ある日サファイアはチンクと一緒に川に停泊していたジュラルミン大公の贈り物だという白鳥の形の船に乗ります。ところが船が勝手に動き出し、二人は海まで流されてしまいます。フランツが後から駆けつけ船に乗り込みますが、船は三人を乗せたままバラの咲き乱れる孤島へと流れ着きます。ひとまず船を降りて島の様子をさぐるサファイアたちの前に、ジュラルミン大公からサファイアの暗殺を命じられたクモ男と名のる怪人物が現れるのですが…。





フランツはサファイアがリボンの騎士だということは知りません。だから常々「こいつは一体何者だ?」と訝しんでいるようで、この話でもリボンの騎士になって出てきたサファイアに対し「君はいったいサファイアのなんなんだい?」と疑問を投げかけています(もちろんごまかされてしまう)。しかしサファイア、しっかりクモ男には「おまえはサファイア姫だろう」とか言われちゃってます。わざわざ変身したのに意味ナシ。フランツ一人が振り回されて気の毒であります(毒もくらっちゃうし)。