山岸 徹*作曲家ウェブサイト→●トップページへ
2019年5月3日更新
最近、私の歌曲や合唱作品で、三浦照子さんの詩によるものを演奏していただく機会が増えました。
考えてみると、私が作曲したそのような「詩を伴う作品」の中で、三浦さんの詩によるものが一番多く
なっていましたのでその結果と言えるかもしれません。
三浦さんの詩には一見やや古風な言い回しがありますが、そのような中に、和歌などの古典文学のような
優雅さが感じられます。そして、時代が違っても、あるいは様々に立場が違っても人間の奥底の本質的な
感情は、そんなに変わらないのではないかと教えてくれるような気がします。
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あらためて読み返してみて、フィクションでありながら、普遍的とも感じられるほどの壮大なイメージの
広がりと力強さに圧倒されます。
そして、同時にそこに広がる日本の原風景のような、本当に美しい世界に思わず心が震えるのです。
それを、どうしても音楽で表現してみたいという思いに駆られます。
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三浦さんとは「ひょうご日本歌曲の会」の活動を通じて知り合うことができました。
私は三浦さんの詩を本当に理解できているのだろうか… と不安になることもあります。
しかしそのような時、三浦さんは、あたたかく励ましてくださいます。
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本当に感性を共感することのできる詩に出会うことは、意外と難しいと感じるのですが、
もしかすると三浦さんの詩は、私にとってそのような詩なのかもしれません。
第73回 関西合唱コンクール[中学校部門・高等学校部門]の審査を担当させていただきました。
第73回 関西合唱コンクール[中学校部門・高等学校部門]2018年9月23日(日)
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
<主催>全日本合唱連盟関西支部(関西合唱連盟)・朝日新聞社、<後援>NHK
全国大学音楽教育学会 第34回全国大会《仙台大会》と全国理事会に参加しました。
この学会は、おもに教育系の大学や短期大学に所属する音楽関係の教員によって組織され、
全国で500名の会員が所属しています。
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今回は「豊かな感性の育ちから音楽表現へ」との大会テーマのもと、多くの発表がなされました。
川島隆太氏(東北大学加齢医学研究所長)による「脳科学から見た子どもの脳の育み方」という
基調講演では、スマホの使用時間が増えるほど学力が低下するとのショッキングなデータも紹介され、
大変インパクトがありました。
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筆者はこの学会の関西地区での会長をさせていただいていますが、2年後の2020年には関西で
全国大会が開催されることになっていて、その実行委員長を担当することになります。
今後、準備作業を本格化してゆかなければなりません。
関西地区学会は現在百名を越える会員の先生方が所属しておられますが、
情報交換や交流の場としても、より魅力的な会にしてゆきたいと考えています。
全国大学音楽教育学会 第34回全国大会《仙台大会》2018年8月23日(木)〜25日(土)
仙台ガーデンパレス
<主催>全国大学音楽教育学会 <主管>全国大学音楽教育学会東北地区学会
<後援>河北新報社
<協賛>株式会社音楽之友社、株式会社協同音楽出版社、株式会社ドレミ楽譜出版社、
・株式会社ヤマハミュージックジャパン、図書出版圭文社、株式会社MLシステムズ
筆者は勤務先の都合で、23日(木)〜24日(金)の2日間のみの参加となりました。
台風20号が西日本に上陸する最中、偶然往復とも空路で移動することが出来ました。
本日、第29回 奈良県合唱コンクール(中学校・高等学校の部)の審査をさせていただきました。
中学校部門(同声合唱の部)6団体、高等学校の部(Aグループ)5団体が出場されました。
少人数の学校もありましたが、透明感あふれる美しい歌声をお聴きし、心が震える思いでした。
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私が初めて奈良県のコンクールの審査を担当させていただいたのは、たしか1990年代の前半ころ
だったと思います。
以来20年以上が過ぎ、その間に何度も聴かせていただきました。
その間の変遷を思い出すと、とても感慨深いものがあります。
あらためて奈良県の合唱の層の厚さを感じます。・
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第29回 奈良県合唱コンクール(中学校・高等学校の部)平成30年8月19日(日)
大和高田市立文化会館さざんかホール
<主催>奈良県合唱連盟・全日本合唱連盟関西支部・朝日新聞社
<後援>奈良県・奈良県教育委員会・大和高田市教育委員会・NHK奈良放送局
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上掲写真は終了後に撮影したもの。
5名の審査員:左から、声楽家・浅井順子氏、合唱指揮者・山口英樹氏、
合唱指揮者・奈良県合唱連盟理事長・当麻礼子氏、作曲家・石若雅弥氏、そして右端が筆者。
(当ウェブページ掲載のご了解をいただいています)
8月になって勤務先短大の前期授業が終了し、Nコン島根県コンクール、岡山県合唱コンクールと
続けて審査を担当させていただきました。
その後、勤務先短大のゼミ合宿を終え、ようやく昨日から夏休みになりました。
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堂島川沿いにある自宅マンションのベランダも夜はようやく少し涼しくなってきました。
湊川神社(神戸市中央区) 2月18日(日)
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2月18日(日)「ひょうご日本歌曲の会」の総会と懇親会に出席しました。
会場となったのは、JR神戸駅の北方にある湊川神社内の楠公会館。
ふだんは結婚式などが執り行われる境内の一角にある厳かな場所です。
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「ひょうご日本歌曲の会」は、詩人・作曲家・演奏家によるコラボレーションの活動の場です。
2008年11月に第1回の演奏会を開催して以来、昨年までに10回の演奏会を開催するなどの活動を
続けています。
私も作曲者として発足当初より参加し、これまでに9曲の歌曲をこの会で発表しました。
多くの方との交流の機会となりました。
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JR神戸駅前
倉敷市内(倉敷美観地区) 2月10日(土)夕刻
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2月11日(日)、岡山県ヴォーカルアンサンブルコンテストの審査をさせていただきました。
前日の夕方、会場のある倉敷市に到着し、大原美術館や倉敷アイビースクエアなど、
多くの伝統的建造物が並ぶ「倉敷美観地区」に程近いホテルに宿泊しました。
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コンテストは11日(日)の朝10時から夕方の6時ごろまで続き、小学校・ジュニア、中学校、
高等学校、女声合唱、男声合唱、混声合唱の6部門、59団体の皆さんが出場されました。
岡山県で審査をさせていただくのは今回が初めてでしたが、多くの素晴らしい演奏をお聴きする
ことができました。岡山県合唱連盟の皆さんはじめ、多くの方々に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
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第25回 岡山県ヴォーカルアンサンブルコンテストの会場となった倉敷市芸文館前
2月11日(日)朝
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福知山市内(練習会場のひまわり保育園からの風景) 1月21日(日)朝
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京都府福知山市で活動を続けているコーラスグループ「コーァフロイデ」の指揮をさせて
ただいています。
実際に私が福知山での練習に伺うのは月に1度ほどのペースで、
普段はピアノの芦田加珠世先生が指導をして下さっているのですが、
そのようなスタイルで、もう15年くらい通い続けています。
少人数であることを生かし、曲数をできるだけ絞って深く追求するという方式をとっています。
あたたかな雰囲気の素晴らしいグループです。
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1月21日(日)の「福知山市合唱祭」に出場するため、前日の夕方から福知山に行きました。
この日は、城崎温泉行きの特急「こうのとり」が途中の福知山で運転打ち切りとなるほどの
雪でしたが、そのために美しい冬景色を見ることができができました。
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演奏曲は次の2曲:
・O Vos Omnes(Tomás Luis de Victoria 作曲)
・A Clare Benediction(John Rutter 作曲)
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最近はかなり響きがまとまってきて、ルネッサンス時代のアカペラ作品もレパートリー
に取り入れています。
奥行きのある立体的な表現で、美しいアンサンブルに仕上がってきました。
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福知山駅前ロータリー付近 1月20日(土)22時頃
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宿泊先のホテル前
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会場の福知山市厚生会館ロビーにて 1月21日(日)
神戸・北野:うろこの家(旧ハリヤー邸)
神戸という街が好きで、ときどき訪れます。
自分は大阪に住み、ふだんの日常的な活動はほとんど大阪で済んでしまうのですが、
大阪からはそんなに遠くない距離の神戸に来ると、不思議と新鮮な気持ちになります。
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昨日「神戸波の会」総会が神戸・北野のホテルで開かれ、出席しました。
この会は日本歌曲の演奏や研究・紹介を趣旨としていて、おもに関西在住の声楽家の方々が
会員なのですが、私も参加させていただいています。
演奏会で私の作品を取り上げていただいたことも何度かありました。
お世話になった方々や友人に久しぶりに会えるのが嬉しいし、何気ない会話の中から次の活動の
ヒントや原動力が湧いてくるような気がします。
昼間の会だったので、終わってからの午後のひととき、付近を少し散策してみました。
このあたりは数多くの歴史的な洋館が建ち並ぶ観光スポットで、有名な “うろこの家”(上の写真)や
“風見鶏の家”もこの一角にあります。
それらの一つ、通りかかったプラトン美術館(イタリア館)という建物に入って見学してみました。
大正初期に建てられたという美しい建物で「歴史的伝統建造物」に指定されているとのこと。
個人が収集したという、イタリアを中心とした欧州の家具、調度、絵画、彫刻、工芸品などが展示
されています。
とても寒い日で観光客もあまり多くなかったからでしょうか、館の執事の方がていねいに案内して
下さいました。
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プラトン美術館(イタリア館)内部の様子:
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当館の執事の方
*当ウェブサイトへの写真掲載は、当館のご了解をいただいています。
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