◆ブースト◆

★ブーストの基本的な説明
 1点の余剰消費(ブースト)ごとにSPE、POW、BAL全てが1ずつ上昇します。ただし、これは一つの行動に対してだけです。
 一度に余剰消費(ブースト)できる最大値(これをフルブーストと呼ぶ)は、ジェネレーター出力と等しい値までです。
 しかし火器のように余剰消費(ブースト)しても意味の無いものや、特別に指定のあるパワーを消費する行為はそれに従ってください。
 なお必ずブーストをする行動前にブースト宣言を行い、何点ブーストするか宣言して下さい。

◆ 例 ◆
戦闘中、攻撃の際「3点」のブーストを行ったためSPE、POW、BAL全てが3ずつ上昇し、結果、攻撃値、ダメージがブーストした点数だけ(「3点」)上昇しますが、この次に相手側の反撃の時の回避または受けの時にはこの能力上昇の効果はなくなっています。

ちなみに、騎士単独で行動する時、起動時に設定したブースト値固定は可能ですが、常にあらゆる行動に設定した値のブーストを行います。

◆ 例 ◆
ベルリンのジェネレーター出力は「5」ですので、フルブーストは「5点」になります。もちろん一度にそれ以上のブーストを行う事はできません。
※このルールではフルパワーコマンドなどの別のパワーを消費する(?)行為はルールの複雑化を招くことになるので触れていません。

パワー残量
モーターヘッド(MH)は、イレーザーエネルギーの使用により稼働します。そして、イレーザーは一時的に大きな力を引き出す事もできます(これを「ブースト」と呼びます)。
ここでは、ルール上でのエネルギー管理、パワー残量のルールを解説します。

◆パワー残量ルール
 ルール上、MHのイレーザーエネルギーは騎体を問わず99点と設定されています。MHは、これを消費して色々な行動を行います。しかし、エネルギーを消耗すると、通常各部に供給されているエネルギーが不足し、MHは徐々に活動が鈍くなります。そして、エネルギーが「0」になると活動を停止します。
 エネルギー残量が低下すると右表のように騎体の能力が低下します。
 また、このペナルティーが課せられるようになるのは、次ターンからとなりますので、それまでに何らかの方法でエネルギーを回復していれば、その分のペナルティーは課せられません。

●パワー残量表

エネルギー残量

能力低下

99〜60
59〜
49〜
39〜
29〜
19〜
9〜
0

低下なし
SPE−1
POW−1
SPE−2
POW−2
SPE−3
POW−3
機能停止
◆ 例 ◆
エネルギーが38まで減ったMHベルリンは、なんとかそのターンを終えました。エネルギーが「40」以下なので、このままでは「SPE−2」、「POW−1」の修正を受けかなり不利な状況となります。ですが、ターンの最後のパワーの回復により「5」点のエネルギーが回復したので、「43」となり、「SPE−1」、「POW−1」の修正となりました。

★戦闘行動時のパワー消費について
●戦闘時のブーストについて
行動

パワー消費量
打込み
チャージ
ラッシュ
ベイルアタック
回避
各受け
受流し
ノックバック攻撃
通常火器
特殊装備
ブースト使用時



攻撃回数×4







1〜

余剰消費(ブースト)は移動、攻撃、防御それぞれにおいてブーストをかけることによりそれぞれの行為の全て(攻撃時なら攻撃ロール値、ダメージ)が上昇します。ですが、全ての行動をフルブーストするなどという行動はとらない様にしましょう。でないとパワー消費にジェネレーターがついてこれず、エネルギーがすぐに底をついてしまいます。

★パワーの回復
 ジェネレーター出力と等しい値だけパワー残量が回復します。しかし当然
MAX値(大抵は99)以上にはなりません。
※よく行なう行動パターンのパワー消費からパワー回復分を差し引いた値はどこかにメモしておくと便利でしょう。
 また計算機でパワー管理するのも良いでしょう。

★パワー0による機能停止
 パワー回復以前にパワー残量が0になった場合、パワー回復はなく、そのMHは機能停止します。

対処方法
 ファティマ修正+2D6で、クリティカルか達成値20以上ならそのターンは機能停止をまぬがれる。しかし機能停止してしまった再スタートをかけねばなりません。
 再スタートをかけるには、ファティマ修正+2D6+再スタートにかけた分数で、達成値20以上をださなくてはなりません。達成値が20以上で成功するとジェネレーター出力+1D6のパワーが回復し、MHは再始動します。


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