なぜ塗替えが必要なのか?
塗装とは保護と美化が目的です。
私達が生活をする中で、見渡すあらゆる物に塗装が施されています。
自動車、建築物、家具、電化製品、橋や鉄塔言い出せば切りがありません。
塗装とは、これらすべての物の素材の保護と見た目の美しさをを与える目的があります。
しかし塗料は、永久的にその性能を保持できません。塗膜に限界がくれば、素地を保護したり、美しく見せることもできなくなります。そのために定期的な、塗替えが必要となります。
塗替え時期は、いつごろか?
では塗替えは、いつごろするのがよいのか、建築塗装にしぼって話します。
塗料の種類は、気が遠くなるほどいろいろありますが、建物新築時の外壁に使われている塗料は、アクリル樹脂塗料が、大半です。
アクリル樹脂塗料の耐候年数は、立地条件にもよりますが、大体8年〜10年ぐらいです。
屋根のカラーベスト・コロニアルなどもだいたい10年ぐらいで劣化してきます。
ベランダの手摺や鉄骨階段などの鉄部は、合成樹脂調合ペイント(ぞくに言うペンキ)が、塗られています。ペンキは大体4年〜6年ぐらいで塗替えです。
塗替えをしないでほおって置くと、外壁素材のモルタルやサイディングボードなど素地の劣化を早めることになりかねません。
屋根のカラーベストやコロニアルも歪や浮きの原因にもなり、最終的に塗装では手におえず、葺き替えが必要となってしまいます。
手摺などの鉄部では、錆が発生し鉄が腐食してきます。手摺などの付け根部分が腐食してくるとかなり危険で、手摺の役目を果たさなくなり、事故が起きる可能性も出てきます。
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