◆メキシコ王国
政治 1575年にアイヌがスペイン人を駆逐してより、アイヌ人により統治され、メキシュンクル大領として1606年に成立してから、基本的に六つの王家によるアイヌ王国と全く同じ選王制度をとっている。 また、1821年の完全独立に時に、憲法など近代的な立憲政治の為の制度も作られた。 しかし、直接王制の形は現在においても変わることはなく、王は憲法にこそ縛られるが、完全な直接統治を行っており、この国の特徴となっている。 また、完全独立に際して、永世中立国としても認められている事から、必要最低限の軍備しか持たず、また全く侵略的行動を取ったことはない。 しかし、近年北のアメリカの軍備増強が激しい事から、この対抗上軍備の増強が行われている。 また、対外的にはスペイン人が名付けたメキシコとなっており、後のアイヌ本国もこれを踏襲したが、正式名称および国内的には「アズトラン」であり、「アズトラン連合王国」と呼ばれる。 しかし、先住民族系の国家でありながら局外中立を堅持している事から、アメリカの圧力に苦しんでいる中南米諸国からはあまり好かれていない。
文化 16世紀までは、数々の文明が築かれたが、スペインの侵略によりその大半が破壊され、またその後続いた半世紀のスペイン統治によりその文明も荒廃してした。 その後、アイヌが入り、熱心な統治を行うことで旧文明のいくつかの文化が復興したが、それは最早アステカ文明でなく、アイヌ風アステカ文明であり、独自色の薄いものとなった。 しかし、その後はその上に新たな文化が築かれ、アイヌの努力で豊かな社会を作り上げた後は、各時代ごとに独特の華やかな文化が栄えた。 現在においても、そのメキシコの文化は「アステカ文化」と呼ばれ、平和な国という事もあり、観光地としても知られてる。 また、彼らは自分たちの事を古来より「アズテック人」と呼び慣わしており、その文化に高い誇りを持っている。
産業 世界的な銀鉱山が有名。また、メキシコ湾岸では石油が豊富に採掘できるため、近年巨大な精油所も建設され、盛んに開発されている。 また、国中に多数存在する中小の河川を利用しての灌漑農業が盛んで、国内自給だけでなく海外にも輸出されている。このため、一般としては農業国や資源輸出国として認知されているが、農業よりも工業または第三次産業に重きがおかれており、社会資本も長年かけて整備されている。 北アメリカ大陸にありながら、歴史的にはアメリカ連合とはあまり仲がよくなく、準日系国家である事から、主な貿易相手は、日本帝国などの太平洋、アジア諸国となっている。 なお、南北アメリカ大陸で唯一永世中立国として世界的に認められている事から、南北アメリカの「貸金庫」としての側面も持っており、首邑のティノティティラントは金融の街としても知られている。
歴史 メキシコ最初の文明であるオルメカ文明が発生したのは紀元前1000数百年前。その後テオティワカン、マヤ、サポテカ、トルテカなどの様々な文明が興亡を繰り返した。 そして、最後の土着の文明がアステカ文明であり、この時代にスペインのフェルナンデス・コステルによる侵略を受ける。 1519年、コルテスにより征服された後、過酷な支配を受ける事となり、アステカ文明は壊滅的なダメージを受ける。 1574年、ちょっとしたいざこざからアイヌとスペインはメキシコで全面戦争を開始し、圧倒的戦力を早期に集中したアイヌが、一年後の1575年にメキシコを平定。以後の条約で正式にメキシコはアイヌ領となった。 領土となると、アイヌはメキシコの再興と開発を熱心に進める。 そして自治領として、メキシュンクル大領が1606年に成立。 その後、1682年にミシシッピ川以東をフランスとの協定で、アイヌ・メキシコ勢力圏とし、メキシュンクル大領はテキサス地域(テキサシュンクル)を新たに封土として組み入れる。 以後、アイヌ本国と連携しつつ国内産業の発展に力を尽くし、19世紀初頭にはアメリカ両大陸で最も豊かな地域として知られるようになりる。 そして1821年に混乱の続く北米大陸において、アイヌ王国からの独立を宣言、テキサシュンクルが分離独立、次いで永世中立国となり、以後外交的にかなり閉鎖した、神秘の王国として存在している。