◆コミックマーケット60◆ 2001年8月10日

オタクの夏
同人夏の陣『コミックマーケット60』がやってまいりました。
今年の私たちFANKY企画のテーマは「オリジナルTRPGの版図を塗り替える!」です。
(単に運営者の私の戯言という噂もありますが(爆))
そしてその一つの山となるのが、当然この夏コミです。
このため、多数の新刊と既刊の大増刷の発行を行いました。
東京初出しのアイテムだけで、
「JONO 3020」、「データ集」、「チャート集【改訂版】」、「キャラクターシート集」の以上四点。
そして、切り札(笑)の「The BOX」!

コミケに初めて出展した丸2年前の夏に一体誰がこれだけの新刊ラッシュ&大増刷を予想し得たでしょうか?
私たちサークルスタッフの面々もただ呆れるばかりです。

ただ、こちらから運ばねばならない荷物だけで段ボールで4箱分・・・
スペースに直接搬入される数と合計すれば未曾有の数となることは間違いなく、
手前みそならがら、TRPG1番の搬入量ではないかと思いました。

では、膨大な物資をもっていざ有明に出陣です。


会場前
私たちの参加した日は夏コミ初日の8月10日金曜日。
客足に若干の不安を感じつつも、
滞りなく会場に入り、いざ我がブースへと・・・
そして、そこで絶句。
『なんちゅう数や・・・』これが私の正直な感想でした。
いくら今年一年分全てとは言え、あまりにも刷りすぎたのかもと少し後悔。
サークルメンバーの「ここには、敗北を知りに来たんですよ。」というジョークにも、
めげず設営開始。

設営は今回合体スペースだったので、
島角すぐとなりながらつつがなく進行。
ポスターもPOPもいつもより多く用意しているので、
周りから浮き上がること、浮き上がること。
いつからこうなってもうたんやろうなぁなどと思いつつ、販売準備も完成し、
今回の切り札の「The BOX」を、ディスプレイ用と、
販売用に少しだけ組み立てつつ会場を待ちます。
あとは、事前チェックに来る方などと
談笑を交わしつつ開場まで時間つぶしです。

そして、戦いに赴くスタッフ達を見送りながら、
今回は、一人で開場を迎えました。


戦闘開始
コミケ恒例の拍手の中21世紀最初のコミケが始まりました。
でも、TRPGジャンルは静かなモノです。
と、思っていましたが、開始早々に常連の方が来てくださいました。
ウチに真っ先に来て頂けるなんて、いつもながら有難いことです。
そんな事を思いつつも、せっせと来訪者の方への対応で何やらてんやわんやです。
なんだか、回を重ねる事に先に来てくださる方が増えているのかも・・・
いや、単にすぐに満員御礼を出してしまう不甲斐なさのため、
先にわざわざ来てくださっているだけでしょう・・・多分。
でも、どちらにせよ、こうして直にユーザーの方とふれあうことが出来るのは嬉しいモノです。

けど、最初の30分ほどは一人で売り子をしたので大変でした。
ご迷惑をおかけした方、本当に申し訳ありませんでした。
ひとえに、これは私たちの誤算が生んだ結果です。
よもや、「The BOX」があれほど売れるとは予想だにしていませんでした。
最初は「・・・そして、捨て身のギャグ、BOX」とか言ってましたが、
バラ売りしていたにもかかわらず、内容物事買って下さることの多いこと。
すぐに、作り置きがなくなり、その場で組み立てるハメに・・・
すぐに帰還したスタッフに「BOXどんどん組んでくれ」と泣きつく始末です。
そして、20箱用意したものは、11時半には完売となりました。
その後も多数の来訪をいただき、
私たち的には、今回も満員御礼と言え、
本当に充実したひとときとなりました。
来てくださった方ほんとうにありがとうございました。

ただ、サークルカットで告知していた、リプレイ4を
求めて下さる方が多数いたことが、
心苦しい事となりました。
冬には必ず発行したいと思います。

あと、今回は新刊、既刊共に殆ど閉会まで維持することができたので、
そう言う意味でも成功でした。


後日談
ただ、残った膨大な数の在庫を送るのに酷くて惑ってしまい、
予想していたとはいえ、少し辟易とさせられました。

あと、予想外の売れ行きを示した、
お遊びアイテム「BOX」の増刷を行うことをその場で決定。
冬には今回よりも多数作ることになりそうです。



Comic Communication 2へ 戻る  進む Super ComicCity in 関西7へ