戦国BASARA


 なんとゆうキャラショー。ストーリー皆無。ま、ゲーム自体がそうといえばそうなんだけど。


 「戦国BASARA」舞台初日観たぜ! ミュージカルじゃないので休憩ないかと思ってたんだが、あることにもびっくりしたが、30分間ってアナウンスが入った瞬間、客席全体が「ええっ?!Σ( ̄□ ̄;)」って言った!(笑) 30分って!!(笑) キャストの体力回復待ちか…?


 原作は、CAPCOMが光栄の「戦国無双」をパクって作った歴史アクションゲーム腐女子対応版。なんともいえずトンデモな人物設定とスタイリッシュなデザインで、昨今の女性の間の歴史ブームの火付け役となり、武将ゆかりの地に歴女と呼ばれる女子が押し寄せたりしているそうだ。まあ炎の蜃気楼のころからちょくちょくあった現象の、21世紀版ということですね!(笑)

 そんなゲームの主人公は、蒼き独眼竜・伊達政宗と、赤き若虎・真田幸村。永遠のライバルとなる二人を軸に、信長、秀吉、家康、武田に上杉に長曽我部と、群雄割拠の戦国絵巻が幕を開ける…と。
 てか、政宗の不運は、まさしくその「群雄割拠の戦国時代」からわずかに遅れて生まれたがために、その頃にはもう天下の趨勢は決まってしまってたっちゅうとこが辛いとこだったんで、同時代に登場できたらほんま苦労ないんですけどね(笑)。(とはいえ、ゲームやってても思ったが、やっぱり奥羽から京に攻め上ぼるのは余りに遠かったろうと思うよ)
 そんなわけで武田信玄の配下ということになっている真田幸村とライバルとか言われてもぴんとこないのだが、まあ野暮はいわずにどんどんいこう! かっこよけりゃいーんだよ!


 というわけでそんな戦国絵巻の舞台版。

 お館様(武田信玄)命の熱血わんこ・真田幸村と、英語混じりの六刀(爪)流(ロロノア・ゾロの倍)、伊達政宗なわけですが、この! クールで英語で鉄砲玉で、カリスマあふるる暴走族のヘッド(部下はチーマー)みたいな政宗公を、なななんと現・跡部役のゆきちゃんが演じると!!

 あー。こりゃ絶対かっこいいわ。決まってんやんもう。

 そう思いまして東京まで行ったわけですが、はい問題なくかっこよかったですじょ? あ、いや問題はある。髪型。あのとても危険な形状の兜は殆ど外しているので、せっかくお顔が見えるというのに、なんだその前髪は!! むっちゃやりにくそうやし、…短くていいよ! 全体的に! むぅーん。
 そんなわけで長身痩躯のシルエット、兜があるともう完璧。想像通りのかっこよさでした! シャベリもさーこういうガラ悪い役あってるよなこの人(笑)。育ち悪そう(笑)。

 でもって政宗の忠実なる年上の家臣、「竜の右目」片倉小十郎を吉田友一! 私は「bambino」くらいしか知らないけど結構好きなので、嬉しくはあるけど、うーん友一なあ? とは思った。冷静な組の若頭(でもキレるとチンピラ)というか、インテリヤクザというか、でも迫力もあるし冷静だし長身はかっこいいし、唯一顔が童顔なんだよなーというところだけ。ちょっと小十郎というには可愛いんだよな。
 客席がどよっと笑ったのが、まあなんでもないはずのシーンと言えるような小さいとこで、光秀を追って扉をばーんと蹴り開けるシーンで、そのヤクザキックにちょっと客席笑った(笑)。ゲームの小十郎の性格知らんと「なんで笑いが?」って感じだけど。

 ゲームをやってるとくすっと笑える演出はいくつかあります。熱血渡河! とか、東門開門! とか、織田軍内乱! とか! ホラ貝とか。雑魚が群がって見えないくらいになるんだけどそんなの関係ねえ! とばかりにばったばった斬りふせられてくとかゲームっぽかった(笑)。
 でももっとあってもよかったんじゃないかなあ! 名乗りは全員分、ビシッと決めさせるくらいしてもよかったのに。


 内容。

 公演時間の9割が殺陣でした(笑)。正直言えば、上手くもねえ殺陣ずっと見せられてもなあ、って感じ。(わー言っちゃった。)ストーリーは無きに等しい。まあゲーム自体そんな感じだし? いいっちゃいいんだけどキャラショーで。
 でもこれ見にくる女子年齢層に、このストーリーの無さもどうなんですかね。腐女子というより貴腐人なんですけど客層。

(追記:なんかこれ、「英雄外伝」の政宗&幸村シナリオなんですね?! セリフとかも結構まんまみたい。あっはっは、ストーリーないとか暴言書いちゃった。でも別に訂正はしない。笑)

 キャストも、ゆきちゃんとか死ぬんじゃないかと言うほど走り回っておる…。言うほど若くないんだぜあいつ! とハラハラするよ。技がゲームのを意識してるから、こうテニスで言うとダンクスマッシュみたいな飛び込み技が多くて大変そう。

 アクション見応えあったのは蘭丸(「最遊記歌劇伝」の悟空役の椎名くん)VS佐助はよかったな! 双方が短い武器なので身のこなしも軽くてとてもスピーディーかつアクロバティック!
 幸村は熱い。無駄に熱い。でも槍の取り回しがとても大変そうで、重い槍二本も振り回して、動きが鈍くはあった。でもちょーうーわんこ! わんこ! 可愛いっ! 声もはっきりでてて、腹筋も割れてて、かわいかっこよかったです!
 そう、幸村&佐助に比べると、政宗&小十郎がイマイチ声が良く聞こえなくて(クールキャラだからってのもあるんだけど)、ちょいとその辺は調節してほしかったなあ。

 腐女子的にはこの世界で王道はどっち受なのかな? よく知らないんですけど、長篠の戦いでお館様をかばった矢傷に苦しめられ、本領を発揮できずに信長の前に為すすべもない幸村のピンチを、2度も救いにくる政宗という(笑)。ここは萌えるとこなんですか(笑)。ツンデレか!

 休憩含めて3時間というのは、内容の無さから言うと長い。アクションはあと30分短くていい。
 キャストが大変な程には、楽しめはしないよという感じ。ゲームとしては正しいかもしれないけど、我々がこのキャスト、このキャラ達に望んでいるのはそれとは少し違うかなーと。
 殺陣に関しては、慣れてくればこなれるか、それとも疲れがでてくると怪我が増えるからなあ。正直心配。

 でも楽しいステージを観たという気持ちはある。キャラは全力だしかっこいいし。一見の価値はあるですよ!


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