■あとがきのようなもの
はい、まずは本当にお疲れさまでした。 そして、ここはあなたの望んだ結末がありましたか? あ、どこも似たようなオチじゃないかなどという、筆者の臓腑をえぐるような鋭すぎるツッコミはしないでくださいね(笑) あ、そうそう、これがビジュアルサウンドノベル形式のゲームなどであったなら、「あなたが到達したのは『ルート4-3 日英同盟・グッドエンド』です。」と言うことになります(笑) まあ、これに関しては、お暇でしたら全体フローチャートを公開した時にでもご覧ください。 なお、なぜここが「グッド」なのかと言えば、筆者的に『何事も程々が一番』と思ってるからに他ならないのと、地上戦は後々を考えればロクな事はないと思っているからに過ぎません。
さて、このルートのオチの一つですが、要するに世界から袋だたきにあった戦後のアメリカが、史実日本の戦後と同じような状態となったと言うことにしてみました。 もっとも、史実日本のような占領軍による極端な洗脳はありませんので、アメリカ国民の自発的な状態としています。 その理由は、もともとこの時代以前のアメリカ国民の理想が、いわゆる「大草原の小さな家」であり、外敵の来られない豊かな大地に存在する恵まれた場所に国家があるのだからあえて外に進出する必要がないという潜在的な保守的感情を、連合軍の北米攻撃(爆撃)が補強してしまった故の結果と言うことです。 1934年の太平洋戦争の敗戦、そしてこの第二次世界大戦での敗戦と、対外的に大きなリアクションに出てもロクな目にあっていないのですから、米政府や軍産複合体が何を言おうとも(軍産複合体は、軍縮という美名のもと連合国により解体されているでしょうが)、国民の意思が政治を決めるとされる合衆国において、モンロー主義的な考えこそが王道であり、この道に戻ることが本来のアメリカ国民の望む姿ではないかと思い、結末の一つにこれを置いてみました。
また、戦後ドイツが必要以上に世界の事についてでしゃばっていないのは、日英側に対して制海権の獲得・維持で大きな劣勢にあるのも確かに事実ですが、また欧州の政治・経済を先に盤石の態勢にせねばならず、他に首を突っ込んでいる場合ではないからに他なりません。それに、欧露を含めた欧州大陸の過半を手に入れたドイツに、現状でそれ以上の勢力を獲得する経済的理由も力もあまりなく(もちろん、将来においてはそうでもないが。)、取りあえずアメリカを破壊した事で世界的視野での戦略目的は達せられており、日英のように世界の海上交通を保持せねばならない必要はどこにもなく、互いにしばらくは大戦争などできっこないのもドイツを外に向けさせない安定材料となるでしょう。
あと、日英については、海洋帝国の目的が地球規模での海洋覇権の獲得という常に不動の理由がありますので、単独でも連携していても、行動の基本がどこにいっても似たようなものになるのは自明の理と言う事だと私なりに思いますので、その点でのツッコミは御容赦ください。(帝国日本に関しては、異論があると思いますが。)
あ、そうそう、途中経過についての言い訳は、別の方で書きたいと思うので、ここでは触れない事にしますね。 まあ、あえて一言付けるなら「戦って死ね」と言ったところでしょうか(笑) ルート5の正反対です☆
では、長編ルートの最後と言うことで巨艦を紹介して最後としたいと思います。 紹介するのは、この世界のアメリカ海軍が最後に建造し、日の目を見ないまま連合国側に袋だたきにされてしまった超巨大戦艦の「ヴァーモント級」です。
ではまた別の平行世界で会えることを願いつつ・・・
End