ホタル鑑賞会「ホタルの夕べ」(NPO法人「ひとねっと」・ホタルの夕べ実行委員会主催)が9日夜、西淀川区大野2丁目の大野せせらぎの里(大野下水道安定池)で開かれ、参加した約3000人が宵闇の中でほのかに光るゲンジボタルの幻想的な乱舞に魅了されました。
「ふれあいと、あたたかさのある地域、子どもの感性がそだつ『ひと・地球にやさしい』町づくり」をテーマに開催。
今回は記念すべき10回目。会場の中央に設営したホタル舎に200匹、「せせらぎの里」内のビオトープに800匹の合計1000匹のゲンジボタルが放流されました。浴衣を着た家族連れやウチワ片手に涼みながら参加したカップルや子どもらが訪れ、時間とともに暗闇が深まる中、ホタル舎やせせらぎのほとりで光輝きながら草にとまったり、幻想的に飛び回るホタルの光景に鑑賞者らは「あっ!光っている」「幻想的で美しい」などと感嘆の声が漏れていた。
▽「これからも20回、30回と続けてほしい」と参加者
孫と一緒に参加した60代の女性は「大阪の都心で孫に幻想的な光を放つホタルを見せることができてよかった。これからもずっと続けてほしい」と笑顔を浮かべていた。
野村俊明同区長は「民間が中心になって行政、ボランティアが協力し素晴らしいホタル鑑賞会となった」と話していました。
毎年、参加している荒木幹男市会議員は「私もスタッフの一人として西淀川区の住民として、第一回目から開催費用を捻出するため企業への寄付協賛金集めに奔走させていただきました。地元企業からの寄付金、地域のボランティア、大阪市など長年に渡る御協力のもと、環境が整い毎回、区民の皆様から喜んで頂けるようになりました。これも、開催実行委員長の木下公夫様のご苦労の賜物です。今後もずっと開催が続けられる環境整備に尽くしたい」と話しています。
〝ホタル博士〟として地元で知られる同実行委員会の木下公夫さんは「今年は記念すべき10回目。宵闇の中でほのかに光る1000匹のゲンジボタルの乱舞を多くの家族が一緒に楽しんでいただき良かった」と笑顔で話していました。
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