主要メニュー
コーチングを受けて見ませんか  コーチングとは  コーチとは
コーチングの例(パーソナル)  コーチングの例(ビジネス)
体験コーチングの進めかた    体験コーチングの申し込み
ふとした感覚

コーチング:水仙1 コーチング:水仙2 コーチング:水仙3 コーチング:水仙4

直感、言葉を換えて言うならば「ふとした感覚」はどこから生まれてくるのだろうか。

結論を言えば、自分の人生にプラスとなる「ふとした感覚」は守護霊。むろんその人のご本霊が住んでいる霊界が「ふとした感覚」の基礎となっている。その人から常に沸きあがってくる「ふとした感覚」が明るい人は、ご本霊が生きながらにいい霊界に住んでいる人だといえるだろう。ともあれ「ふとした感覚」が人生を決めてしまうことが少なくないのであるから、けっしてないがしろにしてはならないのだ。いい「ふとした感覚」をいつも持つように心がけよう。

では、この良き「ふとした感覚」を生むためにはどうしたらいいのだろうか。明るく発展的な感覚にし、自分自身のご本霊を発動させるにはどうしたらいいのだろうか。

まず第1が少しでもいい土地に住むことである。第2に少しでもいい人間とつきあうことである。第3に少しでもいい自然の景色と気にふれることである。第4に少しでもいい神気にふれることである。第5に少しでも人生を明るく前向きにする言霊の宿る、いい本を読むことである。第6に少しでも美意識を高める芸術にふれることである。第7に少しでもいい心と感覚を呼び起こす、色彩とムードあるインテリアを選ぶことである。第8に少しでも明るく前向きで清々しい感覚になれるファッションを選ぶことである。第9に少しでも日当たりのいい家と部屋に住むことである。第10に少しでもいい念と感覚が出てくるよう、いい思いを習慣化させることである。第11に少しでもいい感覚を人に与えるような態度、言葉、礼を行い、相手がそう思う感覚を自分にはね返らせることである。

このように自分を豊かに明るくし、意欲的で、発展的で、美しく、すばらしい世界を大切にしている人間は、ますますいい感覚といい人、いい認識、いい運気に恵まれるようになるのである。

できるかぎりいい環境に自分を置くことが大切なのだが、現実的には、不本意ながら悪い環境に身を置かざるを得ない人も多いだろう。そのような人はどうしたらいいのだろうか。

これに関しては、臨済宗の祖・臨済禅師がこのようなことを言っている。

「随所において主たらしめば、立所悉(ことごと)くこれ真なり」

随所、随所において自分が主体となって、環境に影響されず、かえって環境に影響を与えるようになれば、そこに真がある。つまり、何をやっても自分自身の本質的な御魂の発露から為され、自己の本質的霊性が赫々(かくかく)と露呈していることとなる、という意味なのであるが、これをもっと平たく言えば、どんなに苦しくても悲しくても、人間関係などの環境に影響されず、逆に環境に影響を与えるような自分となれば、そこに本来の自分がいて、何の迷いも惑いもない、真実の自己実現ができている、--- これがだいたいの意味である。

「随所において主たらしめば」という主体的意思をもって、ふとした何気ない世界を、強引にでもいい方へもって行けるような自分をつくることができたら、環境を支配する人間、そして、環境を自分でどんどんつくっていける人間になれる。さらに言えば、自分が生まれてきた家、親、国、人種、親の財力・・・・・・など、どんな環境にあっても、これを一切眼中に置かず、かえってバネとすれば、人は一切の愚痴、不足がなくなって、ただ進歩と成長があるのみである。そういう、一切の環境を踏み越えて、自分を見失わない真人、哲人、至人を主というのである。

たとえば、人間関係での葛藤の多い職場で働いているとする。この場合職場の環境がどうのこうのという前に、自分自身が積極的に明るく発展的な存在となって、人間関係を改善していけばいいのだ。もちろん、どうすることもできない人は無視するか、けんかすべきときはあっさりと見事にけんかして、勝っても負けても悠然として仕事を楽しんでいたらいいのだ。そうすると、相手の方が気を使うようになる。胆力の差だ。そうすれば職場の同僚は生きるし、先輩は改心するし、自分も図太く生かすことができるだろう。

こう書くと、いい場所に住め、いい環境に身を置けというさきほどの話と矛盾するように思われるかもしれないが、決して矛盾しているわけではないのだ。

いい環境に身を置くのが何よりも第1番だが、それが許されないのなら、それを天の試練と受け止めて、環境に影響されるのではなく、かえって環境に影響を与えるよう、勇敢な開き直り人間となるべきだ、ということなのである。実際のところは、ある事柄に関してはいい環境だが、別の事柄に関しては最悪だ、というふうに入り交じっているはずだ。だから、最悪の事柄に関しては、勇敢な開き直りで立ち向かえばいいのである。

また、こう考えてもよい。良い環境、悪い環境といっても、所詮主観的な問題である。客観的には環境に恵まれていても、不満ばかりいう人もいるし、恵まれなくても満足している人もいる。

つまり、良い環境であるか否かは本人の尺度いかんなのであり、良い環境にしてしまうのも悪い環境にしてしまうのも、すべては本人の意思と努力ととらえ方にかかっているのである。だから、社会的な客観的基準からして、すべての環境が劣悪だと判断したら、本人の尺度を柔軟にパッと変えてみることだ。「幸せないい感覚」を失うことがないよう自分自身を救済するために。こうして常に環境に対して主体性をもち、「ふとした感覚」を大切にする人は、いかなる場合にも、強運に恵まれる人となることができるのである。

『大除霊』 深見東州 1999年 たちばな出版

カウンセリングとコーチング
ビジネス・コーチング入門
社会人のためのカウンセリング
ライフワーク・コーチングの奨め

主要メニュー
コーチングを受けて見ませんか  コーチングとは  コーチとは
コーチングの例(パーソナル)  コーチングの例(ビジネス)
体験コーチングの進めかた    体験コーチングの申し込み

 2003 Yoshiaki Sugimoto