ある日森できつね狩りが催されますが、偶然サファイアはズールという人間の言葉を話すきつねに女の子であるという秘密を知られてしまいます。サファイアはズールを捕まえようとしますが、利巧なズールにいいようにあしらわれてまんまと逃げれられてしまうのです。ところがズールはプラスチックに捕まってジュラルミンに殺されそうになったため、自分の命を助けてくれれば王子の秘密をしゃべると言い出します。この様子を聞いていたチンクは急いでサファイアにそのことを知らせに走るのですが…。





ズバリ好きな話です。主人公が何か秘密を持っている場合、物語の受け手はその秘密を主人公と共有して主人公といっしょになってハラハラドキドキするわけです。この話はそのハラハラドキドキがストレートに味わえる、非常に「リボンの騎士」らしい一挿話であります。