我が家の省エネ対策記録






我が家の省エネ対策実績
我が家は、4人世帯で一般的な4LDKのマンションに住んでおります。1998年の8月に2DKのマンションから引っ越したのを期に省エネ対策を本格的に実験するようになりました。 ここではその実績と記録データをもとに色々分析してみたいと思います。
 
 
 
問題は金額ではないが、我が家(4人世帯)の電気・ガス・水道代の合計金額は
月平均10000円程
あれば大丈夫です。皆さんのお宅はどうですか?
(家で仕事していなければもう少しこの金額も減ると思いますが...)



■省エネ対策実践編 ■エネルギー使用量記録編 ■エネルギー使用量解析編 ■個々の省エネ対策の効力 ■ 先頭へ ■

省エネ対策実績編

★ ここでは、我が家にある電化製品を全て直接コンセントにつないだときと、待機電力などの対策を施したときに、どれだけ差が出るか表にしてみました。

    ※ CO2削減量(kg/年)は化石燃料を使用して電力を発電するとき出るCO2などをどの程度削減できたかを意味します。(1kwhあたり0.136kg)

空調関係(待機電力対策)
/  製品 待機電力
(W) 
対策後待機電力
(W)
待機時間
(h)
対策前待機電力量
(kWh/月)
対策後待機電力量
(kWh/月)
改善電力量
(KWh/月)
改善率
(%)
金額
(円/月)
CO2削減量
(kg/年)
対処方法
1
エアコン(リビング) 
2.7
 0.0
12.0
0.97
0.00
0.97
100.0
23.3
1.59
待機電力カット
2
エアコン(和室)
2.7
0.0
12.0
0.97
0.00
0.97
100.0
23.3
 1.59
待機電力カット
3
エアコン(音楽室)
9.6
0.0
20.0
5.76
0.00
5.76
100.0
138.2
 9.45
待機電力カット
4
除湿器 
5.2
0.0
24.0
3.74
0.00
3.74
100.0
89.9
 6.14
待機電力カット
5
空気清浄機
6.8
0.0
24.0
4.90
0.00
4.90
100.0
117.5
 8.03
待機電力カット
6
扇風機(小)
2.8
0.0
24.0
2.02
0.00
2.02
100.0
48.4
 3.31
待機電力カット
7
扇風機(大)
2.4
0.0
24.0
1.73
0.00
1.73
100.0
41.5
 2.84
待機電力カット
8
扇風機(床置)
2.0
0.0
8.0
0.48
0.00
0.48
100.0
11.5
 0.79
待機電力カット
 
合計
34.2
0.0
----
20.6
0.00
20.6
100.0
493.6
33.7
 
AV関係・その他(待機電力対策)
 
/
 製品
待機電力
(W) 
対策後待機電力
(W)
待機時間
(h)
対策前待機電力量
(kWh/月)
対策後待機電力量
(kWh/月)
改善電力量
(KWh/月)
改善率
(%)
金額
(円/月)
CO2削減量
(kg/年)
対処方法
1
CATVアダプタ
6.7
 0.0
18.0
3.62
0.00
3.62
100.0
23.3
5.94
待機電力カット
2
プレステ
1.9
0.0
18.0
1.03
0.00
1.03
100.0
23.3
 1.68
待機電力カット
3
スーパーファミコン
2.6
0.0
18.0
1.40
0.00
1.40
100.0
138.2
 2.30
待機電力カット
4
セガ
0.0
0.0
24.0
0.00
0.00
0.00
100.0
89.9
 0.00
待機電力カット
5
オーディオ機器
8.6
0.0
18.0
4.64
0.00
4.64
100.0
117.5
 7.62
待機電力カット
6
29型テレビ
1.2
1.2
24.0
0.86
0.86
0.00
0.0
0.0
 0.00
 未対策
7
19型テレビ 
2.0
0.0
24.0
1.44
0.00
1.44
0.0
34.6
 2.36
待機電力カット
8
VTR(BS-SVHS-1)
5.1
5.1
24.0
3.67
3.67
0.00
100.0
0.0
 0.00
未対策
9
VTR(BS-SVHS-2)
5.3
5.3
24.0
3.82
3.82
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
10
VTR(SVHS)
9.0
0.0
24.0
6.48
0.00
6.48
100.0
155.5
10.63
待機電力カット
11
VTR(HiFi)
3.3
1.0
1.0
0.10
0.03
0.07
69.7
1.7
0.11
タイマー
12
TVビデオ携帯
3.3
0.0
3.0
0.30
0.00
0.30
100.0
7.1
0.49
タイマー
13
CDラジカセ
10.0
0.2
18.0
5.40
1.91
3.49
64.7
83.8
5.73
タイマー
14
携帯電話充電器
1.3
0.2
18.0
0.70
0.34
0.36
51.3
8.6
0.59
タイマー
15
コードレス電話
6.3
0.2
18.0
3.40
1.24
2.16
63.5
51.8
3.54
タイマー
16
TEL/FAX
9.2
0.8
23.0
6.35
0.83
5.52
87.0
132.5
9.06
着信感知センサー
17
DDIアダプタ
1.1
1.1
24.0
0.79
0.79
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
18
水槽水循環装置
10.1
1.3
6.0
1.82
0.23
1.58
87.1
38.0
2.60
タイマー
19
洗濯機
2.0
0.2
23.0
1.38
0.20
1.18
85.7
28.4
1.94
タイマー
20
温水便座
4.5
0.0
24.0
3.24
0.00
3.24
100.0
77.8
5.32
待機電力カット
21
電子レンジ
6.3
6.3
24.0
4.54
4.54
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
 
合計
99.8
12.9
----
55.0
18.5
36.5
67.1
876.4
59.9
 
パソコン関係(待機電力対策)
 
/
製品
待機電力
(W)
対策後待機電力
(W)
待機時間
(h)
対策前待機電力量
(kWh/月)
対策後待機電力量
(kWh/月)
改善電力量
(KWh/月)
改善率
(%)
金額
(円/月)
CO2削減量
(kg/年)
対処方法
1
パソコン(DOS/V-1) 
13.7
0.0
12.0
4.93
0.0
4.93
100.0
118.4
8.09
待機電力カット
2
ディスプレイ(17型)
4.0
0.0
12.0.
1.44
0.0
1.44
100.0
34.6
2.36
待機電力カット
3
ケーブルモデム
11.0
0.0
12.0
3.96
0.0
3.69
100.0
95.0
6.50
待機電力カット
4
文字放送アダプタ
12.0
0.0
22.0
7.92
0.0
7.92
100.0
190.1
12.99
待機電力カット
5
プリンタ(1)
8.0
0.0
12.0
2.88
0.0
2.88
100.0
69.1
4.73
待機電力カット
6
プリンタ(2)
5.0
0.0
24.0
3.60
0.0
3.60
100.0
86.4
5.91
待機電力カット
7
LAN(ハブ)
2.8
0.0
12.0
1.01
0.0
1.01
100.0
24.2
1.65
待機電力カット
8
スピーカ
4.2
0.0
12.0
1.51
0.0
1.51
100.0
36.3
2.48
待機電力カット
9
パソコン(DOS/V-2)
0.0
0.0
24.0
0.00
0.0
0.00
100.0
0.0
0.00
待機電力カット
10
パソコン(NOTE)
4.5
0.0
6.0
0.81
0.0
0.81
100.0
19.4
1.33
待機電力カット
11
パソコン(NEC-1)
0.0
0.0
24.0
0.00
0.0
0.00
100.0
0.0
0.00
待機電力カット
12
ディスプレイ(15型)
2.4
0.0
20.0
1.44
0.0
1.44
100.0
34.6
2.36
待機電力カット
13
パソコン(NEC-2)
0.0
0.0
24.0
0.00
0.0
0.00
100.0
0.0
0.00
待機電力カット
14
パソコン(NEC-3)
0.0
0.0
24.0
0.00
0.0
0.00
100.0
0.0
0.00
待機電力カット
15
ディスプレイ(15型)
2.5
0.0
24.0
1.80
0.0
1.80
100.0
43.2
2.95
待機電力カット
16
スキャナ
3.4
0.0
24.0
2.45
0.0
2.45
100.0
58.8
4.02
待機電力カット
17
ビデオプリンタ
5.3
0.0
24.0
3.82
0.0
3.82
100.0
91.6
6.26
待機電力カット
18
外付けMO
3.9
0.0
24.0
2.81
0.0
2.81
100.0
67.4
4.61
待機電力カット
19
外付HDD(300M)
4.1
0.0
24.0
2.95
0.0
2.95
100.0
70.8
4.84
待機電力カット
20
外付HDD(300M)
4.1
0.0
24.0
2.95
0.0
2.95
100.0
70.8
4.84
待機電力カット
21
外付HDD(300M)
5.0
0.0
24.0
3.60
0.0
3.60
100.0
86.4
5.91
待機電力カット
22
外付HDD(300M)
5.0
0.0
24.0
3.60
0.0
3.60
100.0
86.4
5.91
待機電力カット
23
外付HDD(300M)
5.3
0.0
24.0
3.82
0.0
3.82
100.0
91.6
6.26
待機電力カット
24
オシロスコープ
0.0
0.0
24.0
0.00
0.0
0.00
100.0
0.0
0.00
待機電力カット
25
データレコーダ
3.2
0.0
24.0
2.30
0.0
2.30
100.0
55.3
3.78
待機電力カット
 
合計
109.4
0.0
----
59.6
0.0
59.6
100.0
1430.4
97.8
     
待機電力対策総合評価
 
/
待機電力量
(W)
対策後待機電力量
(W)
対策前待機電力量
(kWh/月)
対策後待機電力量
(kWh/月)
改善電力量
(kWh/月)
金額
(円/月)
改善率
(%)
CO2削減量
(kg/年)
空調関係
34.2
0.0
20.6
0.0
20.6
493.6
100.0
33.7
AV関係・その他
95.1
18.8
51.6
15.5
36.1
866.5
68.9
59.2
パソコン関係
109.4
0.0
59.6
0.0
59.6
1430.4
100.0
97.8
合計
243.4
22.9
135.1
18.5
116.7
2800.4
89.0
191.4

我ながら、なかなか待機電力に関しては、良い結果が出たように思います。
しかし、驚きなのはコンセントに電化製品をつなげっぱなしにする事で多くの電気を使用していることがよくわかったことです。 これは無駄としか言いようがありませんね。238.7W)適切な対策を施すことで、かなりの部分を削減することが出来ました。(残り22.9W)この残り22.9Wは、タイマーなど電化製品の機能維持のために必要な物で、一度電源を落としてしまうと、次に電源を入れると、初期設定から始まってしまいすぐ使用できない物に必要な電力です。

待機電力ゼロは可能か?
これをどうすればゼロに出来るのでしょうか? 何か仕事をしようとすればエネルギーが必要です。 電源が入っていない間の電力を補うためにバッテリーに蓄電しておくと言うのでは待機電力ゼロとは言えませんし、電卓のように太陽電池でコントロール部分を動かすと言うのも一部使えそうですが、何か良いアイディアはないでしょうか?....待機電力も省エネと言うことで回帰し続けますね!きっと。

 最近「待機電力ゼロ」表示の製品の調査してわかったことは、実際に待機電力を必要としない、例えばタイマー予約を必要としない「洗濯機」などには「待機電力ゼロ」の対策が成されているようです。 構造は、2種類ほど有り(もう少しあるかもしれませんが)電源入力をスイッチで切断しリーク電流を流さなくする方法。 もう一つは、2段電源と行ったらよいのでしょうか、小型スイッチを押すことで電源が電源回路につながり、動作できる状態になり、もう一度電源ボタンを押すと電源回路がシャットアウトできるような構造(抽象的でわかりにくいですか?)。 どちらもよいと思いますが、私は部品点数の少なさから言って、前者の方法の方がよいと思います。(部品を作るのにもエネルギーが必要ですからね!)
待機電力が必要になるものは、タイマーやリモコンの類が付いている製品に限られていますから、何でもかんでも不必要にタイマーなんてつける必要ないと思います。(メーカーの方はどう思われますか?)

取材に応じていただきました「日立」「シャープ」の開発技術の方に感謝いたします。 m(_ _)m

お金じゃないよ
私は削減できた金額をうんぬん言うのは好きではありません。この結果でも金額で言えば月に2800円程度でしたら、自分の小遣いを少し削れば良いだけですから。問題は、電力の削減量・CO2削減量です。これを削減できなければ、いずれ地球温暖化の結果、お金など紙切れになる時代がやってくるかもしれませんよ!...お金だけ問題にする考えは中途半端としか言えませんね!


★ ここでは、我が家にある電化製品の中で省エネ対策可能な物に、対策を施した結果をまとめてみました。

    ※ CO2削減量(kg/年)は化石燃料を使用して電力を発電するとき出るCO2などをどの程度削減できたかを意味します。(1kwhあたり0.136kg)

省エネ対策
 
 
製品
動作電力
(W)
対策後電力
(W)
効果時間
(h)
未対策電力量
(kWh/月) 
対策後電力量
(kWh/月) 
改善電力量
(KWh/月)
改善率
(%)
金額
(円/月)
炭素換算
(kg/年)
対策方法
1
台所蛍光灯
40.0
0.80
3
3.60
0.07
3.53
98.0
84.7
5.79
人体感知センサー
2
蛍光灯(リビング)
112.0
92.00
6
20.16
16.56
3.60
17.9
86.4
5.91
光量・明るさアップ
3
蛍光灯(書斎)
68.0
55.00
8
16.32
13.20
3.12
19.1
74.9
5.12
光量・明るさアップ
4
蛍光灯(トイレ)
15.0
15.00
1
0.45
0.45
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
5
蛍光灯(洗面所)
40.0
40.00
1
1.20
1.20
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
6
蛍光灯(玄関)
15.0
15.00
5
2.25
2.25
0.00
0.0
0.0
0.00
対策済み
7
蛍光灯(ベランダ)
60.0
15.00
1
1.80
0.45
1.35
75.0
32.4
2.22
高周波蛍光灯へ変更
8
蛍光灯(和室)
68.0
57.00
5
10.20
8.55
1.65
16.2
39.6
2.71
光量調整
9
和室電球
5.0
1.00
12
1.80
0.36
1.44
80.0
34.6
2.36
小電力商品に交換
10
風呂電球
60.0
15.00
2
3.60
0.90
2.70
75.0
64.8
4.43
高周波蛍光灯へ変更
11
納戸照明
68.0
59.00
2
4.08
3.54
0.54
13.2
13.0
0.89
光量調整
12
照明(音楽室)
68.0
57.00
3
6.12
5.13
0.99
16.2
23.8
1.62
光量調整
13
照明(スタンド)
120.0
120.00
3
10.80
10.80
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
14
シャンデリア
200.0
200.00
2
12.00
12.00
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
15
冷蔵庫
70.1
64.17
24
50.46
46.20
4.26
8.4
102.2
6.99
カーテン
16
電気ポット
32.0
0.00
20
19.20
0.00
19.20
100.0
460.8
31.50
使用しない
17
電子レンジ
1100.0
1100.00
1
33.00
33.00
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
18
29型テレビ
93.0
69.00
6
16.74
12.42
4.32
25.8
103.7
7.09
明るさ調節
19
19型テレビ
65.0
55.00
3
5.85
4.95
0.90
15.4
21.6
1.48
明るさ調節
20
ディスプレイ(17型)
47.0
4.00
8
11.28
0.96
10.32
91.5
247.7
16.93
スタンバイモード
21
ディスプレイ(17型)
64.0
47.00
8
15.36
11.28
4.08
26.6
97.9
6.69
明るさ調節
22
ディスプレイ(15型)
42.0
3.20
2
2.52
0.19
2.33
92.4
55.9
3.82
スタンバイモード
23
ディスプレイ(15型)
55.0
42.00
2
3.30
2.52
0.78
23.6
18.7
1.28
明るさ調節
24
扇風機(床置)
30.0
0.80
2
1.80
0.05
1.75
97.3
42.0
2.87
人体検知センサー
25
納戸扇風機
24.0
24.00
2
1.44
1.44
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
26
電気カーペット
680.0
680.00
12
244.80
244.80
0.00
0.0
0.0
0.00
未測定
27
石油ファンヒータ
24.0
24.00
12
8.64
8.64
0.00
0.0
0.0
0.00
未測定
28
エアコン
750.0
750.00
4
90.00
90.00
0.00
0.0
0.0
0.00
未測定
29
シンセサイザ
32.0
32.00
2
1.92
1.92
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
30
MIDI関連
22.0
22.00
2
1.32
1.32
0.00
0.0
0.0
0.00
未対策
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
合計
         
66.86
30.7
1604.5
109.69
 

まだまだ未対策の物や未測定の物がありますが、いまのところ1ヶ月で最大(66.86kWh)削減する事が出来ました。
金額に直すのは好きではありませんが、1600円ほど節約にはなってます。 炭素換算で(110kg/年)ほどです。 これらは、みな毎日使う物ばかりで、使用に際して支障が出るような対策は行っておりませんが、それを守りつつさらなる対策を考えていきたいと思います。 それにしても、やれば出来るのですね!

センサーなどを使って対策すると待機電力が発生する。
センサーなどを電子回路を使って対策を行うとその電子回路に対起電力が必要になります。 これをどうすればゼロに出来るのでしょうか? 何か仕事をしようとすればエネルギーが必要です。 電源が入っていない間の電力を補うためにバッテリーに蓄電しておくと言うのでは待機電力ゼロとは言えませんし、電卓のように太陽電池でコントロール部分を動かすと言うのも一部使えそうですが、何か良いアイディアはないでしょうか?....待機電力も省エネと言うことで回帰し続けますね!やっぱり。

お金じゃないんだよ!
私は削減できた金額をうんぬん言うのは好きではありません。この結果でも金額で言えば月に1600円程度でしたら、自分の小遣いを少し削れば良いだけですから。問題は、電力の削減量・CO2削減量です。これを削減できなければ、いずれ地球温暖化の結果、お金な
ど紙切れになる時代がやってくるかもしれませんよ!...お金だけ問題にする考えは中途半端としか言えませんね!



対策総合評価
 
/
電力量
(W)
対策後待機電力量
(W)
対策前待機電力量
(kWh/月)
対策後待機電力量
(kWh/月)
改善電力量
(kWh/月)
金額
(円/月)
改善率
(%)
CO2削減量
(kg/年)
待機電力対策
243.4
22.9
135.1
18.5
116.7
2800.4
89.0
191.4
省エネ対策
----
----
----
----
66.86
1604.5
30.7
109.7
合計
243.4
22.9
135.1
18.5
183.6
4404.9
59.9
301.1

毎月、未対策の場合より最大(183.6kWh)を削減できることがわかり驚きました。 あとで御紹介しますが年間の使用電力量がこの対策で年間で78%になっていることがわかります。 各家庭でこのような対策が成されエネルギー消費量が日本中で削減できるでしょう。 その結果、環境対策につながり火力発電所からのCO2など排出量も減り、地球温暖化防止に役立ち良い方向に進むのではないでしょうか?




 

■省エネ対策実践編 ■エネルギー使用量記録編 ■エネルギー使用量解析編 ■個々の省エネ対策の効力 ■ 先頭へ ■


エネルギー使用量記録編

★ ここでは、我が家で毎日記録しているエネルギーや気温などのデータを紹介したいと思います。 そして記録したデータをどう活用すればよいか考えていきましょう。

毎月の電気・ガス・水道使用量
 

 
電気(kwh) ガス(m3) 水道(m3) 灯油(L) 電気(円) ガス(円) 水道(円) 灯油(L) 合計(円) 合計金額前年差(円) 炭素排出量(kg) 炭素排出量前年差(kg)
254.87 69.99 25.00 0.00 5,862 8,469 3,141 0 17,472 79.4 
477.39 57.40 25.00 0.00 10,980 6,945 3,141 0 21,066 98.0 
326.35 58.45 25.00 0.00 7,506 7,072 3,141 0 17,719 80.6 
223.00 54.26 25.00 0.00 5,129 6,565 3,141 0 14,835 65.5 
217.39 41.67 25.00 0.00 5,000 5,042 3,141 0 13,183 56.8 
220.74 35.20 25.00 0.00 5,077 4,259 3,141 0 12,477 53.0 
319.09 25.91 25.00 0.00 7,339 3,135 3,141 0 13,615 58.9 
389.65 22.17 25.00 0.00 8,962 2,682 3,141 0 14,785 64.9 
553.70 25.91 25.00 0.00 12,735 3,135 3,141 0 19,011 87.0 
10 242.78 33.20 25.00 0.00 5,584 4,017 3,141 0 12,742 54.4 
11 143.48 35.67 25.00 0.00 3,300 4,316 3,141 0 10,757 44.0 
12 158.48 40.12 25.00 0.00 3,645 4,855 3,141 0 11,641 48.7 
254.87 69.99 25.00 0.00 5,862 8,469 3,141 0 17,472 0 79.4  0.0 
477.39 57.40 25.00 0.00 10,980 6,945 3,141 0 21,066 0 98.0  0.0 
326.35 58.45 25.00 0.00 7,506 7,072 3,141 0 17,719 0 80.6  0.0 
223.00 54.26 25.00 0.00 5,129 6,565 3,141 0 14,835 0 65.5  0.0 
217.39 41.67 25.00 0.00 5,000 5,042 3,141 0 13,183 0 56.8  0.0 
220.74 35.20 25.00 0.00 5,077 4,259 3,141 0 12,477 0 53.0  0.0 
319.09 25.91 25.00 0.00 7,339 3,135 3,141 0 13,615 0 58.9  0.0 
309.00 19.60 10.50 0.00 7,500 3,532 1,784 0 12,816 -1,969 51.3  -13.6 
206.00 18.00 10.50 0.00 4,563 3,384 1,784 0 9,731 -9,280 37.9  -49.1 
10 156.00 20.00 10.50 0.00 3,251 3,650 1,784 0 8,685 -4,057 33.2  -21.2 
11 154.00 25.00 14.50 0.00 3,201 4,383 2,134 0 9,718 -1,039 36.8  -7.2 
12 183.00 27.00 14.50 0.00 3,201 4,635 2,134 0 9,970 -1,671 41.6  -7.1 
325.00 37.00 14.50 0.00 7,670 5,846 2,134 0 15,650 -1,823 65.0  -14.4 
291.00 35.00 14.50 0.00 6,720 5,677 2,134 0 14,531 -6,535 59.6  -38.4 
261.00 36.00 14.50 0.00 5,928 5,549 1,830 0 13,307 -4,413 56.7  -23.9 
271.00 37.00 12.50 0.00 6,128 5,586 1,830 0 13,544 -1,292 58.2  -7.3 
187.00 28.00 12.50 0.00 4,002 4,541 1,830 0 10,373 -2,811 42.4  -14.4 
183.00 24.00 12.50 0.00 3,900 4,054 1,830 0 9,784 -2,693 39.3  -13.7 
235.00 17.00 13.50 0.00 5,188 3,072 1,981 0 10,241 -3,374 41.2  -17.6 
294.00 13.00 13.50 0.00 6,708 2,520 1,981 0 11,209 -1,607 45.8  -5.5 
306.00 15.00 13.50 0.00 7,039 2,796 1,981 0 11,816 2,085 48.5  10.6 
10 248.00 18.00 13.50 0.00 5,559 3,224 1,981 0 10,764 2,079 43.4  10.2 
11 218.00 24.00 14.00 0.00 4,798 4,058 2,134 0 10,990 1,272 43.8 7.0 
12 274.00 37.00 14.00 0.00 6,219 5,592 2,134 0 13,945 3,975 58.8  17.2 
347.00 45.00 14.00 0.00 8,277 6,613 2,058 0 16,948 1,298 72.7  7.7 
307.00 42.00 14.00 0.00 7,161 6,259 2,514 0 15,934 1,403 66.0  6.3 
325.00 44.00 17.00 0.00 7,662 6,496 2,514 0 16,672 3,366 69.9  13.2 
283.00 40.00 17.00 0.00 6,549 6,022 2,439 0 15,010 1,466 62.3  4.1 
237.00 34.00 13.50 0.00 5,360 5,313 2,439 0 13,112 2,739 52.4  10.0 
173.00 10.00 13.50 0.00 3,714 2,133 2,439 0 8,286 -1,498 29.3  -10.0 
228.00 12.00 13.00 0.00 5,159 2,455 2,439 0 10,053 -188 37.1  -4.1 
292.00 13.00 13.00 0.00 6,842 2,599 1,906 0 11,347 138 45.4  -0.3 
281.00 12.00 13.00 0.00 6,532 2,455 1,906 0 10,893 -924 43.5  -5.0 
10 196.00 16.00 13.00 0.00 4,260 3,062 1,981 0 9,303 -1,461 35.8  -7.6 
11 191.00 20.00 13.00 0.00 4,028 3,647 1,981 0 9,656 -1,334 37.8  -6.0 
12 189.00 33.00 15.00 0.00 3,979 5,366 2,210 0 11,555 -2,390 46.2  -12.6 
300.00 49.00 15.00 0.00 6,793 7,398 2,210 0 16,401 -547 69.8  -2.9 
268.00 47.00 14.50 0.00 5,987 7,148 2,134 0 15,269 -666 64.6  -1.4 
212.00 39.00 14.50 0.00 4,575 6,151 2,134 0 12,860 -3,813 52.7  -17.2 
187.00 29.00 12.50 0.00 3,965 4,948 1,830 0 10,743 -4,267 43.0  -19.3 
185.00 18.00 12.50 0.00 3,915 3,403 1,830 0 9,148 -3,964 35.7  -16.6 
171.00 14.00 12.00 0.00 3,561 2,807 1,753 0 8,121 -165 31.4  2.1 
262.00 10.00 12.00 0.00 5,859 2,219 1,753 0 9,831 -222 39.8  2.6 
302.00 5.00 12.00 0.00 6,874 1,472 1,753 0 10,099 -1,248 41.4  -4.1 
241.00 7.00 12.00 0.00 5,327 1,771 1,753 0 8,851 -2,042 35.3  -8.2 
10 208.00 11.00 11.50 0.00 4,512 2,371 1,753 0 8,636 -667 33.8  -2.0 
11 200.00 17.00 11.50 0.00 4,310 3,270 1,753 0 9,333 -323 36.7  -1.1 
12 205.00 26.00 12.00 0.00 4,436 4,595 1,781 0 10,812 -744 43.2  -3.0 
273.00 29.00 12.00 0.00 6,159 4,954 1,781 0 12,894 -3,508 53.2  -16.5 
268.00 28.00 12.00 0.00 6,032 4,830 1,781 0 12,643 -2,626 52.0  -12.6 
232.00 25.00 12.00 0.00 5,119 4,349 1,781 0 11,249 -1,611 45.8  -7.0 
200.00 25.00 12.00 0.00 4,285 4,273 1,781 0 10,339 -404 41.9  -1.1 
216.00 19.00 12.00 0.00 4,688 3,502 1,781 0 9,971 823 40.0  4.3 
181.00 15.00 12.00 0.00 3,805 2,917 1,781 0 8,503 382 33.2  1.8 
187.00 12.00 12.00 0.00 3,956 2,479 1,781 0 8,216 -1,615 32.0  -7.7 
351.00 7.00 13.50 0.00 8,218 1,748 2,029 0 11,995 1,896 48.8  7.4 
232.00 9.00 13.50 0.00 5,092 2,040 2,029 0 9,161 310 35.8  0.4 
10 187.00 13.00 13.50 0.00 3,901 2,598 2,029 0 8,528 -108 32.9  -0.9 
11 245.00 21.00 13.50 0.00 5,259 3,731 2,029 0 11,019 1,686 45.0  8.3 
12 192.00 23.00 13.50 18.00 3,969 3,976 2,029 720 10,694 -118 52.3  9.2 
295.00 28.00 13.00 24.00 6,477 4,578 1,947 960 13,962 1,068 72.0  18.7 
256.00 27.00 13.00 23.00 5,528 4,465 1,947 920 12,860 217 66.0  14.0 
231.00 28.00 12.50 20.00 4,480 4,465 1,864 800 11,609 360 61.4  15.7 
182.00 27.00 12.50 0.00 3,725 4,420 1,864 0 10,009 -330 41.1  -0.8 
199.00 24.00 12.00 0.00 3,725 4,058 1,781 0 9,564 -407 41.2  1
153.00 16.00 12.00 0.00 3,018 3,004 1,781 0 7,803 -700 30.5  -3
207.00 17.00 12.00 0.00 4,353 3,152 1,781 0 9,286 1,070 37.6  6
247.00 14.00 14.00 0.00 5,331 2,723 2,238 0 10,292 -1,703 40.8  -8
10
11
12
年平均 218.83 20.58 12.92 4,572 3,601 1,943 10,399 112.1 46.4 5.1
対策前 292.93 44.36 25.00 6,737 5,367 3,141 15,246 68
 

光熱量の推移
実際の対策前後の結果を比較すると電気で平均23%・ガスで平均41%・水道で47%削減する事が出来ました。 計算上との差は、対策前もコンセントを抜いたりして省エネ行動をしていたことが原因していると思います。 全く省エネ行動をしていない家庭なら計算上での削減量に近づくと考えられます。

灯油で暖房は安価だがCO2排出量が増えた。
最近暖房で石油ファンヒーターを使用しました。 確かに燃料費は安価ですむのですがCO2排出量は逆に増えてしまいました。 ちょっと要注意ですね。
(2003年4月)

効果有りですが、さらに・・・
長年エネルギー使用量を計っているが、少し頭打ちぎみです。 金額で言えば10000円を合計で切りたいのですがなかなか・・・。 意識して節約すると生活観が失われますから更なる工夫が必要ですね。 とりあえず、最新の電化製品などへ買い換えることにしましょう。
 

光熱費の推移
金額で比較したくはないのですが、燃料価格の増減は多少あったものの効果があったことは光熱費でも証明されたようです。 特に電気使用量は冷蔵庫やエアコンをノンフロン型・超省エネ型などに買い換えたことでかなりの効果があったようです。 少し金額ははりますが、省エネタイプの方がお得ですよ!(笑)

食器洗い乾燥はやはり問題あり?
食器洗い乾燥機を1年間使用している今の時点で、以前よりガス使用量が増加していることがデータからわかる。 夏場、給湯などなくても手洗いしていたのが、食器洗い乾燥機では給湯が必ず必要になってくるためガス使用量は増加が確認されました。 水道使用量もカタログでは劇的に減少するはずがほとんど変化ありませんでした。 冬から春にかけて食器洗い乾燥機を使用し、夏場は手洗いの方が効率がよさそうです。 でも、妻の手あれが軽くなったのでよしとするかな?!・・何か良い方法を考えて見ましょう。
(2003年8月)
 


 

問題は金額ではないが、我が家(4人世帯)の電気・ガス・水道代の合計金額は
月平均10000円程
あれば大丈夫です。皆さんのお宅はどうですか?
(家で仕事していなければもう少しこの金額も減ると思いますが...)

記録データの使用方法
記録したデータはどう使用したらよいのでしょうか? 私の場合は前年度の同時期のエネルギー使用量の比較に使用し、増減した理由を考え新たな省エネ対策の参考資料としています。 当然ながら、こういったデータがなければ対策をどのようにすれば良いかの発想も出てきませんので、みなさんも是非記録して対策を考えてみて下さい。



 

■省エネ対策実践編 ■エネルギー使用量記録編 ■エネルギー使用量解析編 ■個々の省エネ対策の効力 ■ 先頭へ ■

エネルギー使用量解析編

毎日の電気・ガス・水道使用量そして気温・湿度データなど
我が家では、毎日決まった時刻に電力・ガス・水道使用量や室内最低気温・最高気温・湿度・室外気温や風向き・天気・冷暖房器具の使用状況・風呂・洗濯・その他(自分の体重や体脂肪率)を記録しております。勿論、旅行や何かの理由で記録できなかった日はありますが、その期間のデータは周囲のデータで補間する事で対処しております。

毎日の記録したデータをもとに季節とエネルギーの使用量などの関係を考えていきましょう。
 

これは毎日の、電気・ガス・水道使用量の変化をグラフに表した物です。
電力使用量について
電力の使用量は、上のグラフでみる2月・8月にピークを迎えている。 これは、冷暖房装置主にエアコン」の電力消費と冷蔵庫の電力消費が増加につながっていると思われる。 少しわかりにくいが、夏場より冬場の方がエネルギーの消費量が多い。 これは、空気中の熱エネルギー量が少ないことから、ヒートポンプを利用しているエアコンの消費電力に影響を与えているのではないでしょうか?
ガス使用量について
ガス使用量は2月にピークを迎えていることがよくわかります。 ガスで何をするかと言えば、主にお湯を沸かしたり料理で使用したりと、加熱に使用することがほとんどだと思います。(ガス冷房もありますが..)私の住む大阪(我が家)では、夏の水道水の温度は約25〜31度、冬は約5〜10度で最大26度も差があります。 これらの温度で主に使用するお風呂を沸かそうとすると、3〜4倍ものガスを使用しなければなりません。風呂だけで言えば、夏場はシャワーですませる日が多くなるのも夏場にしよう量が減る原因となっているようです。
水道使用量について
水道使用量は、年間を通して一定のようですが、夏場に減って、冬場に増えているのが少しですが観ることが出来ます。 これはお風呂の影響があると思われます。 「ガス」の方でも書きましたが、夏場はシャワーで済ませることが多く、冬場は湯船につかることが多くなります。 お風呂では普段250リットルほど使用しシャワーでは100リットル程使用しているようです。であればもっと季節によって変化があると思われますが、我が家では風呂の残り湯を洗濯に使用するために、その辺かが少なくて済んでいると考えられます。
水は一番大事な資源ですから無駄なく使用しましょう。

これは、室温と月平均の電力用量の関係をグラフに表した物です。
電力使用量について
電力の使用量は、上のグラフでみる2月・8月にピークを迎えている。 これは、冷暖房装置主にエアコン」の電力消費と冷蔵庫の電力消費が増加につながっていると思われる。
室温と電力使用量の関係
電力消費は気温に大きく影響されることがグラフから確認することができます。 我が家(大阪)の場合は、夏場の最高気温が37度まで上がることがあります。 このようなときはエアコンもフル回転でどうささせ1日中つけっぱなしの日が我が家でも5日ほどあります。 エアコンは体に良くないが、寝るときつけていないと睡眠不足でもっと悪い結果を招いてしまいます。 それと、夏によく電力を使用するのが冷蔵庫です。 うちの冷蔵庫の場合は8月は1日中100W使用し続けており、冬場の倍以上です。冬場になると、室温が低いため冷蔵庫は電力をあまり消費しなくなります。 しかし、同時に暖房で部屋を暖めてしまいますので、その冷蔵庫の効率も少し落ちてしまいます。 詳しくは調査中です。まあ、冬場だけ冷蔵庫を外に放り出しておけば効率よいのでしょうけど...できませんか..やっぱり。
冷暖房効率を良くするために窓の断熱処理
「家庭内の省エネ」で紹介したような窓の断熱効果をした結果、グラフで観ていただくとわかるように冬場の最高温度が3度ほど上昇している。 夏はと言うと、グラフには現れないが、この暑かった2000年の夏にも関わらず、電力消費量が減っている。 これは、窓に赤外線防止処理を施した結果と言えると思います。

これは、室温(最高・最低)と湿度・外気温をグラフに表した物です。
年間の室温と湿度をみて
こうやって、室内気温などのデータを観察てみると、厚さ30cm以上のうちのマンションの壁もあまり断熱されていないような気きになってきます。 まあ最低室温が15度程度、最高室温は32度程度で、湿度もお天気どうりで、夏場はエアコンは5つある全部の部屋を2.8kwの超省エネエアコン1台で冷房しているだけで29度ほどに安定させることが出来るので断熱効果が現れていると言うことなのでしょうか? 西日が当たり出すとエアコンがフル回転しているのがよくわかりますが、それも2時間ほどで終了です。

幸いなことに、夏場は風速10m程の風が大阪湾の方から吹き付けるため冷房もあまり必要ないのも我が家の電力消費量が少ない要因となっているのは間違いないでしょう。 一時期はこの風で風力発電を考えていましたが、マンションなので設置場所がないので頓挫しました(計算では1日約0.5kWh発電できるのに、もったいない)

冬場は、エアコンと扇風機、そして電気カーペットを総合的に利用して省エネをはかり室温は19度ほどに保って暖かく過ごしております。 冬場の西日は暖かくて気持ちよいですね! でも赤外線反射処理を今年行ったので、どんな結果になるかは追って報告いたします。

室温と各エネルギー消費の関係
こうやって、室内気温と各エネルギーの消費量をグラフにしてみると、温度との関係があることがよくわかりますね。

電気は気温が高いと冷蔵庫やエアコンの消費電力が増えますし、冬場は暖房でホットカーペットやこたつ、エアコンなどで消費電力が増えると言うことですね。

ガスは夏場は気温と同じく水温も高いので(冬場5〜10℃ 夏場25〜31℃)同じ42℃の風呂をわかすのでも、水温5℃からと31℃からでは3倍以上のガス使用量の差があります。 また、夏場の台所での調理の際は、電磁調理器を使うことで末端での熱効率を上げることで不要な熱発散を押さえることで冷房効率を押さえることができます。 簡単に言うと、ガスは熱気が多いが電磁調理器(IH)で調理すれば熱の発散が少ないので冷房や換気のエネルギーが少なくてすみます。 今年2001年は、お茶沸かしにポットや電磁調理器を使いガスから電気へ少しエネルギーシフトしてみました。 でも、実際のところ、環境を考えたときIHとガスとでどちらが有利か検証が必要ですので、その結果は別のページ(VS ヴァーサス)で紹介する予定ですのでお楽しみに。

水道使用量については我が家の場合は年間を通してほぼ一定の消費量となっております。 冬場はシャワーではなくお風呂に毎日つかりますので、水道使用量も増えるはずですが、洗濯の水などに使用することで全体の使用量を一定に保つことができているようです。 皆さんも節水を心がけてくださいね!




 

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個々の省エネ対策の効力

★ ここでは、我が家で行っている省エネ対策の対策の効力がどの程度なのかを記録したデータを素に解説してみた
  いと思います。

冷蔵庫にカーテン取り付け省エネ対策。
これは、冷蔵庫内の冷気を外に逃がさない細工を施すことで省エネにつなげようと言う考え方です。 既に製品とし
て売られているので、お求めになられたら即効果が現れます。
 
これは、私が自作した物で、ドアポケットにも冷気が流れるように一番上の層にはカーテンが付いていません。そうすることで冷蔵庫全体が冷えるようになります。

さて、どの程度効果があるのかですが、我が家の冷蔵庫はインバータ方式でない6年前ほどの製品です。 平均すれば70Wほど電力を消費しておりました。
短期に効果を調べてみたところ8%ほど電力を削減できた結果が得られましたが、只今長期実験中ですので結論を出すには少し時間が必要です。

最近の冷蔵庫は断熱材の改善やインバータ方式が当たり前になってかなり消費電力が少なくなっているようなので、そちらのデータも早くとってみたい物です。(どなたかデータ持っておられませんか?)

対策前:1682(Wh)
対策後:1540(Wh)[8.4%削減]
効果:1682−1540=142(Wh)の省エネ(1日)
(142/1000)×24円×30日=102.24円の節約(1ヶ月)


 
これは、対策前と対策後を判りやすいように電力消費の変化を表したものです。

データ番号(1〜16) :対策前
データ番号(16〜32):対策後

ちょっとわかりにくいですか? 解説しますと、前半の対策前は冷蔵庫のドアの開閉により頻繁に開閉する時間帯は電力を多く消費していることが判ります。

後半の対策後はドアの開閉の際に冷気が外に出にくくなったおかげで電力消費の変化が少なくなっているのが判ると思います
 

このグラフは、時間帯別の消費電力の分布を表したものです。 この分布の対策後・対策前の平均消費電力・標準偏差を表した表を下に表します。
 
データ 対策前 対策後
平均消費電力(Wh) 0.087 0.080
標準偏差 0.022 0.013
改善効率(%)
---
7.61%

標準偏差を見ていただくと、消費電力の変化が対策後に小さくなっていることがわかると思います。効果は8%程ですが冷蔵庫は1年中休まず動く機器ですし家庭内では多くの電力を使用するものなので、是非皆さんも挑戦してみて下さい。



別の省エネ方法も只今考案中ですのでそちらも出来上がり次第御報告いたします。
室温でこんなに違う冷蔵庫の消費電力!
これは、我が家の冷蔵庫の室温に対する消費電力を測定してみた物です。 これを見て判りますように室温が消費電力にかなり影響していることがわかると思います。 夏と冬とでは倍の開きがあります。

冷蔵庫のまわりに熱源(コンロやオーブンレンジ)などがあったり放熱を妨げるような物が置いてあれば余分な電力を消費することがこのグラフを見れば一目瞭然です。
ちなみに、真夏は真冬の2倍以上の電力を消費しております。(出来るだけ涼しい場所に配置しましょう)

具体的な対策

風通しの良い場所に冷蔵庫を置き、必ず放熱のための十分な壁との隙間を空ける

熱源(コンロやオーブンレンジ)は冷蔵庫から遠ざけ、使用した後は熱がこもらないように換気を心がける。

冷蔵庫の扉の開閉回数を出来るだけ少なくすることで余分な消費エネルギーを抑える。

1ヶ月に一回は冷蔵庫の中の物を整理整頓する。 冷気の通りを良くし、冷蔵庫に入れなくても良い物を分別し外に出すことで消費エネルギーを抑える。

冬場など平均気温が低いときは、冷蔵庫に入れなくともジュースやビール、野菜などは野外に出しておけば十分冷やすことが出来る。 極論を言えば、冷蔵庫ごと外にだしておけば消費電力が非常に少なくて済むかもしれない(無理ですか?)



2000.9.6−2002.3.19 (つづく)
最終更新:2002年3月19日


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