ホタル鑑賞会「ホタルの夕べ」(NPO法人「ひとねっと」・ホタルの夕べ実行委員会主催)が平成25年6月8日(土)夜、西淀川区大野2丁目の大野せせらぎの里(大野下水道安定池)で開かれ、家族連れら参加した約3000人が都会の宵闇の中でほのかに光るゲンジボタルの幻想的な舞に魅了されました。
「ふれあいと、あたたかさのある地域、子どもの感性がそだつ『ひと・地球にやさしい』町づくり」をテーマに開催。
11回目の今回は会場の中央に設営したホタル舎に200匹、「せせらぎの里」内のビオトープに800匹の合計1000匹のゲンジボタルが放流された。開会式の午後7時前から浴衣を着た家族連れやウチワ片手に涼みながら参加したカップルや子どもらが訪れました。
▽西淀川区を愛すべきまちに
午後7時からの開会式では地元の大阪市議で主催者のNPO法人「ひとねっと」理事、荒木幹男氏が「ホタルの夕べは親子の絆を深めるいい機会。みんなで西淀川区に住んでよかったと思える町を築きましょう。『ホタルの夕べ』は今後も〝ホタル博士〟として地元で知られる実行委員会の木下公夫さんを中心にボランティアの皆さまの協力を得てずっと続けましょう」と述べました。
引き続いて西田淳一西淀川区長が「大阪の都会の真ん中でホタル鑑賞ができるのは感動的。ホタルの幻想的な光は人の心を和ませます。西淀川区としてもしっかりとイベントを応援し、人に優しく住んでよかった西淀川区のまちにしたいです」などと来賓の祝辞を述べました。
次いで協賛を代表して芙蓉福祉会理事長の的場定さんが「社会福祉法人として地域の皆さまに支えていただいて福祉施設を運営しております。今後も地域とともに発展し、地域福祉に貢献したいです」とメッセージを述べました。
▽地元企業がボランティアで音楽演奏
このあと、地元の業務用冷蔵庫メーカー、福島工業の軽音楽部(米田匡宏代表)のメンバー2人がミスターチルドレンの「星になれたら」など2曲を熱唱し、ホタルの夕べを盛り上げた。
開会宣言をすると、参加者らは待ちかねたように会場内へ。時間とともに暗闇が深まる中、参加者らはホタル舎や川のせせらぎのほとりで光り輝きながら草にとまったり、幻想的に飛び回るホタルの光景に「あっ!光っている」「幻想的で美しい」などと感嘆の声が漏れていた。
2人の子どもと一緒に参加した30代の夫妻は「子ども2人に本当のホタルの幻想的な光を見せてあげたかった」と笑顔で話していた。
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