ミュージカル・テニスの王子様
The Imperial Match 氷帝学園

2005年08月 東京・大阪公演

前書き/キャスト紹介
1幕・前1幕・中1幕・後2幕・前2幕・中2幕・後
3幕・前3幕・中3幕・後カーテンコール・前カーテンコール・後
千秋楽・前千秋楽・中千秋楽・後千秋楽カーテンコールクリスタル後書き

 

 もう何から書いたらいいのか(笑)。

 べたまというキャラの特殊性をよーくわかっていらっしゃる(これはべたまに限らず氷帝メンバーは皆よくわかってる)。そして、跡部役に必要な沢山の要素の中で最大のものは、もしかしたら、容姿よりも、演技よりも、歌よりも、ダンスよりも、リーダーシップよりも、「跡部を演ってみせる」という気概そのものであるかもしれない。
 その上で。
 その全てにおいて合格点以上を出せる人間など、一体どれ程存在するだろう。「完璧なまでのオールラウンダー」。その言葉は、跡部に、そして彼にこそ似合う。
 ところで誰かに似ていると友人が言っていて、俳優の内野聖陽だということになった。なるほど。ゴツいのにエロい顔とかな。
 しかし俳優のはずなのに何でこんなあれもこれも上手なんだろう。まさに超人強度5000万、完璧超人である(意味不明)。
 彼がしゃべった途端、客席の雰囲気が「うわあー」という風になります。勿論、極めて良い意味で。
 エロい低音の声、ふぞろいな長髪、体格の良さ、実力はあるのにどこか手を抜いているような雰囲気、綺麗なのにどこかオタくさい顔。クレームつけるとこない。個人的に今回のベストオブナイスキャスト。忍足みたいな特殊なキャラクターでこの賞を受賞するのは相当なことです。
 とにかくシャベリが良い。木内さんの作り出した「忍足弁」(大阪とも京都とも違う)をネイティブではない彼が一体どう体得したのか! 関西人であるケンケン(宍戸)とかに随分教わっていたみたいですが、どうも忍足弁を旋律としてとらえているような感じ。
 歌もハモりに若干不安があるものの良く響く声でかっこいい。ベンチにいるときの演技も忍足らしく、とにかくパーフェクト。何やってても忍足に見える。
 この色と髪型が似合うだけでも相当すごいことだが(笑)、とにっかく身が軽い! アクロバットでなら誰にも負けない!というのがにじみでててガックンらしい。ゲーム(スマヒ)で常にサーブ前とかにぴょんぴょん飛んでいるあの「岳人」そのものが舞台にいました。でもって常にあれこれ動いてみたり、ジローにメガホンでパコン!とやってみたり、可愛いんだけど、でも落ちつきがないわけじゃなくて、可愛いすぎないさじ加減が岳人にとてもあってると思います。…はっ。15歳って岳人とかわんないのか。あんななんだ岳人って…!
 当然のごとくダンスも上手。忍岳のダブルスは、とーてーも見ごたえがありました。

 

 ダンスも歌も演技も不足ないし、良い人!って感じのとこ、それでいて勢いのあるとこ。宍戸って確かにこういうキャラだ。ダンスも上手くて、パート的にガックンとかジローとかと同じ、ちっこい子パートというか、可愛いパートを踊っちゃうのでなんだか(笑)。
 ただ、そうだなあ、個人的にはも少しクセがあってもいいと思った。でも多分、もっとムードメーカー的なところで欠かせない人なんだろうと思う。特に伊達くん(長太郎)とは熱い喧嘩を経てここまでやってきた絆の強さを感じます。指でラケット立てるのは難しいとは思うけど、やってほしかったなとか。後半戦カーテンコールで少しやってましたね。改造ラケット? もっと立てやすいラケットとかで(伊武のボールくっついてるやつみたいな)毎回やってくれてもよかったのに。
 公式のコメントでのはっちゃけぶりがどうでてくるのかと思ったのに案外大人しめでしたね。もっとやっても別にいいのに(笑)。
 うん、ジローってこんなん! 文字で表現しにくいんですが、ジローってこんなんだ…(笑)。自然にあのクセのあるキャラクターを演じてみせる、こういうのを「演技力」っていうのかなあ…。
 うえだゆうじさんのジローのシャベリってのも相当クセがあるんですが、それを自然と再現してて、かつ可愛くて、でも強くてかっこいい3年。本当に嬉々として不二の必殺技を受ける楽しげな様子、見ててにこにこしてしまいます。「でも、全部取ったけど!」さりげない自信、嫌味のない自負心。ジローって、こんなんですよね。
 口元に両手をもってってぴこぴこ飛び跳ねて喜ぶのが超可愛い。あとダンスも相当のものです。
 ウスしかセリフないし、動かないし、損な役だと思ってたんですよ。ところがところが。
 普段目がいかないのに、動くとぱっと目がいく。まずこの容姿ですよ。顔だけでなく、体格がもうガッチリででもただ筋肉なだけじゃなく柔軟性がある。樺地のあの能力にぴったりです。またたまに動くと可愛いんだやることが…!
 試合シーンもよかった。声がまたよく響く。パワーがある。出番が少ない中で、日吉と樺地とジローは、なんかすごくよくハマってたなあ。

 

 正直に言えば、可もなく不可もなく、と思いました。背がそんなに高くないのがまずかなり損をしているところ。歌もダンスも下手ではないが特別上手でもないので何とも。
 むしろ、もう少し出番があれば、もっとじっくりみれたのになーと、チョタ宍に関しては出番的に残念でした。二人の愛の歌(笑)があってもよかったのに!
 でもさすがジュニアベスト16、彼が見て欲しいと言っていたテニスのフォームに関しては!
 大会最速のスカッドサーブ、そのスィングの速さは逸品でした! 原作でよく見た真正面からのチョタのスカッド、まさにそのもの。
 あと、一言言わせてくれ。
 君はスキンシップしすぎだ!!!(笑)
 宍戸さん宍戸さん言うてればいい思てるやろ!!! その通りだ!!!
 原作よりは、ずっとその場にいるので出番はあるのですが、まあ出てるだけなんで(笑)。けどその少し硬めな容姿、神経質そうな表情、立ち姿だけで、日吉っぽいです。
 原作で表現しきれなかった演舞テニスを、自分が原作以上に見せる、と豪語しとりました。すごいこと言うなあ(笑)。動きで見せます、という意味なんだろうけど。でも確かに演舞テニスだった。お立ち台からジャンプして飛び降りるとこも、こう、両手広げて演舞のジャンプなんですよ。
 ダンスがまた身のこなしが軽くて上手い。演技も。宍戸に「油断すんなよ」といわれるシーン、自分が上がるはずのレギュラーの座に復帰してしまった宍戸に対する、少しムッとした「当然でしょう」も、絶妙でした。上手いね。
 すごく日吉でした。負けてなくシーンも、ぐっときた。
 謎のシルエット。




 多分上島先生。



(DVD追記;JURIで確定ですね)

 

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