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願望の実現

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あなたが一度この世に実現しようと堅く決意したものは、その決意を中和するか修正しない限り、必ず実現してあなたの体験するところとなるのである。それゆえあなたがある確固とした希望を実現しようという決意に到達し、その実現のありさまを命の底深く実感するとき、宇宙に遍満する心の大海原を動かす力が発生し始め、あなたの人生の目的の実現に同調する人たちがあなたと自然交渉を持つようになるのである。こうしてあなたをして正しい方向に着々と動かす機会があなたの前に現れ始めるのである。

我々はたいてい多くの願望を持つものであるが、その中で我々が意識的にせよ、無意識的にせよ、断固として実現しようと自ら決意するようになった強力な願望だけが実現することになるのである。我々の決意はこのように自分の夢を実現するために必要なことを実行する動機を与えるものなのである。そしてあなたが自分で目的とするところのものを、すでに実現せる現実として心に描き込むとき、その夢を達成するに必要な手段は自働的に備わってくることになるのである。

宇宙の空間を満たしているエーテルは、無数のアイデアで満ちあふれているのである。そして我々は自分の心境の程度にしたがって、そのアイデアを感受することができるのである。すなわち我々の心が開いて受け入れ態勢になっておれば、それらのアイデアを受けることができるのである。願望を抱くこと自体は少しも悪いことではない。どの道我々は願望を実現する行動に移るまでに、まずその夢を実現する体験を得たい、という願望を持たねばならぬのである。

他から強制を受けていだくに至った願望、または自分の人生の方針や達成目標と矛盾する願望は、エネルギーと時間の浪費となるのである。しかしそれが成就した場合に我々の人生経験を豊かにし、さらに我々が交渉を持つ全ての人たちを裕福にするような願望であれば、それはいだいてもよいのである。

あなたはあるアイデアなり企画を選んでこれにしようと決定し、その実行計画を詳細に打ち立てた後は、それはすでに実現したのであるとの実感を心に堅く確立することによって、自分自身が「アイデアの実現」そのものと一体になるのが良いのである。このことは、あなたがアイデアの実現方法をどのような経路で、いかにしてやるかなどと具体的に考えようとする前であっても、断じてなすのがよいのである。

これはアイデアの実現計画のうちで非常に重要な部分を占めるのである。我々は自分には大きな夢を実現する器量も能力もないのであるとしり込みして、夢を大きく描くのをしばしば躊躇するのであるが、あなたは心にこのような考えをはびこらせてはならぬのである。

あなたは、自分の夢は今すでに実現せる現実であるとして、こころで実感するがよい。記憶せよ。夢はすでに成就したと心に受け入れてしまうとき、それは自働的に実現のための手段を動かす力となるのである。だからあなたは「自分の夢はすでに現実である」と心にありありと実感することを始めよ。今それを始めるのだ!

我々が心に決意するとき、どのようなことが起こるのであろうか。我々は心という素材の「実質」の大海原に住んでいるのであって、我々が心に描くイメージの通りに、その心という「実質」は絶えず型どられ、形成され、さらに修正されたりしているのである。それゆえ我々が確固たる立場を心に確保するとき、周囲の外界が自分の信念通りの形をとり始めるのがわかり始めるのである。

もし我々が建設的な信念をいだくのを止めてしまうならば、我々は自分の周囲の外界が、恐怖と最も弱体化された想念の反映として、不安の様相を呈するのに甘んじなければならぬのである。我々は常に自分の信念をそのまま外部に現象として表現しつつあるのである。毎日時々刻々、我々は自分の想念、感情、根強い信念によって潜在意識を型どり、形成しているのである。そして我々の意識状態はそのまま我々の生活体験として反映して出て来るのである。

我々は自分の信念を強固に保持するときは、周囲の情勢が我々の信念通りに生活に反映して来るのがわかり始めるのである。すなわち、そのとき心にいだいていた新しき願望が具体化し、実現する過程として、自然と必要な人に会い、機会を得、才能や資金に恵まれ、そしてさらに内からの導きも自分の心境に相応しいものが出てくるのがわかるのである。

あなたは自分の信じるところのものがたとえいまだ実現していなくても、信念を翻すようなことがあってはならぬのである。ある有名な実業家に「あなたは始めは無一文であったのに今は巨額の財貨を持っていらっしゃるが、この事実をどう説明されますか」という質問を発してみたら、この裕福な実業家は答えるのだった。「君は私が無一文で出発したと勝手に仮定したが、それは間違っている。私が出発したときは、すでに私はそのとき全てを心の世界に持っていたのだ。私のしたことは自分の意志通りにそれを形づくっただけである。だれでも機会は平等に持っているのである。」

このようにおよそ希望実現のもととなる実質的素材は今すでにここにあるのである。我々はただそれを適当な時間と空間面に、適当な形を与えるだけの問題である。あなたは心という原料を用いて、自分がつくって世の中に提供したいと欲するものを製造しつつあるのである。仕組みはそれほど簡単であるのである。

あなたが想念感情の乱れによって、失敗と混乱を身辺に現しているときでさえも、あなたが創造しつつあることには変わりはないのである。ただあなたの想像力の働き方がその場合、調和と完全の線に沿っていいないというだけのことである。現世に秩序と均衡を映し出すためには、心の内容が整っていなければならぬのである。あなたは自分の欲しないことを心に思い浮かべる代わりに、自分の欲することを心に描き、それを観ずるようにせよ。そして、それをありありと実感して実現するようにせよ。

あなたは、ものの考え方、見方が自分と異なる人があなたの考え方を改めさせようと迫ってきた場合、そのときあなたは自分の見解が正しのであるという確信が持てるならば、断固として「ノー!」と拒絶せよ。あなたは何者にも束縛されない自分自身の見解を保ち、内なる霊感を維持し、自分が正しいと信ずる方向に前進せよ。

あなたの周囲を観察すると、男にせよ、女にせよ、よく生活の均衡がとれてこの世に何かを成すところのある人たちは、この世界を成立させている要素に対して恐れずに立ち向かっている人たちであることがわかるのである。万物は同じ一つの基本的な心の実質から生じたものであるという真理を把握するとき、あなたは何を取り扱っても恐怖心を抱かなくなるのである。

あなたは行動を開始しようと決意したときは、自分の想念・感情・行動を同一方向に働くように統率して、最後まで徹底的に前進せねばならぬのである。あなたは持てるすべての事物を自分の計画の中に注ぎ入れよ。あなたの姿勢・衣服・声の調子・心境等はすべてあなたの偽らぬ感情を表現しているのである。あなたはただ動き回るだけでは充分でないのである。またよきことを考えるということは正しい方向へ進むための第一歩に過ぎぬのである。あなたは自分の感情ならびに行動の働く方向と想念の方向を一致させねばならぬのである。

あなたは鏡の前に歩み寄り、自分の姿を見るがよい。あなたは鏡に映っている自分に好感が持てるだろうか。鏡の中からあなたを見つめているのは成功の雰囲気を持つ人の像であろうか。あなたは鏡のの中の像を見てその雰囲気を一変するためになんとかしなければならないと感じませんか。もしそうなら直ちにそれを実行せよ。

あなたは人生で自分の天分を生かすことができる適当な活動分野を真に知り、そこにしっかりと腰を据えて落ち着くとき、あなたに共鳴して協力を惜しまぬ人があなたのところに集まってくることを知るであろう。この場合、あなたは自分をどう見るかが真に問題となるのである。あなたは自分の信じる通りのものとなってあなたの世界に住むのである。

『心の力の秘密』 ユージン・ロイ・デービス 1964年 伊藤正・谷口雅春共訳

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 2003 Yoshiaki Sugimoto