その9

 何もしない。
 何もできない。
仕事をしていないのだから時間は腐るほどある。はずだった。いや、実際あったのにもかかわらず
何もしない日々が続く。暇ならCGでも描くとか原稿するとかしていれば良いのだがそこはやはり
貧乏性というか悲しい性と言おうか。仕事していないとやる気が起きないと言うことか。
やる気〜〜出ろ〜〜(笑) 仕方ないので兄の工場の確定申告書を作成したり。
 仕事を見つける そろそろ失業保険の給付も終わろうかとしている春先、ハローワークの募集に名前だけは
知っていた会社の募集が出ていた。私は最初就職した電気工事屋以外は全て自分で探してきて
就職していたのだが選定基準はいつもインスピレーションである。この時も何となく応募。
面接に出かけて何となく就職してしまった。「いいかげんだなー」とか思う人もいるだろうが
印象というものは大事だと思っているので問題は無し。←ホンマか?(笑)
 にやける自分
   (笑)
で、この会社実は正社員登用ではなく償却制。いわゆる契約社員のようなものだ。最初は様子が
わからないので社有のトラックを借りて仕事することに。
ところでこれが見事なくらいぼろぼろで動くたびに壊れるのではないかという代物だった。
「いやーもー、こんな車じゃやってらんねーよもー。」とか前の同僚にぼやいたら「その割には何か
嬉しそうだな。顔がにやけてる。」等と言われてしまい自分がトラック好きな事を再認識(笑)
それにしても半年ぶりくらいの仕事は疲れて困る。いや、これが普通なのだけど(笑)
 ボロボロ(泣) とりあえず市内配達に出る。以前これに乗ってたという運転手に話を聞くと荷物積む時は右側に、
とか言うのでボディの下を覗いてみたら左側のシャーシの一部が欠損していた。なるほどー。
道理で車が全体的に左に傾いていたのか。納得。・・・いや、納得している場合では(泣)
しかしボディより先に配達先でエンジンが悲惨な状態になった(泣)やむを得ず他の車に荷物を
肩代わりしてもらい修理する事に。業者の出張代金を含めてかなりの金額になった。
予断だがこの代金は後日払うように言われたが壊れたのは元々がぼろだったためだと色々
ごねまくって半分まで会社に払わせる。しかし全額払ってもらっても良いくらいだと
思うのだがそんな事は無いのだろうか。だろうかったら。
 車輛購入 動くたびに不都合が出る。市外に出るのも何か不安がある。稼ぎに比べて修理代の比率が
高そう・・・なので、どうせ払うならローン払ったほうがましではないかと思い仕事用車両を
発注していたのだがこれが5月中旬に納車された。
ボディは無論鋼材用に乗せ換えたのだがこの業者がまた思いきり下手糞でそのくせ融通が
利かないというダメ会社を絵に描いたようなところだった。
いくつか悶着を起こしたのだがそれはまあ思い出すだけで怒りが込上げてくるからここでは割愛。
もう少しどうにかしろよ、近畿パ○コ!
 ロイヤル
 サルーン(違)
車そのものはそれなりに、いや、はっきり言って自分が乗っているデリカより乗用車みたいな
トラックだ(笑)エアバッグやABSが搭載されセミオートエアコンとかも完備していてさらに
簡易的ではあるが温冷蔵庫が装備されている。欠点はスピードかなあ。
以前乗っていた日野プロフィァは140kmくらいで走れたのに今は100km出すと限界が目前だ(泣)
まあ低速ギアの設定しているから仕方ないのだけどね。しかし長年考えてはいた自分の
トラックが手に入ったのだ。感無量ではある。勝手に「天翔☆竜王丸」と名付ける(笑)
このトラックについてはこのページを参照のこと。
見た人は少ないだろう。けれど乗った人はもっと少ないであろう。ちなみに
2004年9月現在助手席に乗ったことのあるのは二人。うち一人は女性である(笑)
 嫌な運転手 会社の目論見が外れる事はままあるのだろうが荷締めの道具やワイヤーを持って入ってくる
運転手は珍しかったらしい。中古品を高く売ろうとしていた目論見はここで外れる事となる。
すまんね。うちはワイヤーの加工工場をやっているのだよ(笑)
道具も前の会社で使っていたのが結構あったので古参の運転手より道具持ちだったりして。
そのうちいくつかを売って小遣い稼ぎしたり←ヤな奴だなあ(笑)
 ……遠い? 入った当時の配達先は一番遠いところで和歌山県紀伊田辺。もしくは岡山県倉敷市。
はっきり言って近い(笑)片道200kmも無い。しかし普段そう言う距離で行動しているとそれでも
遠く感じるらしい。今の自分がそうであるように(笑)
最初の頃、亀山(三重県)に行く運転手が「遠い〜」とぼやいていたのが印象的だった。
それまでの仕事考えるとそんなもん長距離どころか中距離にもならんのだが。
 みんな貧乏 何故か私が入ってしばらくしてから岡山便が急に増え出した。平たく言うと東岡山に下請けの
工場があるせいなのだが単価が安いので不満たらたら〜って感じぃ?
何しろ岡山市内及びその近辺、挙句は津山とかから積込に入りセンターに持ち帰り、さらに
帰ってから明日の荷物を積むという時間が厳しい状態。最初は時間が惜しいと高速を使う事も
あったのだが帰りの運賃がさらに安いのでみんな一般道に回るように。
 びっくり 某日岡山の帰り道。県境近くで国道の工事のため片側通行になっている所がありやむなく停車。
たまたま自分の車が先頭で、バックミラーを見ると後続の軽ワゴンが続いてゆっくりと止まった。
その後ろのトレーラーも止ま……え?速度表示のランプが消えない?
大型車両には速度表示のためのランプがキャビン上に三つあるのだがこれが三つとも点灯した
状態で進んでくる……それはこのままでは追突すると言う事に他ならない。
と、その時対面の車が途切れてこちらが進める状態になった。
急いで発進。と、同時に轟音を奏でて軽ワゴンの後ろからトレーラーが突っ込んだ。
追突寸前に気がついてハンドルを切ったのか、トレーラーは対向車線に飛び出し、そのまま
道路則面に衝突。軽ワゴンはバックミラーで見る限り横に2回転半して横倒しで止まった
生きているだろうか。そんな気持ちがよぎったが止まる訳にもいかず寸でのところで難を逃れた
自分の悪運に感謝しながら帰った。
後日その場所を通った時別に花とか飾られてはいなかったのでおそらく死亡事故には
ならなかったのだろうと一人納得する事に(汗)
 倹約する 毎月の収入を少しでも多くするためには努力が必要になる。特に私はビンボーだし(泣)
で、自分で削れるもの、あるいは減らせるものは燃料代と高速代。高速はどうしても時間との
兼合いで使わざるをえない場合もあるので定額のものは安売り屋でチケット購入。
燃料については出先で安い所があれば現金で入れてみたり。また、荷物待ちとかで停車してる
場合にはエンジンを止める。これはまあ以前からやっていたのでそれほど苦にはならなかった。
しかし止まっていると夏は暑いし冬は寒い。で、24V用の扇風機を購入。冬には以前からあった
寝袋を車内に持込んでくるまって寝ているがこれが意外に暖かい。
 壊れた(怒) 前述の扇風機、一夏で壊れやがってくださいました(怒)
秋の気配漂う9月の半ばに煙吹いて昇天。まあ夏を乗り切ったのだから良しとする考え方も
あるかもしれないが24V用の扇風機は高いのだ。5000円近くするのだ。もう一度買いなおすか
しばらく迷ったまま次の年の初夏まで様子を見る事にした。
 転 落 年が明けてすぐ、荷物の積込中雨に濡れた荷台と切削油にまみれた荷物と切リカスが付着した
安全靴の底。そんな要因が重なったのだろうか、2m近くの高さからアスファルトの地面に転落。
受身も何もあったものではなく背中から地面に叩きつけられた挙句荷物置場(プラットホーム)の
コンクリの角に後頭部をぶつけると言うおまけ付き。だがこの時の記憶が実は無かったりする。
頭をぶつけたせいかもしれない。気がついたら地面に顔を貼りつけて身動きできずにいた。
最初「立つな」と言われたがとりあえず立ちあがる。が、満足に歩けない。しかし動きそのものは
それなりに動けたので骨折は無いと判断。病院に搬送してもらって診察を受けるがその間も
時々意識が飛んでいて正直ヤバイかと思ったのだが既に荷物は乗っているし痛みを和らげる
点滴を打ってもらい湿布薬と痛み止めを貰ってその日は帰った。
 出 血 翌日早朝配達先へ降しに行く。この工場、いかんせんまともなワイヤーが無くてどれもこれも
ミミズが腸捻転起こしたような物ばかり。そんなモンで荷物吊ろうにもワイヤー架けるだけで
一苦労である。まともな状態でそれだからこの日はもう大変。
こっちが一晩経って青あざを作った顔で行ってるからいつもよりは口うるさく作業を急がせない
荷降し担当のオッサンだがそのうちいつもの調子で怒鳴りたて始めた。その時。
ワイヤー引っ張るために力を入れた瞬間止めど無く鼻血が噴出してきた。
後頭部打っている事もあってその時は本気で「もうアカン」と思った。さすがのオッサンもびびって
「・・・・・・まあゆっくりやれや」と気の優しい事(笑)「鋼材汚してスマンね」と言うと「や、まあ別に
拭いとけばいいやろー」と神妙な様子でいつもこうなら良いのになあ、とか思った。
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