逆・「リボンの騎士」な伝説


CHOBOKO
イギリスの俗説


日本でも公開された映画『エリザベス』。この映画は英国のエリザベス1世の生涯を描いたものですが、映画化されるまでもなく歴史上非常に有名なこのエリザベス女王について、以前に面白い話を聞いたことがあるので紹介します。幼い頃ロンドン郊外のお城で暮らしていたエリザベス王女は病で急に亡くなってしまい、側近達は彼女の「影武者」をたてることにします。しかし、彼女のようにラテン語等のあらゆる教養を身につけた少女を見つけることができず、しかたなく条件の合う「男の子」を「影武者」に仕立てたのです。このためにエリザベス(1世)女王は生涯独身を貫き、後年女性なのに頭が「禿げていた」…。という俗説がイギリスにあるんだそうです。ずいぶん眉唾な話ですが、こういう伝説が伝わってること自体が面白いですね。まさしく逆・「リボンの騎士」。でももし本当ならとても悲劇的な話ですね。