田千鶴氏(オーショーガール)の歌謡ショー

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