◆コミックマーケット59◆ 2000年12月29日

大量搬入?
さあ、やって来ました。東京冬の陣。コミケです。
しかも、今回は20世紀最後のコミケです。
ま、コミケにはあんまり関係ない事だと思いますが。
今回私たちは、申し込みの際初の合体を企図したのですが、
『猫丸組』はあえなく落選。
ですが、今回はTRPG全体の落選が多かったらしく、
いつも見かけるサークルさんがいないという事が多々あり
少し寂しく思いました。やはりTRPG全体が降下線をたどっているのでしょうか?
ただ、『猫丸組』はこれは書類ミスかダミーと思われた為落選したというのが当方の予想です。
しかし、幸いな事に『FANKY企画』の方はいわゆる『島角』に配置されました。
単なる偶然か(TRPGでは結構あるみたいです)、
それとも今までの活動をスタッフが認めてくれたのかは分かりませんが、
何にせよコミケ初の島角。嬉しいです(^^)
しかも、全体から見ても良い配置で、
『南向き日当たり良好』といった今までで一番良い場所です。
さあ、ブースナンバーの札も用意しないと♪
そして、この場所に恥じない販売物を用意すべく
サークルとしても夏から冬という短い準備期間の中
可能な限りの準備を行いました。
在庫の確認、増刷の決定、新刊の発行。ホームページ上での告知。通販体勢の確立。
中でも新刊は『FSS』だけで2冊
サークル全体で4冊も用意できました。
『The Five Star Stories RPG サプリメント2(追加ルール)』
『The Five Star Stories RPG リプレイ3』
『東方幻想伝【体験版】』
『D-FACTOR』
の4冊です。
どれも、気合いが入っています。しかも、FSS以外に
オリジナル、オリジナルPBeMと種類も豊富です。
もちろん、品切れを避けるべく前回の実績をもとに数も十分揃えました。
しかし、前回の実績がくせ者だと気づいた時はもう遅かったのですが・・・

開店準備
さて、現地に到着。混雑する時間帯を見切っているので、
ホテルから余裕の出陣です。
ビックサイトの駐車場に集まる一般参加者を横目で眺めつつ会場へと入ります。
やはり、今日は少し一般の数が少なく思えるのは気のせいでしょうか?
「今日はまだ平日なんもあるけど客足大丈夫かなぁ?」
などと、心配しつつもやはり島角は嬉しいモノです。
ですが、着くと去年の冬のように業者搬入された段ボール箱で一杯です。
自分たちが直接持っていった分も合わせれば
ブースに積み上げただけで人が立つ場所しかない状態となってしまいました。
「だ、大丈夫かな? こんなにぎょうさん持って帰んのイヤやなぁ」
完成したブースを見た正直な感想かもしれません。
もっとも出た言葉は『ボクの部屋はコックピット(笑)』でしたけど。
そして、今回は初のカラーポスターも用意し、ディスプレイも商品数に比例して豪華になっています。
もちろん、ブースナンバーの札も用意も怠りありません。
ポスターはご存じの方もあるかもしれませんが、
FSSの原作10巻のワンシーンのカラー版です。
手前みそながら見栄えもよく、きっとよい目印となるでしょう。

またしても、戦線崩壊!
そして、開幕!
アナウンスも『今世紀最後のコミックマーケット開催します』
なんて言ってます。この一言いつも捻った一言が多いので、結構好きなんですよね。
いちばん印象深いのは、『セー○ームーン』全盛の頃、
丁度その日が放映日だったので、閉会の締めの言葉で
『帰ったら、みんなでセー○ームーンを見ましょう』と言った事です。
会場全体が爆笑の渦となったのを今でも印象深く覚えています。
まあ、そんな思い出話はおいといて戦闘開始です。
でも、今回は開幕すぐに訪れる方もなく、いつになく静かな開始となりました。
『ま、こんなもんやろ』とこちらも余裕です。
しかし、開始30分もたつとTRPGにも客が流れてきて、
私たちのブースにも来客が増えてきました。
ポスターもその効果を発揮しているようです。
間違えてアニパロのFSSだと思われた方までいました。ゴメンナサイ。
それに、ホームページの効果もあるようです。
ホームページに遊びに来てくださる方もオフで来て頂いたりもしました。
時代は変わったと実感させられますね。
しかし、そんな気分を吹き飛ばす事態が発生しました。
来店される方が多いのです。
しかも、初来店の方や、当サークルのゲームを広めて下さるという涙が出るほど嬉しい事をおっしゃって
多数買って下さる方が続出。
うれしい誤算と言うべきなのですが・・・悪夢再び。
ルールブックはあらかた売り切ったと予想していたので、
搬入量が少なかったのです。
見る間に段ボール箱の中身が減って行くではありませんか!
結局またしてもお昼を迎えるまでにルールブック完売。
ついで、在庫の少なかったリプレイ1も1時半には弾切れ。
その後、来店される多数の方にご迷惑をかけてしまいました。
幸い、新刊は全て最後まで残っていたのが、僅かな慰めでした。
ただ、FSS以外は相変わらず苦戦を強いられ、
色んな意味で教訓の多いコミケットとなりました。

遠吠え・・・
くそーっ!次は創作TRPGの版図を塗り替えるぐらい増刷してやる!!


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