ミュージカル・テニスの王子様
More than Limit 聖ルドルフ学院

2004年7・8月 東京・神戸公演

前書き/キャスト紹介1幕・前1幕・後2幕・前2幕・後
カーテンコール見所特集・本編見所特集・カーテンコール
おまけ・W部長1おまけ・W部長2

 More than Limit――限界を超えて。



 テニミュはもうここまで来た。今年の年初めに新作が発表され、即その7月にまた新作。さらに間にライブまで挟んでいるのだ。誰だって、初演の当初はそこまでのシリーズ化に現実的な期待を抱けなかったはずだ。この事実だけで、このシリーズ(そう、もはやシリーズだ)がどのように評価されたのかがわかる。

 またしてもぞろぞろと惜しげもなく投入されるイケメン(笑)たちに目を奪われる。それぞれに雰囲気を持ったライバルキャラ達。不動峰は皆かなり個性的で、たとえば菅原キャプテンに橘以外の役は考えられないといった濃さがあったが、今回は皆さらりとした美形たち。精鋭部隊という原作のキャラ立ての違いでもあるが、これが吉と出るか凶とでるかは公演後半で問われることだろう。

 そしてその問いは、結果で返された。
 管理人は東京の、つまり公演日程の序盤の公演を今まで生で観たことがなかった。正直に言うと、8/1午前公演の時点で、少々物足りなさを感じた。ゴールデンペアの危機と2年生ライバル同士の、ふたつのダブルス。主人公リョーマと裕太のしのぎあい。不二の怒りが燃える観月戦。聖ルドルフ戦は全ての試合が見せ場なのだ。構成が潔く試合のみに特化された結果、盛り上がりどころがどこだったのかよくわからないような展開になってしまったように思った。起承転結のはっきりしていた不動峰戦と比べ、承承承結という感じ。最後に「You Got Game?」を持って来なかったのも、今までとの差別化のためなのだろうか、派手な展開で盛り上げれば勝ち、という(笑)舞台ものに、しっとりしたバラードでのシメというのは少々消化不良に思ったのだ。

 ところが、公演後半。この充実ぶりはなんだろうか。これが、More Than Limitということか。良くも悪くも、ここまで公演中に成長する作品というのを、私は他に知らない。
 具体的に言うと、アドリブが増えた(笑)。

 アドリブが増えて個性がしっかり出てきた新キャスト。そもそも、皆似てる。またどこからこんなホンモノ達をつれてきたのか…。特に似てるのが裕太、そして柳沢は今回のザ・ベスト・オブ・ナイスキャストであるに違いない(笑)。

 また、今回は青学側もキャスティングの大幅変更を余儀なくされている。タカさん役の阿部さんはまた不参加で、今回は再演時の森本くんでもなく、新たなタカさんを迎えることになる。出番の少ない聖ルドルフ戦での新河村・北村くんのキャラの立て方がどうだったか。――ある意味ものすごい熱かった、と言っておこう(爆笑)。
 そして、手塚とリョーマ。
 ライブでリョーマ役を演じた遠藤くんと、知的な印象の新手塚・大口氏。実質新しいリョーマ&手塚と言っていい。滝川氏の不参加には驚いたが、どういうめぐり合わせか、リョーマ役も新キャストなのだ。これはもう、新たな二人をある意味とてもとても期待させてくれる。



 結果ですか? ―――歌が…!(爆笑)←どういう意味かは、キャスト紹介にて(笑)。

 今回はとにかく大菊が熱い。
 桃海も熱い。
 タカさんも違う意味で熱い。

 今回の総評はまた中で語るとして、歌、踊りに明らかな成長がみられ、小ネタも洗練された新作テニミュ聖ルドルフ戦。公演期間中の、その成長に重点をおいて、レポートしたいと思います。

 あ、管理人、千秋楽観れませんでした(泣)。♪敗北バネ〜にし〜て 伸びあがれ〜ジャンプ〜アーップ……(悔しい)。

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