エネルギー消費量の測定





誰でも出来るエネルギー消費量の測定方法

このページでは、電気やガス・水道と言ったようなエネルギーや資源をどれだけ使用したのかを 誰でも知ることが出来る方法を紹介したいと思います。 このホームページを運営していて、「どのようにして消費電力などをはかったの?」と言う測り方の質 問が多いのでこのページを作りました。 地域によってはメーター類の表示方法が違うかもしれませんが、その時はその地域の電気ガス会社や水道局に訪ねるか それらのホームページに紹介している場合がありますので探してみてください。
また、(財)省エネルギーセンターでは「省エネナビ」な るもので一括して使用量が判る機器を推奨しておりますのでそちらも参考にしてみてください。


各エネルギーの 使用量を記録
  ■なぜ記録するのか?
  ■もっと記録したい!
  ■毎日の記録
  ■毎月の記録
電気
 ■電気使用量の測り方「電気メーター(積算電力計)の読み方」
 ■電気使用量の測り方「機器ごとに測定したい...(小型積算電力計の利用)」
 ■電気使用量の測り方「機器ごとに測定したい...(その他計測機器の利用)」
ガス
 ■ガス使用量の測り方「ガスメータの読み方」
 ■ガス使用量の測り方「機器ごとに測定する方法」
水道
 ■水道使用量の測り方「水道メーターの読み方」
 ■水道使用量の測り方「機器ごとに測定する方法」
ガソリン・軽油 (自動車の燃費)
 ■自動車の燃費の測り方「満タン方」
 ■自動車の燃費の測り方「燃費表示がある場合」


 各エネルギーの使用量を記録する 


家に設置されている各種メーター
なぜ記録するのか? 
なぜ記録するのか?..それはこうで す。  「ものごと現状を認識し判断し行動する..これの繰り返しである」..これは全てに置いて同じ事が言えます。 省エネルギーに対しても同じ事がいえます。  まず現状で一定期間どれだけの電気やガスをしようしているのかを知り、それはどのような条件(気温・湿度・天候..)で利用した場合か?、これを毎日 (毎週・毎月でもOK)記録する。 これに基づいてさらなる省エネルギーを行った際の効果をはかる事に利用します。 毎日電気メーターなどを見て記録する ことは面倒に感じることが多いと思います。 その場合は毎週決まった曜日に記録しても毎月決まった日に記録しても同じ効果(期間が長くなると詳細が判らな くなりますが)が得られます。

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」


各種計測機器
もっと記録したい! 
もっと記録するためにはそれ相応の機材が必要になってきます。 電気メーターなどでは 測れ ない部分、例えば各機器ごとの消費電力量などを記録するには個別の積算電力計が必要になりますし自動で長時間測定するためにはデータレコーダー(データロ ガー)が必要になってきます。 またそれを制御したり解析するためにはパソコンは欠かせないでしょう。
また、センサー類も充実させる必要があります。 各種温度センサー・湿度センサー・電 流センサー・視覚センサー...キリがありませんがいろいろ用意してみるとより多くのことが判るようになります。
左の写真は私の持っている誰でも使えそうなものを集めてみたもので、御家庭で誰でも操 作で き、用意できるものはアナログ・デジタルテスター(電流計付き)・デジタル室温計・湿度計、小型の積算電力計(エコワットなど)・時間を計るストップウ オッチ...などですね。 皆さんもいろいろ手に入れて測ってみては如何でしょうか。 また、良い計測機器などございましたらご紹介ください(制作ものも OKです!)。

毎日の記録ノート
毎日の記録 
我が家のエネルギー消費量チェックノートです。 このノートには1998年8月からの  日 付・記録時刻・電気メータ・ガスメータ・水道メータ・最低室温・最高室温・外気温・湿度・天気 に加えエアコン使用状況・洗濯機 の稼動状況・お風呂の使用状況(風呂・シャワーなど)・風向きを記録しています。私個人的には、余った欄 に、毎日の体重・体脂肪率・を記録し健康状態をチェックしています。(体も循環する環境ですからね!)この記録を始めてから、季節の移り変わりがよくわか るようになりました。 また、当然ながらどうすればエネルギー消費量などを削減出来るかを研究する基本材料となりました。この他に、毎月の電力会社・ガス 会社・水道局よりの使用量のおしらせ...なるものも別のノートに張り付けて参考にしております。

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」


毎月の記録ノート
毎月の記録 
これは毎月ポストに入れられている電気・ガス・水道(水道は2ヶ月〜4ヶ月おきです) の使 用量のお知らせなるものをノートに張り付けたものです。 これを参考にする事から始められるのが楽だと思います。 前年の記録と比較してどの程度改善され たかの明確な証拠になります。 家計簿などまめにつけていらっしゃる奥様方には簡単に実現できると思います。(何事も楽しみましょう!)

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その他色々な記録ノート
その他に、いろいろ記録するノートが存在します。 お風呂の消費エネルギーの 記録、水温の 記録...思いついたら記録。 皆さんも思いついたことを記録したり、思いついたアイディアを記録するアイディアノートなど用意されては如何でしょうか?  私の場合は、思い浮かんだアイディアがすぐ思い出せなくなるので、即書き込めるようにメモ帳を常備しております。(なんかえらそうに..発明家みた い...)

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 電気使用量の測り方 「電気メーター(積算電力計)の読み方」 


電気メーター(積算電力計)
さて、この写真はどこ の御家庭にも ある電気メーター(積算電力計)です。 積算電力計を説明すると色々専門用語(渦電流・時速密度・力率...)が飛び交いますので控えることにして... 簡単に言えば、このメーターに流れる電流(家庭で使用する電化製品を動かしたときに流れる電流)によって内部のコイルに磁界が発生しモーターのように中央 にある円盤を回す..使用する電流が大きいほど回転が速くなり直結されている表示板のカウントも速くなる(早いほど多くの電力を使用している)。 電流と 表現しましたが、この場合末端で接続される機材にはAC100V(厳密には変動している)が供給されるので電力と表現しても良いでしょう。 この電力をカ ウントしていくのがこの積算電力計です。

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電気メー ター(拡大)
さて、この時点のメーターを読んでみましょう。 単位はkwh(キロワット 時)..1kw(1000W)を消費する機材を1時間使用した時の電力量を言う。
簡単ですね、小数点一桁まで読めますか ら....5123.6kwh...と言うことになります。
例えば、1日でどのくらい電気を使用したのかを知りたい場合は、同一時刻(だいたいで よいです)にこの数値を記録を取り、前日の値との差が一日に使用した電力量と言うことになります。

例えば前日が、5113.6kwhで記録されていたなら、本日の 5123.6kwhから5113.6kwhを差し引いて10kwhと言うことになり、1日で10kwhの電気(電力)を使用したことになります。 さて、 方法が判ったところで次は実践ですね!

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 電気使用量の測り方 「機器ごとに測定したい(小型積算電力計の利用)」 


積算電力計(エコワット)
ホームセンターなどで よく見るよう になりました「エコワット」..小型積算電力計ですが、待機電力を測定するのには適さないようですが、稼働中の機材の電力量を測るには気楽に使える便利な 機器です。 表示も充実しており、電力量(kwh)・電気代(円)・計測時間(分〜時)でそのままのデータが利用できます。 1個3000円ほどですから 1台は持っておきたいですね。 冷蔵庫や2.2kw級のエアコンなど15A間での機器ならつなげることが出来ますので一度試してみては如何でしょうか?

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こちらから購入できます

電気代やCO2排出量測定にエコワット
ひとランク上の測定には ワットチェッカーがおすすめ

最上級の測定にはワットアワーメーターがおすすめ

電気メー ター(積算電力計)
これも積算電力計です。 勿論これでも測ることが出来ます。 ジャンク屋に行 けば転がってるかもしれませんね!

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 電気使用量の測り方 「機器ごとに測定したい(その他計測機器の利用)」 


デジタルテスター
これは言わずとしれた テスターです。 電流が10Aまで測れますからAC100Vの機材に接続すれば表示された値(電流)に電圧のAC100Vをかければ、電力が計算できるこ とは中学生の頃ならいましたよね!(なつかし〜い!)
この表示だと0.77Aですから100Vをかけて77Wと言うことになりますね。 瞬 間的な電力を測ったり待機電力など小さな電流を測る際には便利になってきます。 このタイプのテスターの他に非接触で測れるタイプなどございますので探さ れては如何でしょうか。
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おすすめクランプテスター
電気工事における電流測定。(工業用・家庭用)向け  TRUSCO ミニクランプテスター

■ ガス使用量の測り方 「ガスメータの読み方」 


ガスメーター
さて、この写真はおな じみのガス メーターです。 ガスメーターは、その名の通りガスの使用量を計測する機器で、最近では自信などの災害時に自動的にガス供給を停止する機構が内蔵され安全 性が増しております。 私の住む大阪市では13Aと言う都市ガスが供給されており、この他に12Aとかその他多種(7種 類:13A,12A,6A,5C,L1,L2,L3...2010年には13Aに統一予定)のガスが存在します。

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ガスメーターの表示
さて、読み方ですが、単位は立法メートル(m3)でお なじみの単位です。 小数点以下3桁まで表示がありますからかなり細かく知ることが出来ます。この写真の内容だと989.386m3に なります。
例えば、1日でどのくらいガスを使用したのかを知りたい場合は、同一時刻(だいたいで よいです)にこの数値を記録を取り、前日の値との差が一日に使用したガス量と言うことになります。

例えば前日が、105.123m3で記録されていたな ら、本日の106.123m3から105.123m3を差し引いて1.000m3と 言うことになり、1日で1m3のガスを使用したことになります。 さて、方法が判ったところで次は実践ですね!

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」

■ ガス使用量の測り方 「機器ごとに測定する方法」 


ガスメーターの表示
さて、機器ごとに、例 えばお風呂にどれだけのガスを使用しているかを知りたい場合は、お風呂にはいる前のメーターの値を記録し、お風呂使用の間は他のガス機器を使用しないこと を確認し、お風呂使用後のメーターの記録を行います。

例えばお風呂にはいる前、105.123m3で記録さ れ、利用後の値が106.123m3なら106.123m3から105.123m3を 差し引いて1.000m3と言うことになり、お風呂にはいるのに使用するガスの量は1m3と言うことになり ます。 さて、方法が判ったところで次は実践ですね!

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」

 

■ 水道使用量の測り方 「水道メーターの読み方」 


水道メーター
さて、この写真はおな じみの水道メーターです。 水道メーターは、その名の通り水道の使用量を計測する機器で、どこの御家庭でも玄関先などに設置されております。 表示は ちょっと複雑で小数点以上はデジタル表示で小数点以下はアナログめーたーとなっております。

さて、読み方ですが、単位は立法メートル(m3)でおな じみの単位です。 小数点以下3桁までアナログですが表示がありますからかなり細かく知ることが出来ます。この写真の内容だと565.190m3に なります。
例えば、1日でどのくらい水道水を使用したのかを知りたい場合は、同一時刻(だいたい でよいです)にこの数値を記録を取り、前日の値との差が一日に使用した水量と言うことになります。

例えば前日が、109.123m3で記録されていたな ら、本日の110.123m3から109.123m3を差し引いて1.000m3と 言うことになり、1日で1m3の水道水を使用したことになります。 さて、方法が判ったところで次は実践ですね!

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」

■ 水道メーター(小数点以下)
さて、もう少し詳しくわかりにくいアナログメータの読み方ですが、基本的に時 計回りに回り、時計と読み方が同じです。 右から1回転1m3、中央が1回転100リットル、左が一番小さい単位で1回転10リッ トルです。 この表示ではxxx.190m3と言うことになります。

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」

■ 水道使用量の測り方 「機器ごとに測定する方法」 


IH(電磁調理器)
さて、機器ごとに、例 えばお風呂にどれだけの水を使用しているかを知りたい場合は、お風呂にはいる前のメーターの値を記録し、お風呂使用の間は他の機器(台所など)で水道は使 用しないことを確認し、お風呂使用後の水道メーターの記録を行います。

例えばお風呂にはいる前、105.123m3で記録さ れ、利用後の値が105.423m3なら105.423m3から105.123m3を 差し引いて0.300m3と言うことになり、お風呂にはいるのに使用する水の量は0.3m3(300リット ル)と言うことになります。 さて、方法が判ったところで次は実践です

記録結果の詳細はこちらを→ 「省エネ対策記録」

 

■ 自動車の燃費の測り方 「満タン方」 


走行距離カウンター
さて、自動車の燃費の 測り方ですが まだまだ専用の燃費表示機能を搭載した車両は少ないようですので、一般的な「満タン方?」と言われている方法をご紹介しましょう。 方法は簡単で、ガソリ ンスタンドで給油する際に必ず満タンにしてもらい、その時の走行距離と給油したガソリンの量で計算が可能です。
例えば、写真では84.5km走っていることになる。 ガソリンスタンドで給油後必ず いた だく領収書には給湯量が印字されているのでそれを84.5km走留のに必要だった燃料の量とする。 領収書の印字が例えば10リットルならば、 84.5km/10リットルで燃費は8.45km/lと言うことになります。
 走行距離カウンター・リセット
ガソリンスタンドで満タン給油の際には走行距離カウンターの内容を記録することと、ゼロにリセットする事を忘れずに行ってください。 これが 基準となります。
 燃料領収書
これは給油・支払い後にいただく領収書です。 どこの会社も似たり寄ったりの 書式ですが、燃料の種類・給湯量・単価・金額など記載されております。この領収書に走行カウンターの値を書 き込んでおくと便利です
この領収書の場合は、レギュラーガソリン、給湯量44.0リットル、単価104円、税込み金額4805円...と言うことになります。 電気やガ スのお知らせに加えてこれもノートに貼っておくとよろしいでしょうね。 私の場合は、専用の小さなノートを車の中に常備し、そこに記録しております。

この満タン方では、平均車速が判らないためデータは抜けてしまいますが、目安に はなるでしょう。 町中と郊外とでは車の平均車速も変動し基本的に平均車速が小さいほど燃費も悪くなります。

詳しくはこちらを→「自動車 の省エネ」

■ 自動車の燃費の測り方 「燃費表示のある場合」 


燃費表示
これは私の自動車に搭 載されている ナビゲーションシステムに付属している燃費表示です。 この写真では、平均速度79km/h、燃費19.5km/lです。 残念ながら走行距離が表示され ないので走行距離カウンターの値を使用します。 燃費表示がなされているので計算する必要はないのですが、記録は残りませんのでノートなどに記録を残して おりきます。 こういった機能を持った自動車が1台でも増えることを期待しております。表示があることだけでも省エネ運転に貢献していること間違いありま せんからね!

詳しくはこちらを→「自動車 の省エネ」

 


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2001.9.14〜
最終更新:2001年11月18日


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