
テニプリミュージカル。略してテニミュ。
二次元のものを三次元に置き換えたときの違和感と衝撃を誰もが覚悟して挑んだであろう、魔の祭典。しかしこの春の公演を見た人の評価は「ちょっとヤバいと思う」というところだった。そのヤバイは、ダメだという意味ではなく、ヤバイ、ちょっとかっこいいかも、という意味だ。
長年芸能ジャンルにおり、舞台やミュージカルにハマり、洋画燃えでもある私としては、はっきりいってナマモノの破壊力、牽引力というものは痛感している。絵描きのはしくれでもある私は三次元のものを描く時いつも、本物の、リアルのすごさというのをひしひしと感じる。二次元の表現に魂を賭けているからこそよくわかる。
要するに、コレ見たらハマりかねない、と予感はしていたのだ。
これをミュージカルというのは、10年以上舞台もののファンをやっている私にははばかられる。友人・陵花のいうところの「デパートの屋上とかでやってるキャラクターショー」というのが最も近いと思う。だが、そんなことはテニプリには全く問題にならないので良しとする。色々無茶苦茶だけど、そんなことどうでもいい、という感覚が「萌え」なのだ!
若い美男子が惜しげもなくぞろぞろと出てきていいですな〜、というのは、原作と同じウリなのではないかと思う。そういう意味で成功している。
最初に心配していたのはやはりビジュアルイメージだったが、これは意外なほどいい意味で裏切られた。皆それぞれに個性がありつつもカッコよい。中でも、髪型、容姿、声、体格や仕草までかなりの完成度だったのが菊丸と海堂。菊丸の髪型はとても可愛いし、海堂はスタイルや動きまでかなりのものだった。もちろん桃城などもよくまとまっていて、声がアニメの小野坂さんを彷彿とさせるところもままあった。
逆に、パンフをみる限りちょっと髪型とか違うくない?と思った手塚も、その高い身長と体格で風格を醸し出し、なかなか存在感もあってよかった。この日この時に限っていえば、私の中で原作よりも滝川手塚のほうがよかったぐらいだ(笑)。何故かというと3Dだし、にこにこと笑う手塚がとても素敵だったから。
ただこれは特定のキャラに限ったことではないが、セリフ、歌など「声」の部分に少々難があったように思う。
ある程度遠景でみることになって、テニスのフォームや仕草が、原作を彷彿とさせることが多く、これは逆に原作のテニスプレイの作画レベルがとてもリアルで高いということなんだなとか思いながら。
では一気に書き上げたレポなのでお見苦しい点もあろうかと思いますが、どうぞ〜。
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