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大阪市立淀商業高校「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」に指定

超高齢化社会見据え
地域支える人材育成へ。


文部科学省が、全国の専門高校を対象に研究を支援する事業「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」の2015年度指定校の一つに地元の大阪市立淀商業高校(大阪市西淀川区、大西敏朗校長)の福祉ボランティア科が選ばれました。大変喜ばしいことです。同科は大阪府内の公立高校で唯一の福祉専門学科です。この朗報に教員、生徒に皆さんも「さらに知識と技術を磨いて地域社会に還元したい」と喜びをかみしめているそうです。
同事業は昨年度から始じまりました。指定を受けた専門高校(農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉)が、研究機関や大学、企業と連携して、社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を目指しています。本年度は51校の応募があり、10校が採択されました。大阪府内では同校が初の指定校となりました。
▽地域に還元!
同科は2003年度に設置されました。生徒が国家資格である介護福祉士を目指して専門知識・技術を学んでいます。近年では生徒が講師を務める「介護教室」も実施しているそうです。学んだことを積極的に地域へ発信し、還元する動きに地元の皆さまからの注目が集まっています。SPHの指定期間は3年間です。10年後に〝団塊の世代〟が75歳以上の後期高齢者となります。 超高齢者社会を見据え、この3年間で介護福祉士としての専門性をさらに強化し、地域社会と連携した実践教育といった研究に取り組んでいただけるそうです。
▽より実践的に
企業との連携など、これまでできなかったことだけに同校の生徒にとっては、またとない好機だと思います。 事業計画には、福祉国家として名高いスウェーデン大使館(東京都)、ロボットスーツ研究で知られるサイバーダイン社(茨城県つくば市)などへの訪問もあるそうで、しっかりと社会保障体系や介護ロボットの実用性について学んでいただきたと思います。また、タブレット端末やカメラといったICT機器を駆使して、映像を通じた介護技術の向上なども期待できるそうです。地域の福祉課題に取り組み、新たな価値を創造し、地域とともに解決できるリーダー的な人材に育ってもらうのを期待しています。



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