ミュージカル・テニスの王子様
in winter 2004-2005 side不動峰 special match

2005年1月 東京公演

前書きキャスト1幕・前ボーリング1幕・後2幕・前2幕・後カーテンコールコメント
千秋楽・前/千秋楽・後卒業式・前卒業式・後大ホールラストおまけ・1おまけ・2

 

 いきなりなんの絵かというと(笑)、昨日、1/1午前の会場で見かけたイケメンです。というか、新手塚役の城田くんが観に来ていたんです。テニミュの会場で男の人ってだけで目立つので、でももうもんのすごいイケメンだったので(爆笑)、そんな人がここの会場にいるということはいずれなんかの役者さんだろう、目の保養ねっと思って双眼鏡のぞいたら(最低)あれ、見覚えがあるぞと。この時点で私新キャストは彼しか見分けつかなかったのでアレなんですが、いいもん見た。休憩の間ロビーに座って携帯でしゃべってる様子もこっそりウォッチしてました。(別に尾けたんじゃないよ! 物販のぞきに行ったらいたんだよ!)後から知ったんですが、山吹の練習は芸術劇場の小ホールでやってたらしく、じゃあ皆会場にいることはいたんですね。ゆーやんはあっちこっち行ったり来たりしながら本番とリハをやってたわけだ。タイヘン。

 と、このへんはつれづれなるままに千秋楽前後の会場でのことなど。別に読まなくてもよいよ。
 一夜開けて1/2。いよいよこの日がやって参りました。舞台観る為に地方(東京だけど)のホテルに泊まるだなんて初めてです。ライブのためにでも野宿まがいやファミレスで時間潰して始発で帰るだの、夜行バスで来て夜行バスで帰るだの(笑)、貧乏臭いことばっかしてる私にとって、新幹線で来て、ホテル泊まってだなんて信じらんない贅沢ですがな! 昨日の夜は皆で酒も飲んだし、異様に密度の濃い二日間でした。最近一日に2公演観るってスケジュールが多いんですが、正直人間の頭の処理能力を超えていると思います。時間感覚が狂うくらい。
 冷えこみ厳しく、前々日の雪がまだ残る池袋。噴水も凍る(笑)この日はそれでも幸い晴れてます。中継のチケットは持っているけれど、中ホール当日券に一縷の望みを賭けて列に並ぼうと若干早めにホテルを発ち、コンビニに寄って会場へ。
 ここで友人の陵花が、前のレジに並んでた男の人が、ネルケプランニングの名前で領収書切ってた(笑)という話を。
 そして劇場の裏手から正面に回っていくと、楽屋入り待ちの人たちの列が出来てます。あ、いいな、楽しそう、と思いつつ素通りしようと思ったら、向こうから来るのは、おっ、コニタンだ! 城田くんの時もそうでしたが、若い腐女子でごった返すこの池袋で、見目の良い男性は非常に目立つんですよ(笑)。
 笑顔で手を振って楽屋入りしていくコニタンを堪能して、会場正面に回ると…なんじゃこの列わ―――!!!

 大体中ホール当日券は数十枚程度、そして中継の大ホールは1000枚くらい発券されたようなんですけどね。
 私たちと同じようなつもりで、つまり中継のチケットを持ってはいるけど大ホールの当日券を狙いたい、という人がかなりいたようです。私たちも二人とも中継の方に当たってしまったし、大体九割方中継当たってたみたい。ダブった人は、外れた人に譲って、整理券を座席券に引き換え、という手順。高校受験の合格発表のような喧騒に巻きこまれたり、近所のファーストフードで時間潰したり、携帯の充電が切れたんでこっそり電力ドロボウしたり(笑)なんかそんなんもいい思い出です。
 午前はそんな感じで、多分会場に来た人はほとんど見れたんじゃないでしょうか。午後は流石に確率がぐっと下がって、五割くらい…になったのかな。それでもかなりの枚数ですね。ここで明暗が分かれました。友人・陵花アタリの私ハズレ(爆笑)。なんとなくそんな予感はしたんだ。当たるもんだな。しかし陵花の素早い行動に助けられました。周りの人に声かけてくれて、私の分も確保してくれた! この時携帯の充電が切れたままだったら連絡つかなかったと思うと、近所の某店にも感謝です。あの充電五分が人生の明暗を分けた(爆笑)。まじで。
 それにしても、大ホールのキャパが2000で、当日券1000枚って。おい。
 あのあっといいう間に売り切れた前売りはなんだったんだ。
 結果的に観れた私たちはいいよ。でも、チケットがとれなかったから行くのを諦めた、という、ちゃんとした真面目な社会人や主婦もいるんだ。ルドルフの時もそうだったんだけど、当日来たもん勝ちという部分がまだ若干残ってるのが、(その恩恵を受けておきながら何言ってんだと思われるかもしれないけど)気にはなります。
 当日券の確保は抽選で、先着順ではない、と言っておきながら、整理券の引き換えも、席の良し悪しは実は先着順で決まるとこがあるし、午後公演の落選の中からのキャンセル待ちに至っては完全に整理券番号順。うーん。ただ、ここをランダムにしようと思ったら、ただでさえ開演が押してたから、もっともっと押したでしょうね。現実的にはムリだったでしょうね。
 ルドルフの千秋楽のアレに関しては、後になって、ラクの中継をロビーで見せてくれたりするってのは案外他にも例があるんだと知りました。でも俺らもう観れないから帰れって言われたんだもん…。←と、いうようにですね、なんか運とか巡り会わせで明暗分かれてしまうってのはどうなのかなと、やっぱ思わずにいられないんですわよ。ぐずぐず言ってすいません。でもぐずぐず。

 

 では気をとり直して。
 千秋楽レポ開始です。そんなわけでなんとかかんとかこの日の両公演中継を観ることができました! 観れなかった多くの人たちに、少しでも伝わるように。

 大きなパイプオルガンを備え、コンサートホールの形式を擁した大ホール、キャパは実に2000人! 満員です! マーベラスの片岡氏が相変わらず客席を練り歩き、お客さんの入りを気にしています(笑)。
 一体どのような中継になるのでしょうか、ステージ中央に設けられたスクリーンにはテニミュのロゴが映し出されています。こ、これは、音響的には、案外中ホールよりも綺麗だったりしないか…?!
 照明が落ち、スクリーンに中ホールの遠景が映し出されます。まだ降りている幕と、お客さんたちの姿。ちょうど、中ホールの1階の後ろ方から見てるのと同じような、びっくりするほどの臨場感がありました。
 どうなるのか、とざわめく大ホール、音楽が始まって、カメラが切り替わり、ライブなりにしっかりとキャストをアップで映してくれるカメラワークに、歓声があがります。遠景、アップ、左右ナメ。キャストの表情までわかる映像。こ、これは…、これは、もしかして、大ホールよりも、(ナマならでは…という点は如何ともしがたくても)視覚的にはおいしいかも、しんない…?!!

 拍手や手拍子は届かないと知っていても、会場からは自然に拍手が起こります。中ホールと同じところで笑い、同じ所で拍手。まるで同じ場所にいてるみたいです。ほんとに!
 千秋楽というのは今まではお祭りみたいな感じで、最後ならではの色んなアドリブがあったり、最初に全員登場したときに「みんなありがとー!」って言葉があったり、そういう雰囲気だったのですが。この不動峰は、違います。
 ほんとの、本気の、完璧な舞台を完成させよう。そういう意気込み、気迫の感じられるM1でした。

 「♪冷たく燃え上がる心の中の炎」と歌うところで、滝川さんはぐっと胸元を掴みます。この日の彼は本当に気合いが入っていました。鬼気迫る、という言葉がピッタリ。柳の高いソロパートも、完璧です。最後の最後。もう二度と無いこの歌声を全員で、完璧に! いくら書いても書ききれないほどの気迫の幕開けでした。


 南次郎幕前。
 あの中学校の歌声も、まあ1年でちっとは上手くなったのかね!という言葉に拍手。そしてラケット侍ネタは新ネタでござる。一瞬マツケンサンバもでかかった(笑)。

 南次郎 「デンデンデンデン…

  青学テニス部は チームワークが信条だ
  
  ダンスの腕も上がってきたよ

  鉄壁のフォーメーション っていうじゃな〜い



  …でも、

  おーいお前らこの線から前に出るなよー、って言ってるのに、


  
手塚部長はここ(さらに前)まで出ちゃいますから!!! 残念!(爆笑)

  天下無敵の自分好き 斬り!

  拙者、それを止める事できませんでしたから! 
切腹!

 そう言った1/2午前の卒業コメントのとき、案の定一歩前へ出やがる滝部長には笑いました…ほんとあの人ときたら…(笑)。
 今思えば本当に上島さんが南次郎として舞台にいてくれて、よかったよなあ。な。


 そして玉林ペアとのダブルスです。

 泉  「佐々部さん! 今日までコーチありがとうございましたああ!(涙)」
 布川 「(さらっと)じゃ、練習しよっか」
 泉  「(さらっと)うん!」

 泉・布川 「せーの、ダブルポーチ!
 布川 「完璧だなー」
 泉  「だって俺達
 泉・布川 「
玉林中ペアだぜ!」(爆笑)


 ムキャー! もうこのゴールデンペアめ! 燃え!
 最後の「やっぱ男はダブルスでしょう」も楽しく、楽しく。完璧に! 真ん中で衝突! おえー、気持ち悪っ! とか交えつつ。

 そして最後の…ああもう、最後最後うるさいって(笑)。

 汁ですよ汁! 千秋楽の汁犠牲者は……遠藤リョーマ! です!

 越前、と言われてぽかーんとして、え、うそ、俺? って感じに周りを見渡すゆーやん萌え! 

 リョ 「いくら汁飲んだって、1週間で滑舌が良くなるわけ…」
 乾  「
飲めよ

 (爆笑)。

 一息に飲み干し、横向いて笑ってしまう。ドリームライブのときもだったけど、この、ゆーやんの、笑って「しまう」時がサイコウに可愛いっすね! 鼻息。で、お腹押さえて、うっ、てなったあとに部長にどうだ?と聞かれて、かろうじて、

 リョ 「……や、美味しいと思います」



 と こ ろ で 。


 汁犠牲者、一人ではなかったんです。
 越前、と言ったあとに登場したのは。

 菊丸 「?! 二つあるよ?!」




 ?!





 乾 「そして、手塚」

 手塚 「乾……成長したな」(笑)



 爆 笑 。



 可哀想な滝部長。なんか理不尽なものを感じつつも手渡されては逃げるわけにもいかず、のろのろ飲みます。

 乾 「全部飲めよ」

 姑息にちょっと残そうとしてた滝部長にダメだし! 飲んだ飲んだ。なんかリアクションあるかな?


 手塚 「……中学を卒業するまでに…」
 乾  「
(聞かねえ)さあ、そろそろ本題に戻って鉛の枚数を1枚増やして」

 言わせてやれよ、最後くらい(笑)。まああれだね、滝部長アドリブ始めると長いからね(笑)。

 鉛の枚数50枚をすんませんと謝って逃れた海堂。

 手塚 「海堂、あとでグラウンド20周だ。

    
…あと、乾、お前もだ!

 部長特権の逆襲なのでした(笑)。

 

 「負けず嫌い」を挟み、そして場面はボーリングへと。

 青酢を飲まされる海堂は、「これで飲みおさめか…!」と呟いて飲み干しておりました(笑)。青酢恐るべし!の時の乾のニヤリとした顔に、会場から「嬉しそう…(笑)」って声が聞こえた(笑)。


 リョーマに挑発された手塚はこの日はジャージを脱ぎ捨てて! でもやっぱもっかい着て(笑)、やる気充分で挑んだんですが、

 着なおしたジャージの背中を桃ちゃんが直すシーンもありました(爆笑)。決まらねえなあもう!(笑)


 そして乾に巻きこまれて大石がガーターになるはずのシーンでは、ボールが前に転がらなくてそのへんにてんてんと転がってしまって(笑)、大石がボール抱えたまま「いや、今のは俺のせいじゃ…!」とか言ってました。

 南次郎と柳リョーマ最後の対決、柳のソロときて、いよいよ地区予選開始。
 もはやリョーマのラケットは重力を無視しております(笑)。


 桃城 「いい試合をしよう」

 伊武 「青学はまあまあ強そうだね。…君以外は」(爆笑)

 

 そして真剣そのもののダブルス2。不二、そして、タカさん。
 僕をかばったんだね、から、タカさんのごめん、まで。

 この日のタカさんは、大丈夫だから、と言われても、おい!とまだ食い下がって、そのあまりの真剣さ、ごめん、と言ったときの涙を堪える声に、聞いてて泣けました。

 勿論タカさんだけでなく、「僕が…断ち切る!」「次は青学サーブで、絶対有利…!」のセリフの不二は怖いくらいで。

 そしてそれを見守り、静かに立ちあがる菊丸の顔も。真剣そのもの。

 でも午前の回ではここで永やんはラケットを落としました(笑)。相変わらずこれ系ミスるなあ(笑)。
 おかしいのがね、不動峰の初演の時も、一太郎くんの菊丸は千秋楽に同じとこでラケット落としたんですよね(爆笑)。

 そして二人がようやく納得できる出来になったと言う最後の「ゴールデンペア」を完璧に仕上げ。
 ダブルス1を落としてくそっ!と嘆く不動峰たち本当に悔しそうな表情。最後の「真剣勝負」は相変わらず鳥肌が立つくらいカッコ良くて。

 どんどん迫りくる終わりの瞬間に、観客はただ何か、祈るような気持ちで見守って、拍手するしかできません。
 それでも、この時間を共有できる幸せ。辛くて幸せでどうにかなりそうです。

 

 2幕が開きます。
 いつもの桃タカのやりとり。

 桃城 「ダメだタカさん、他探しましょう!」
 河村 「そうだ、大石のおじさんは、お医者さんだったんだ!」
 桃城 「ということは、大石先輩のおじさんは、お医者さんだってことですよ!」
 河村 「そうだよ、大石のおじさんはお医者さんだってことだよ!」
 桃城 「いや、2度言わなくてもわかってますよ」(引っ張る)
 河村 「いててててっ桃!!
 桃城 「
いや、だからわかってますよ(爆笑)

 君はなんなんだ(笑)。
 着々と試合は進んでゆきます。千秋楽の「タフ」は何故かカツオを背負ってでした(笑)。

 海堂のシングルス3が終わり、乾がブーメランスネイクの練習メニューを申し出た後。

 乾 「海堂。 …いつかダブルスやりたいな

 そして、真っ直ぐ乾をみて、お辞儀をするように頷く海堂でした。

 いつか。
 いつか、だって。もう、草太、もう、私たちをこれ以上泣かせてどうするの。

 その「いつか」は、……いや、やめよう。


 シングルス2、遠藤リョーマ。滝川部長からラケットを託され、大石に送り出される。


 大石 「行ってこい、――無茶するなよ

 これから山吹へ、新しいテニミュへと向うゆーやんに、先輩が送るメッセージそのものです。


 戦いが終わり、伊武と神尾の最後のやりとり。この日の公演ではちょっぴり変化が、

 思ってない思ってるの言い合いをする二人のところに、橘さん、石田、桜井が戻ってきます!


 橘   「お前ら、何やってんだ」
 神尾 「すいません」
 伊武 「ほら、神尾のせいで怒られた…」
 神尾 「深司のせいだろ!」
 伊武 「絶対神尾のせいだ」
 橘   「行くぞ!」


 と、ふと背後を振り返る石田。


 石田 「あれ? 内村と森は?


 聞くな!(笑)

 

 

 最後の寿司屋。
 きゃっきゃと楽しそうにわさび寿司だー乾杯だー青学ゲームだーともう精一杯楽しませてくれます。

 最後の乾のDHAは


 乾 「DHA。どうしても言いたい。本当に今まで、ありがとう


 最後の部長の手塚です、は


 手塚 「部長の手塚です。

   中学三年生です。

   …卒業、したく無いです。


   
ただこいつらとテニスがしたいです。


   …すいません(笑)」

 河村 「まだ先ある?(笑)」

 乾  「…座れ…(笑)」



 そしてまたしても泣かせる男、阿部タカ。最後の最後にやってくれる。

 河村 「親父、俺高校はいったら本格的に板前の修行始めるよ。あの青学の仲間たちに、俺が握った寿司食べてもらいたいんだ! テニスはこの中学三年間で終わりにする。そのかわり、最後まで絶対諦めないから!

 もー。涙の洪水ですー。
 千秋楽も大詰め。

 高架下の試合、本当に、これがラストです。

 激しく打ちあう二人、最後にリョーマが膝をつくところ、――柳リョーマは、倒れこんでしまいます。帽子が落ち、ラケットが転がる。どきっとしました。




 越前。――お前は青学の柱になれ。


 伸びる声、真剣な顔。鬼気迫る滝川部長の。

 全力の歌、今回の公演でも最高の、柳リョーマの。

 特に前ラク。完璧な、完璧な「お前は青学の柱になれ」でした。
 最高だった。

  スクリーンに映った滝川部長の表情が、すごかった。怖いくらいだった。


 …そんな気合い十分の、最後の青学の柱なんですが、千秋楽の柳に思わぬ事態が。



 ぽっかーんと。全部。滝部長の歌詞に入れ替わっちゃいました!


 「♪もう負けたくはない 夢と希望を心に」「♪上には上がいる 汗と涙にまみれて」になっちゃったのです。


 えええ?! 珍しいミスを見た気がします。あーびっくり。柳本人もびっくりしてるみたいで、ちょっと足元がよろめいたり、その後手塚と向き合って、のところが、なんか「どどどどどどうしようぶちょどうしよう」って顔に見えました(笑)。あ、錯覚? そうかも。んで「大丈夫だから前向け!」って部長に見えました。あ、錯覚? そうかもね。


 そして「全ては勝利のために」。最高の表情です、みんな。前へ進む意志を宿らせた眼差しと、笑顔で。この曲が終わって、次はバラード。


 終わりの時が刻々と近づいて、いやだいやだ、まだ終りたくないと思いますが、それは思ったって仕方ない事で。静かなイントロから、Victoryに入ります。

 

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