ミュージカル・テニスの王子様
in winter
2004-2005 side不動峰 special match
2005年1月 東京公演
前書き/キャスト/1幕・前/ボーリング/1幕・後/2幕・前/2幕・後/カーテンコール/コメント
千秋楽・前/千秋楽・後/卒業式・前/卒業式・後/大ホールラスト/おまけ・1/おまけ・2
| 今回のコメントは、特に主観的です。レポそのものもそういう感じです。ちょっと、皆さんに受け入れられる自信がない。不愉快にさせる気はないですが、私は自分があとで振り返るために、思い出を形として残すためにこのレポを描いているので、嘘の気持ちを書いたら意味ないので、あえて正直に。私個人のごく主観的な意見ですので、なに言ってんの、と思っても、読み飛ばしていただけると助かります。ええほんと。 キャストたちは前に一度描いている人たちなので、ちょっと描き方を変える練習してみました(笑)。キモいとか怖いとか、自分が一番思ってるので、あえてつっこまなくてもいいです(笑)。練習練習。 |
■ Rebirth of RYOMA ECHIZEN ■
| 恐らくみんなが意識のどこかで捕われ続けていた、「初演の柳リョーマ」を、今回完全にリセットです。今はもうどこにもいない理想の「彼」を、ずっと追いかけてた気がする。それを柳自身と、彼を舞台にあげることを決めたスタッフやキャストの皆の手で、完全に壊して、そこから、柳も、ゆーやんも、リスタートなんだと思います。 このリセットがなきゃ、いつまでも捕われてたような気がする。 柳、kimeru、遠藤に続く、二人で作る新しいリョーマ像です。 |
それでも、公式サイトで「舞台で転んでも同情はいらない」みたいに言ってたのを聞いて、そんな、まだそういう状態なんだ、それで舞台をやるの…?と思いました。事務所のイベントとかでも、ステージで椅子に座らないといけないような。期待していいのか、心配していいのか、不安な気持ちで幕開きを迎え――やっぱり、第一声は衝撃的だった。声を、音を支えるのが精一杯という感じ。あの上手かった子が、と。勿論動きもぎこちなく、そろそろとラケットを振る姿に、頭真っ白になった。 でも。でも彼は明るかったから。そんで、頑張りがしっかり舞台にフィードバックされて。衝撃を心の中で落ちつけるのにちょっと時間がかかったので、複数回観れてよかったと思いました。一回きりでは、ちょっとレポする気にならなかったかもしれない。衝撃が回復しなくて。その頑張りは、レポの中で追っていきます。 テニミュキャストの中で、「何やってもキャラ(原作)に見える」人が何人かいるんですけど。個人的には、永やんの菊丸と、そうだな、直也の海堂と、大口部長も結構そうだな(笑)。で、柳もまた個人的にそれだと思ってます。リョーマの無愛想でクールな性格に比べて彼の…なんというか、朗らかな(笑)性格は、一致しないのに。桃ちゃんとのダブルスの後で「全国まで行っちゃうかあ〜?」「行っちゃいましょーよ!」「あはははは」とゲラゲラ笑っても、リョーマなんだよなあ。 そう思わせる「彼の中の何か」の、最たるものは、負けず嫌いで生意気なところじゃないかと思います。千秋楽大ホールに来てくれた彼の、もうほんっとに生意気なんですよ!!(笑)悲鳴と歓声の上がる客席に、笑いながら、「うるっせーよ、喋らせろよ!もうほんとだからうるせーって!」とくだけた様子の彼の生意気な物言いが、なんか妙にリョーマとの共通点を見た気がしました(笑)。お前が煽るからだよ!もう!くっそー可愛いぜ! でもほんと、こんな不動峰が観られたのは、奇跡ですね。いや、奇跡を彼が、引き寄せて、掴み取ったんですね。あんた凄い人です。そういうものも、リョーマの素質なのかな。役者さんの中で、技術や容姿を超越した才能、カリスマというのを持った種族の人って、確かにいる。彼にもそれを感じます。 |
役者さんの、こういう成長の瞬間を観るのがもう本当に好きで好きで仕方ないんですけど、今回の彼は紛れもない越前リョーマでした。歌、踊りと比較されてきたけど、彼は演技で魅せた。青学ジャージって魔法のアイテムだと思いました。あれがあんなにしっくりと、寸分の違和感なく着れるようになったのが本当に嬉しい。前回のレポートをしているとき、ゆーやんの記述は我ながら歯切れが悪いと思っていましたが、こういう風に、成長を綴る瞬間が来ればいいなあと思っていた、その通りになったのが嬉しい。 今回は卒業メンバーと復帰した柳がメインのはずなのに、一番私の中で良かったのがゆーやんでした。今までは、「完全にアウェイで入った(公式サイト参照)」彼はどうしても支えられる立場だったけど、今度は柳を支え、卒業メンバーを送り出す立場だ。誰かを支える立場になったとき、人は強くなるのだと思いました。かっこよかった。目の下のクマも消えたし(笑)。 前ラクで柳よりも先に泣いちゃった彼。どんなにか頑張ったか。かっこよかった。頼れる柱になった。これからが、ほんとに楽しみです。多分、自信がついたらこの人すごい勢いで成長しそうな気がする。 |
■ Graduates ■
| 柳のためにこの舞台に戻ってきたという意味のことを公言してはばからない彼。青学の柱を柳と!!の思いが、最初から最後までものすごく伝わってきました。特に前楽と千秋楽の「青学の柱」は、中継で見たアップの滝川さんの鬼気迫る表情、歌、このシーンに賭ける想いがすごかったです。ずっと弟のように世話してきた(されてたフシもあるが)柳への溢れんばかり(というか溢れてた)の想いが、伝わってきました。 ずーっと観たいと思っていた「滝川&柳の不動峰」が実現したことこそ奇跡。心の中で、やっぱりどこか有り得ないのかなあと思っていたので。それでも、夢に描いていた柳リョーマは、完全な状態の柳リョーマだったので。それはどうあがいても今手に入らないものだったのだと、否応なく再確認させられ、そして、そう思わせるのも恐れなかった柳に、キャストに、スタッフに、凄いと、ありがとうと、思いました。 久しぶりの滝川部長には、貴方はほんとなんて天然なんだ、と今回は何度ツッコんだことか(笑)。でも本人絶対自分で自分を天然だと思ってないんだろうな(天然の人はみんなそうだけど)。アドリブやコメントの度にちょっとはらはらさせられるんですが、今回皆のツッコミとか超容赦なくて(笑)、彼が普段どういう扱いを受けてるのかよっくわかりました。なんつーかもう皆すごいから(笑)。まあそれも青春でしょ?(ばい、柳) |
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| 多分彼の大石は常にボーリングの王子様の時の大石。頼れる副部長という以上に、ちょっと壊れた副部長でした。どんなアドリブもなんなくこなし、手塚に睨まれたり乾に汁を飲ませたり観客を楽しませてくれる。どこにアドリブを挟めるか、虎視眈々と狙っているのが客席からでもよくわかる。それでも彼が大石秀一郎なのは、やはりお母さんだからでしょうか(笑)。 テニスとダンスの名手であるところの彼の、テニスのフォームは抜群に綺麗でした。もうメチャクチャかっこいい。彼を欠いたあと、どうやってメンバーにラリーの練習をさせたらいいのか、上島さんは悩んでおられました(笑)。ずっと振付や演出の面でも舞台を支えていた、副部長でした。 ルドルフの「きっと最後だ、ここに来るのは」のやりとり、今回の「行ってこい、無茶するなよ」のセリフ。シーンやセリフが現実にフィードバックされて、うわっと思うことが何度もあったそうです。一人一人が観客を前に卒業コメントをするシーンでは、「うわっ、きっついなー! ここ前出て一人でしゃべるのは!!」と、笑って乗りきろうとしておられましたが、やはり泣いてしまいました。 |
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| テニミュの柱でした。誰も欠かせないメンバーには違いないけれど、kimeちゃんがいなかったら、このカンパニーは全く違うカラーになっていたはずです。テニプリを誰よりも愛し、誰よりも自負心を持って挑んでいた頼れるソロ担当。テニミュの柱。主。魔王。彼の不二は、不二の暗黒面だけを取り出して人の形にしたらこうなるという例でした(笑・誉めてます)。 名台詞は不動峰初演キャストに向って一言「もう誰にさからっちゃいけないか、わかってるよね?」ガクガクブルブル。暴君で魔王ででも可愛い、漫画でもちょっと見ないようなキャラクターをお持ちで、不二をやるために生まれてきたような個性をお持ちだと思いました。 しかして、いや、それゆえに、寂しがりウサギさんでもある彼、本編後のコメント一回一回、想いが募って、涙を零しておられました。本当に本当にファンとして彼にはありがとうを言いたい。いくら言っても言い足りないくらいです。これほどの舞台をカンパニーを、私たちに見せてくれて、ありがとう。 |
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| 可愛いとかっこいい、お調子者としっかり先輩、そういうのが同居している菊丸の二面性が全部出ている菊丸でした。彼なら、どんなことをしても菊丸らしい。アンサンブルのダンスも一人側転が入ったり、振りつけがぴこぴこしてたり、とてもハード。今回は公演の間にバク転ができるように頑張ったそうで、カーテンコールではいつもそれに挑戦していました。柳が頑張っているのだから、自分も何か、ということだったそうです。さりげなくそういうことするとこがかっこいい。 不動峰初演では不二を演じることになって、どうしても「kimeruの不二」を追いかけてしまう自分に気付き、一から自分なりの不二を作ったということ。結果、彼は彼にしかできないオモロ可愛い不二を作りあげてましたよね(笑)。そういう器用な、でもしっかりとやり遂げるかっこよさ、菊丸そのものだと思うのです。最後の最後まで、頑張りを、涙を、笑顔の中に隠して、貫きとおしてくれました。 |
| 乾貞治という原作のキャラクターに必ずしも忠実な条件を持っていたわけではないはずなのに、彼が乾だと言って、誰も文句が言えないほどのキャラクターを完成させてしまった。努力と、乾を愛する心で、誰にも負けないのは明白です。汁ひとつとってみても、こんなにこだわる人いるだろうか(笑)。そして大層腐女子の味方でもありました。貴方のおかげで私たちほんと黄色い悲鳴の連続でした(笑)。残念なのは、やはり試合ソロが無かったことでしょうか(笑)。乾の曲、歌いたかっただろうなあ。 千秋楽コメントは「最後は笑顔でさよならを言います。…言えません! (皆に笑われて)だって言いたくなかったんだもん!!」どこまでも、ピュアな人です。私ら観客の心情も、まったくその通りだったと思います。 |
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| 彼は容姿とかそういう部分ではなくて、存在が、タカさんという一種聖域のようなキャラそのものだった。屋台骨。いつでも何も言わず、リーダーをかげひなた問わずに支えて、この人についていこうと心の中に誓う。心が、存在が、タカさんだと思う。 本編で一番最初に泣かせてくれたのがこの人だった! 不二とのダブルスが棄権になるところの、阿部さんの演技に、一番泣けた。「大丈夫だ、まだやれる! この試合がどれだけ重要か、不二だってわかってるだろ?!」あんなの見せられたら、観客は参ってしまいます。客席からすすり泣きが聞こえました。 不動峰初演のあとに「タカ不二のダブルスがやれなかったのが残念」とkimeちゃんが言っていましたが、その時のことを公式サイトで少しおっしゃっていました。今回、そのシーンが実現して良かった。そんなこともあってのあのダブルスのシーン、特に千秋楽は、圧巻でした。 |
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| こんなにも桃城武の人間性の大きさを、雰囲気を持った人が他にいるでしょうか。演技や容姿というのもさることながら、本質的になにかとてつもなく共通してるんだと思う。桃城が大人になったら絶対こんな人になると思う。 でもそんな彼も、初演では構井さん(池田)から「お前がレギュラー最年長なんだから、しっかり皆を仕切らないとだめだ」と言われたとのこと。栄治さんとて最初からパパだったわけではないのですね。 千秋楽で卒業証書を手渡され、それで顔を隠しながら男泣きに泣いた彼よりも、最後の「すべては勝利のために」の最高の笑顔を思い出すと、泣けてきます。 最初から最後まで素敵だった。みんなのお父さんだった。ありがとう。 |
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| テニミュ屈指のベストキャストでした。非のうちどころのない容姿・美脚に加えて安定感抜群の歌唱力、反復横飛びしながらのダンス、しかも私生活でまで幸薄いという、もうこれ以上考えられない海堂薫でした。 さらにルドルフ戦では年長の栄治さんやtutiの負担を減らすために、草太と二人で仕切る役目も買ってでたとのこと。キャストの人たちのそういう関係みたいなものも、成長していってるんですね。 本編後、上島さんからの紹介に胸が熱くなったのか、声をつまらせるところ。千秋楽にがっちり上島さんの手を握って、深く深くお辞儀をしたところ。そんなストレートな姿がまた、ストレートすぎて、見てるこっちもほんとに胸が熱くなりました。 |
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そしてここにはいない、イチ、もりも、ケンゴくん、栄基くんに。卒業おめでとう、そしてありがとう。 |
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■ New Comers ■
| めちゃめちゃオシャレな感じの新・橘さん。ラップもDJもできて、ストリート系の雑誌のモデルやってる橘さん。……どんな橘さんやねん!という感じ(笑)。キモとなるセリフはやはり、「俺たちによる、俺たちのための新しいテニス部だろう!」で、みんなではい!!ってところでしょうか。これって本当、新・不動峰のためにあるようなセリフですよね。 案外涙もろいんですか橘さん! 前楽から草太だったかtutiだったかと抱き合ってぼろぼろ泣いておられました。新しく入ってきてくれたメンバーが、こんなにも一緒に作り上げて、支えてくれたんだなと思いました。ありがとう。 |
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| アニメの神尾に近い感じがします。声が高いからかな? 前回のまっつんにも増してさらさら髪のアキラ、なんかそういう決まりでもあるんでしょうか(笑)。 お芝居がとてもお上手だと思いました。セリフも聞きやすいし、間の取りかたが完璧。特に深司との「思ってる」「思ってない」のアドリブは、初演不動峰よりは内容に変化はないのですが、毎回とても上手いやりとりを聞かせてくれました。 歌は高音部に安定性を欠く感じ。「真剣勝負」のソロは私が観た限りでは勝率5割でした。同じとこでカマす(裏返る)んだもん(笑)。ダンスは、動きがきびきびしててアキラらしかったと思います。アウトになるボールを追いかけてととんとステップを踏んでから止まる、とか、スピードのエースだなーと思いました。 |
前書き/キャスト/1幕・前/ボーリング/1幕・後/2幕・前/2幕・後/カーテンコール/コメント
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