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無限者との協調 宇宙における最も目を見張るべき中心的事実は何といっても、無限の生命、無限の力を有する宇宙霊というようなものがあらゆるものの背後に存在して、それがすべてのものに生命を与え、すべてのものの内に、すべてのものを通して、それみずからを顕現しつつあるということである。 このすべてのものの背後に存する「無限生命」にして「無限力」なる「霊」を私は称して「神」と呼ぶのである。私は諸君がそれを何と呼ぼうと意に介しない。大慈、光明、摂理、超越霊、全能者または諸君が最も便宜と思われるどんな名称で呼んでも差し支えないのである。宇宙には一切の本源者が存在するというこの中心的な大事実を私たちが一致して認めるかぎり、その名称如何(いかん)はなんら意に介する必要はないのである。 そういうわけで、私はこれを神と呼ぶが、神はこの無限者なる大霊であって宇宙のいたるところに遍在し給うのである。そしてそれゆえに、一切のものは神より生まれたものであり、神の内にあり、神の外にあるものは一つとして存在しないのである。さればまことにも、真理をもととして論ずれば、神の内に私たちは生き、動き、我々の存在を保っているのである。 「神」こそは私たちの「生命の生命」であり、我々の生命そのものであるのである。私たちは私たちの生命を神より受けた、そして今も間断なく生命を注がれ受けているのである。私たちは神の生命を分かち持つものである。私たちは「個性化した霊」として出現したという意味で「全体生命」から分離したようではある。 神は、我々及び諸他の一切のものを包容する無限者なる霊であり、その精髄においては、「神の生命」と「人間の生命」とは全然同一なのである。だから「神の生命」と「人間の生命」とは一体であるのである。それはその精髄においてその性質において異ならないのであって、その程度において異なるに過ぎないのである。 もし以上述べたことが真理であるならば、当然次のごとき結論に到達し得ると思うのである。すなわち私たち人間は、本源なる神の生命の流れに自分自身を打ち開く程度に従って、神そのものに一層近づくのではあるまいか、ということである。果たしてそうならば、人間がこうして神そのものに一層近づき得た程度に従って、神の「力」を自分の身にまとうことができるはずである。 これこそが人間生活における最大の中心的真理であって、この中心的な事実のうちに他の一切のことは含まれており、爾余(じよ)の一切は付随的に発生するのである。私たちがこの無限の大生命と一体であるという真理を意識的に自覚し、自分自身を大生命の聖なる流れに、自分自身の心を打ち開き得る程度によって、私たちが実人生において大生命の徳と力とをどの程度現実化し得るかということが決まるのである。 この自覚が得られれば、今まで私たちを支配していた恐怖と不安とは信念に一変し、その信念を正しく理解し、正しく利用するならば、いかなる障壁をも越え得るところの偉大なる力にまで発展するのである。 神にただひたすらに心を振り向けている者は、人生のどんな荒波をも踏み越えることができるばかりでなく、その信念を通じて、そしてかくて得たる「力の自覚」によって、どんな暴風が吹きすさもうとも、晴天を迎える時のような平穏明朗な心境でその日その日を迎えることができるのである。なぜならこのような人は、結局その成果がどうなるかについて明るい見通しを立てているからである。すなわちあらゆる事物の奥底に動いている「永遠の支える手」があることを知っているからである。 このように神に専心振り向けている者は、いかに周囲に不安擾乱が満ちていても、心安らかに次のように自信をもって述べることができるのである。 わたしは急ぐことをやめて歩調をゆるめて歩く なぜなら急いで走っても何の効果もないからだ 私の歩む道は永遠に通ずる道である そして私に属する事物はその持ち主なる私を知っているのである 夜が来れば眠り、朝が来れば目覚める わたしの尋ねている友はまた私を探しているのである どんなに暴風がやって来ようとも私の船は安全である いわんや私の運命の潮流を変えることはできない (後略) 『無限者との協調』 ラルフ・ウォルドー・トライン 1896年 谷口雅春訳 ●カウンセリングとコーチング ●ビジネス・コーチング入門 ●社会人のためのカウンセリング ●ライフワーク・コーチングの奨め 主要メニュー コーチングを受けて見ませんか コーチングとは コーチとは コーチングの例(パーソナル) コーチングの例(ビジネス) 体験コーチングの進めかた 体験コーチングの申し込み |
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2003 Yoshiaki Sugimoto |